MC68000 Maniacs!
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「V・Ⅴ(ヴイ・ファイヴ)」は,1993年に東亜プランから発売されたアーケード用縦スクロールシューティングゲーム。メガドライブ版は1994年3月にテンゲンより発売になっています。東亜プランの縦シューとしては「スラップファイト」以来のゲージ選択式パワーアップを採用しており,同社の専売特許と言えるボンバーシステムを持たず,ショットはフルオート連射,自機には最大4つのオプション(ウイング)が装備されショットボタンを離している時にフォーメーションチェンジが可能・・・という異色の作品です。ショットの仕様については,Wiki曰く「連射装置の有無により適切なゲームバランスが崩壊する事例が多く見受けられたため,ゲームの製作段階から連射機能を搭載することで,不公平感無くプレイすることができる」ように考慮された結果とのこと。これには自分も同意。自分たちが現役だった頃は手動連射が普通だったので,東亜プラン作品のように固い敵にひたすら撃ち込むタイプのゲームでは,破壊せずに回避して攻略する場合も多々ありました。しかし,連射装置の使用により当時とは攻略がガラッと変わる場合もあり,最近になってから連付きで何周もしたとドヤッている輩をみると,本気で「連無しでやってから言え」と言いたくなります(笑)。

大人気ない?? 申し訳ありません。精神年齢がクソガキなんで。(`・ω・´)

自機の操作は,方向ボタンで自機の移動。Aボタン(またはCボタン)でショット,Bボタンでパワーアップです。前述したとおり,ショットはフルオート連射で,ショットボタンを離している時だけ,方向ボタン上下でウイングのフォーメーションを変更できます。パワーアップゲージは全部で6つ(スピードアップ,ショット,サーチ,ミサイル,パワーアップ,バリア)。このうちバリアのみアーケード版とメガドライブ版に違いがあり,アーケード版では被弾を1回しか防御できませんでしたが,メガドライブ版では難易度設定により被弾回数が変わる仕様となっています。攻略のカギはウイングのフォーメーションチェンジ。ウイングの間隔を狭めるとショットが「前方に集中」しショットパワーを有効活用できます。逆にウイングの間隔を広げるとショットが拡散し広範囲の敵に攻撃できるようになります。自分はアーケード版をほとんどプレイしていないので,いまいち攻略が解っていません。ただ,1面のボスは,アーケードと比較してあきらかに難しいので,素直にバリアを装備してから対峙する事をお薦めします。おっさんの反射神経ではバリアなしは無理です。

メガドライブ版はひたすら難しいです。移植担当は名手テンゲンなので問題なし・・・なんですが,画面が狭くなったにもかかわらず敵の攻撃パターンはきっちり移植されているので,予備知識なしで購入したりすると,あっという間に挫折してしまうかもしれません(笑)。メガドラのシューティングゲームの中ではトップクラスの完成度なので,手応えのあるゲームを探している人には最適だと思います。ちなみに本作には,海外バージョンの「GRIND STORMER」モードが搭載されていて,パワーアップシステムが「アイテム取得」方式となり,Bボタンでボンバーを撃つことができるようになります。個人的には,こっちの仕様の方が東亜プランっぽいと思うんですけどね。


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