この旅もいよいよ終わりに近づきました。再びパリについて
どうしても行きたかったところは、パスツール研究所です。
パスツールは私の生き方を決定づけた偉人の1人です。
そのことは『その日から ...』にも書きました。偉人の伝記が
こんなに人の生き方に影響することがあるんですね。
3枚目の写真は有名な話を語り継いでいます。簡単に書きますと、
狂犬に咬まれた子供を鍛冶屋に連れて行き,焼き火箸を傷口に
突っ込んで”焼毒”して子供を救ったという話です。
研究所の中に博物館がありいろいろな展示品がありました。医科学
に興味のある方は是非お薦めしたいスポットの一つです。
午後はノートルダム寺院へ行きました。柵のない危なっかしい上下混合の
階段を上り屋上に着くとパリの町並みが遠くまで見えました。古い建物
なので、彫像が風化して丸くなっていました。パリも昔は酸性雨が降った
ようでその影響かもしれませんね。そういえばオペラ座の地下で長ーい
炭酸塩のストロー(鍾乳石の一種)を見たのを思い出しました。
その後で、セーヌ川の遊覧船に乗って水面から町並みを見て回りました。
地上で見るのとはまた違った風景を見ることが出来ました。
さて最後の日,16時頃の便に乗るために早めにド・ゴール空港へ行きました。
免税店を見て回っている内にいつの間にか時が過ぎ、出発のアナウンスを
聞き逃してしまいました。最後のアナウンスを聞いて慌てて搭乗口に行き
最後の乗客として登乗することが出来、すんでの所で間に合いました。
途中、韓国の空港でトランジットしたあと深夜成田空港に着きました。
最終列車に乗ってようやく自宅に着きました。
この旅はマラガで開かれた国際航空宇宙学会に参加発表することだったの
ですが、旅の話が中心になりました。
次回は未定ですが、いつかストックホルムでの学会に行った際の旅に
ついて書く予定です。