小学校4、5年生ぐらいまでは、夏は「ゴム草履」で過ごしました。 色は「茶」で、表面には 畳の表面の様な、雪駄の模様があって、滑り止めにもなりました。
やはり、ゴムの鼻緒が付いていて…、ひょっとしたら〝一体成型(一体加工)〟だっかも知れません。 全部がゴム製ですから、汚れても、ザブザブと 水洗い出来るので、履いたままで水をかけ、足と一緒に洗ったものです。
夏休み以外の、通学や余所行きは、ゴム製の「短靴」でした。 色は「黒」。 安い物は ゴムが薄くて、破けることがありました。 通称は、その物ずばり「たんぐつ」でした。
暑い日や雨の日は、通気性が悪い上に 水が入りやすく、靴の中は グチャグチャです。 でも、こちらもゴム製なので、遠慮なく 水洗いできました。
雨の強い日や 冬などは、ゴム製の「長靴」です。 つまり、「ごむなが」。 色は「黒」。
あの頃は、ゴム製品に、随分 世話になっていたようです。
昭和20年代の、田舎の子どもの 「履物」でした。