統合型リゾート(IR)実施法案の成立に向けて与野党の攻防が激しくなっている
と報道されている。報道によるとこの法案にはいろんな無理があるように思います。
その中の一つに賭博依存症の問題があります。私は若い頃、時々行った雀荘へ夕方に
なるとやってくる1人の高齢者がいた。見た目には七十才を超えていたのではないか
と思いますが、雀荘の主の話では50才代だという話だった。その方は家を継いだとき
にはその付近一帯の大地主だったと言うことでした。それが私が知り合った頃は、博
打で何もかも失い、日雇い労務者として生計を立てているということでした。その日
の賃金も麻雀で負けることが多く、ようやく生活しているというのです。この人は明
らかに博打依存症になっていたのでしょうね。このような話は時々聞くよとがありま
した。しかしそんな話はごく一部かもしれませんね。しかし現今のゲーム依存症と思
われる人が多数いることを考えても何か恐ろしい感じがします。
またこの法案の目的が外国から日本観光に来たお客さんが相手だというような話も
伝わっています。物価の高い日本へ来た外国人観光客のどのくらいの人がこの法案の
対象になるのでしょうか。一般の日本人は日本経済発展のために外国人観光客に頼ろ
う(これはごく控えめな表現ですよ)とするこの法案を国会通過させることに賛成する
とは思えません。国会議員の多数を占める与党議員全員が賛成だとは思いませんが、も
っと健全な方法を考えてほしいと思います。