MC68000 Maniacs!
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「スペースハリアー3D」は,1988年にセガから発売されたセガマークIII用の3Dシューティングゲーム。セガの同名シューティングゲームの続編・・・ではなく,10年前の物語が描かれている,スペースハリアーシリーズのルーツ的な作品です。・・・銀河連邦のESP戦士育成に伴う最終訓練を受ける事となった若き「ハリアー」。派遣された先はあの「ドラゴンランド」であった。ドラゴンランドでは,国王の崩御により王位継承問題が勃発していたが,次期国王たる第1王子は行方不明。弟の第2王子が実権を握っている状態であった。第1王子が行方不明になって以来,国のあちこちに見たこともない怪物たちが出現し,国民たちを苦しめていた。ハリアーは怪物の正体を確かめようとしたが第2王子はそれを阻止。不審に思ったハリアーは愛銃「電磁ブラスター」を手に単身ドラゴンランドに乗り込んでいく・・・という,なんだか重たいストーリーを背景に,名作シューティングのプロローグが展開されます。

3D専用のタイトルで「セガ3Dグラス」がないと普通にプレイできません。が,後述する隠しコマンドを使用すると「3Dグラスなし」でもプレイできるようになります。ゲームの基本は「スペースハリアー」と同様。全14ステージ構成でボーナスステージはありません。3D制御にパワーを持っていかれているのか,キャラの動きは全体的にガクガクしていて操作感も若干重い感じです。まあ・・・マークIIIというハードに過剰な期待をしても仕方がありませんが,マークIII版「スペースハリアー」よりも後発なのに見劣りするってのは少々納得ができないところ。頑張っているポイントとしては,BGMがFM音源対応になっていることと,地表のスクロール処理が高速になっていること,ハリアーの位置によって地平線が上下に動くのが再現されていること,などが挙げられます。

Nintendo 3DS用「セガ3D復刻アーカイブス」にも収録されているタイトルなので,
3Dグラスを使用できる環境でもない限りは,無理に実機でプレイする価値はあまりないかもしれませんね(笑)。
・・・もうちょっと出来が良ければなぁ・・・(´・ω・`)

自宅にはマークIIIの実機がないので,基本的に「レトロフリーク」でのプレイです。まず驚いたのは,カートリッジを差し込んでゲームを起動してみたら2D表示で普通にゲームがプレイできたことです。隠しコマンドを入れてみましたが・・・何も変わらなかったので,おそらく3Dはデフォルトでキャンセルされていると思われます。これはラッキー。あと,自分が知らなかっただけなんですが,レトロフリークでマークIIIタイトルをプレイする場合,メニューで「FM音源の有無」を指定できるんですね。自宅にあるソフトだと・・・「スペースハリアー3D」と「忍 -SHINOBI」がFM音源対応のタイトルでした。

最後に裏技関係を載せておきます。
裏技を使用するにあたり,あらかじめ「100万点以上出して,ネームエントリー画面になっていること」が条件になります。

○3Dキャンセル 
 2Pコントローラーを使い,ネームエントリーに「THREE」と入力。
○サウンドテスト
 2Pコントローラーを使い,ネームエントリーに「SOUND」と入力。
○レベル(難易度)セレクト
 2Pコントローラーを使い,ネームエントリーに「LEVEL」と入力。

2Pコントローラーでネームエントリーをする際,入力した文字は画面に表示されません。レトロフリークで入力する場合は,ネームエントリー時にUSBコントローラーを一旦抜いて,となりのポートに差し換えてやったら上手くいきました。ゲームをプレイする時は,もとのポートにコントローラーを戻せばOK。個人的には,3Dキャンセル+難易度イージーをセレクトして,タイトル画面でクイックセーブしておくことをお薦めします。


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