MC68000 Maniacs!
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先日,発掘した「武尊」のディスク群の中から「Ko-Windowシステム」がでてきました。「Ko-Window」とは,1990年にリリースされた,X68000+Human68K上で稼働するウィンドウシステムです。あの,SX-Windowと時期を同じくして登場した「Ko-Windows」は,なんとフリーソフトウェアであり,その洗練されたインタフェイスは,もはやフリーと思えない程の完成度を誇っていました。

MOTIF時代の X-Windowを思わせるインタフェイスデザインのクールさもさることながら,10MHzのマシンでも実用レベルのパフォーマンスを発揮できる軽さとコンパクトさは賞賛に値すると言えます。利用できるアプリケーションリソースが豊富に存在し,自らアプリケーション開発をこなす程のスキルがないユーザーであっても,十分に恩恵を得られるシステムであったのが人気の理由だったと思います。

発掘したディスクは随分と古いバージョンのものでしたが,当時,HDDにインストールした残骸が残っていたので,久々にバッチファイルなどを書いて起動してみました。(起動バッチがない時点で,まさに残骸扱いですがね・・・)

ところが,どっか壊れてて起動しない始末(笑)。
というか,リソースファイルと設定ファイル(wsrv.rc,wsrv.rs)が,消されちゃっててアウトらしく。

アンインストールしようとしたのかしら。俺?

まあ,どうせ動かすなら新しいもので,と思いつつ,早速インターネットへダイヴして「X680x0 Ko-Windowフリーソフトウエア・フルパワー全開ページ」へ突入。現行最新の基本セットである「Ko-Window 2.24+14」をまずはゲットしました。同時に入手できるバージョンアップセットにて「2.24+14.2」までアップデートが可能。また,アップデートのためには「bup.x」というツールも必要であるとか。これも無事 入手

インストール自体は,フォルダを作成して,解凍して放り込むだけの簡単作業。ただし,環境設定ファイルや,起動用バッチファイルなどは手作業で作成・更新する必要があります。

導入後,起動してみてびっくり(笑)。基本システム以外なんにも入ってません。これ。
基本セットだから仕方ないのかしら。でも,ファイラーと COMMAND.Xだけってことはないだろう!!

結局,HDDの残骸より 10数個のアプリケーションを抽出し新環境に移植。さらに,インターネットからテキストエディタやら,音源ドライバやらを入手してきて導入。ランチャー登録や自動起動設定は,テキストエディタで設定ファイルをちまちまと「手書き」修正(笑)。なんだか,ものすごく懐かしい作業でありました。

使ってみると,本当にシンプルで使いやすい環境である事がわかります。X68000がプラットフォームである関係上「実用」する事は,さすがに難しいですけどね。(≧∇≦)


【関連リンク】

 ・X680x0 Ko-Windowフリーソフトウエア・フルパワー全開ページ ・・・ Ko-Windowの情報
 ・BdifSet ・・・ bup.xなどの入手先
 ・CULCAN ・・・ MCDRV.xなどの入手先


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