戦争の実意味なことをこの映画は証明しているかも
しれません。題名「史上最大に作戦」と何か誇らしげ
に思えますが、目的は反戦映画だと私は思います。一
人の人間が激しい妄想に取りつかれ歴史を作ろうとし
ました。その結果、たくさんの国を戦争にまきこみ一
説によると一千万人もの犠牲者を出してしまいました。
映画の中で、ノルマンジー上陸作戦が再現されまし
た。それはどれほどの廃止が死に追いやられたかわか
りません。ナチスドイツを滅亡させるための、別の言
葉で言えばヨーロッパの秩序と自由を取り戻すための
犠牲かもしれません。
映画では次から次へと戦争場面が続きますが、活劇
の好きな人にはたまらないくらい面白かったでしょう
ね。しかし戦争を体験した人たちにはおぞましい場面
の連続でたまらなくつらい思いをしたことだと思いま
す。
最近また世界を戦争に誘導するような行動をとる国
(あるいは独裁者といった方がよいかもしれませんが)
が出てきましたが、困ったものですね。力で物事を制
しようとすればそれに対抗する勢力が出てきます。歴
史は繰り返すと他人事のように言いますが、それは違
いますね。独りよがりな人間が過去の事例を学習でき
ないだけです。いい加減人間も人間のために戦争や争
いごとに費やす経費を人間の暮らしをよくするために
使う方が理性的でしょう。