ふるまご呉服店
三重県津市上浜町2丁目62
電話(059)228-3996
和風生活 かやくごはん
振袖用の袋帯特集
▼①牡丹唐草文様の本袋帯
▼②壁糸で織上げた大庭の帯
▼③梅垣の七宝模様の帯
来年成人式を迎える聡子さん。
お母さんの振袖を生かして、帯を新しくコーディネートしました。
30年程前の振袖ですが保管状態もよく、しかも数年前にクリーニングをしてあったので
変色や汚れもほとんどありません。すぐにでも着られるほどきれいです。
この振袖は、白地に牡丹の大輪が墨で描かれているので、メリハリをつけるため濃い地色の帯をコーディネートしてみました。
①は、龍村美術織物出身の職人さんが起こした機屋さんによる本袋帯。帯の表地と裏地が袋状に一体となっている希少な技法を用いた帯です。加賀牡丹唐草文の色鮮やかな柄が、単色の振袖によくあっています。
②は、高級袋帯で知られる白陵苑大庭による臙脂色の帯。これも振袖との相性はよかったです。
③は、老舗梅垣の七宝文の袋帯。七宝部分は金銀糸が交互に織り上げられ、光線の当たり具合で発色が違って見えます。これと同柄で地色違いの帯を紅白歌合戦で石川さゆりが締めたことで知られています。少し地味な感じがしますが、インパクトのあるコーディネートになります。
ピンクがお好みの彼女。結局①の帯に決まり、小物類もピンク系を加えて可愛くコーディネートしました。
第31回白塚町民球技大会
第31回白塚町民球技大会が開催されました。
ソフトバレーボールは新町二丁目Bチームが見事2連覇を達成しました。
先週行われたソフトボールは新町一丁目が優勝。
ソフトバレーボールで、我が旭町口起チームはAチームが決勝トーナメントに進出したものの、優勝した新町二丁目Bに惜しくも敗れました。
エース浜口の欠場が響き、期待された代役エースの山舗も今一つ実力が発揮できず、消化不良の大会となりました。
来年の大会に向けて、明日から練習の予定です。
栗山びんがた工房
▲彩色
▲地入れ
京都北山の栗山工房を見学させていただきました。
分業制が確立している京都では珍しく、全工程を一貫作業によってきものを生産している工房です。
創業者の初代栗山吉三郎氏が、沖縄の紅型染に魅せられ、紅型の技術をもって京都で作品を作りました。
本来の紅型はもちろんのこと、紅型のエッセンスを取り入れながら近年では斬新な作品も制作し、毎年京都で開催されるファッションカンタータfromKYOTOにも出品し注目されるところです。
栗山工房では、図案作成や型彫の工程は年配の熟練工、体力を要する糊置きや地入れの工程は男性、美的センスが問われる彩色は美大出身の若い女性が担当しています。それぞれ適材適所の各工程を経て、妥協のない本物の染物が仕上がります。
栗山工房のきものは、11月11日から13日まで津センターパレスで開催される「第25回津きものフェスティバル」でご覧いただくことができます。
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