寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

江戸時代じゃあるまいし 偽薬なんて

2017年01月31日 22時57分26秒 | 日記・エッセイ・コラム

 最近日本列島で次々と各種各様の事件が発生していますね。

C型肝炎薬の偽造品が実際に患者に投与されて患者が気がつ

いたので事なきを得ましたが、何かあったら大変なことにな

ります。相手の身分を確認もしないで物品を購入した、しか

も繰り返し購入したという問屋の迂闊さにあきれてしまいま

した。相手の身分も対象物の中身も確認しないで取引をする

こんなことがあるのですね。いやあってはならないことです

よね。厚労省は詳細にどんな方法でこんなことが発生したか

を解明し、必要な指導あるいは処分をしてほしいと思うます。

 取引の現場にはきっと言葉巧みな詐術に長けたものがいて、

安い品物が手に入れば儲かるという欲深いものがいて、後者

がサギに引っかかってしまったのでしょうか。それにしても

おそまつなはなしですね。

 人の命をどう思っているのだろうか

 


トランプ米大統領の雇用対策案?

2017年01月27日 09時09分18秒 | 寓話

 トランプ米大統領は大統領就任後様々な改革?を矢継ぎ早に

始めましたね。

 息子の友人がアメリカに住んでいますが、最近帰国して我が

家へ顔を出しました。彼の話の中で、彼の親戚の方が胆石で入

院し手術を受けたそうです。驚いたのはその入院治療費です。

病院の事務係に初めに示されたのが日本円にして3000万円だ

ったそうです。自分の収入からしてこんなに支払うのはとても

無理で破産するしかないとか何とか言って減額してくれるよう

に頼んだそうです。そうしたら100万円まで下げてくれたそう

です。それで合意したがそれでも一括で払うのは困難なのでロ

ーンを組んで一生涯かけて払うことにしたそうです。このとき

オバマケアが実施され、それに加入していればずーっと少額の

出費で済んだと言っていました。トランプ氏が大統領に就任し

て初めにやったことがこのオバマケアを廃止するという大統領

令でした。アメリカ社会では原則的には健康保険は自分に合っ

たものを選んで加入すると言うことです。アメリカ人の基本的

な考え方は自分の身は自分で守れと言うことです。これが銃社

会を成立させた原因にもなっているのでしょう。

 雇用対策には各種各様の強圧的ともとれる手段をもって企業

に雇用者数を増加するよう求めています。大統領自身も別の方

法でこようをすやそうとしています。それはアメリカとメキシ

コとの国境に塀を作るというのです。メキシコ経由のアメリカ

への密入国者の数は計り知れないものがあるようです。それら

の密入国の人たちがアメリカ人の効用を奪っているのも事実か

も知れません。それで両国間の国境に塀を作るというのです。

そのための費用は新聞記事のよると、2兆8000億円ということ

です。そしてそれの完成までに4万人の労働者が4年間雇用さ

れるというのです。国境警備員を5000人増加させるという

のです。また不法移民の強制退去も予定されていると言うこと

です。これに変わる被雇用者波はかなりの数になるでしょうね。

ただし不法移民がやっていたような仕事をアメリカ人がやるか

どうかという問題が出てくるでしょうね。数の上だけで話を進

めれば確実に雇用対策としては可能かもしれません。それに国

内外企業が雇用を促進させればかなりの成果になるというので

しょうか。

 


記憶に残っている映画(62)「ボルジア家の毒薬」

2017年01月25日 12時06分13秒 | 寓居人の思い出話

 この映画は1498年の出来事を史実の基づいて制作されたと

記憶の隅に残っています。ローマの為政者の美しい妹ルクセー

ヌが、兄の政略のために次々と新しい小国の領主と結婚させら

れるという話しです。

 数日後にナポリ公と結婚することになっていた美しい姫君が

憂さ晴らしに町へ出かけてしまう。途中で魔法使いに会い、貴

女はこのまま歩いていると見目美しい若い男と出会い、愛し合

うようになるだろうと予言する。姫は恐れと期待を持ちながら

歩いているとふとしたことで魔法使いの言っていたような男と

知り合い恋に落ちてしまう。

 彼こそがナポリ公国の王子であり姫の婚約者だった。それは

結婚式のときに分かる。姫の兄は結婚式の引き出物として、こ

れまでも繰り返し行われてきたように、奴隷を活きたまま焼き

殺したり、兵士を庭にはなってその兵士を刈り込むという小を

見せた。その兵士は昔姫を助けたときに体の関係が出来たと叫

んだためにその場で殺されてしまう。ナポリの王子はボルジア

家の恐ろしい血のことが噂通り狂気に満ちていることを悟った。

 その王子もこの姫と結婚したが、為政者の兄に近づかないよ

うにすると、兄の放った暗殺者によって何回も妻に助けられた

がついに殺されてしまう。そして姫は兄の元に連れ戻されて次

の結婚相手を待つ身になってしまった。そこでこんなことがい

つまで続けられるのかと思った姫によって、一族が....。

ヨーロッパにはこのような話しが歴史の中で繰り返されてきた

のですね。日本でも戦国時代には戦略結婚は人質という考え方

から頻繁に行われてきました。しかも現代でも同じようなこと

が行われているかもしれませんよ。女性の権利が強くなったと

いいながらふと心配になりました。

 

 

 

 

 

 

 


報道写真家 福島菊次郎氏のドキュメンタリーを見ました

2017年01月25日 07時24分10秒 | 日記・エッセイ・コラム

 報道写真家という人たちは、個人差があるもののどれほど

その現場の状況を正確に伝えることが出来るかに生命を書け

ているか分かりました。

 福島菊次郎氏は、1944年から1945年の敗戦の日までに兵

役を経験したいました。途中一度怪我により除隊しましたが、

本土決戦の日が近いということで、1945年春の招集され死を

もって敵に当たるようにと命令され爆雷を背負って海岸に掘

ったたこつぼで待機しているとき終戦を迎えました。

 復員して前職の時計店を開業し、同時に写真現像の仕事も

始めたと言うことです。民生委員をしているとき広島の原爆

被災者の困窮状態を写真にして写真集「ピカドン ある原爆

被災者の記録」が、日本写真評論家協会賞特別賞」を受賞しま

した。これをきっかけに報道写真家として活躍しました。

 生涯17回の個展を開き12冊の写真集を出しました。私はそ

のどれかに写真展を見に行ったことがあります。被写体の輝く

ような映像に体が震えました。

 福島氏の「戦争責任展」の会場では妨害があったり、自宅が

放火されたこともあった。膨大なネガは家族が持ち出し難を逃

れ他という事件もあったそうです。

 1987年に胃がん、1999年には多数の高齢者特有の病気に見

舞われ、2015年9月に脳梗塞で死去(94歳)するまで、年金を

受け取らずに壮絶な生涯を送ったと言うことです。

 私はプロ写真家として自分の意思を明確に表現した一人の写

真家に対して敬意をを持ちました。


記憶に残っている映画(61)「理由なき反抗」

2017年01月16日 13時52分36秒 | 寓居人の思い出話

 この映画を見た時、自分の同じ年ごろと(といっっても

そんなに長い時間がたっているわけではなかった)ずいぶ

ん違う社会に住んでいる人たちだと感じた。

 転勤が多く優柔不断な父親と総てを切り盛りする母親そ

んな家庭で育った少年の生き方が描かれている。

 少し自暴自棄になっているジムは新しく引っ越ししてき

た町の学校で孤立していたが、町の不良に売られた喧嘩で

彼らと対立するようになった。

 対立の決着は”チキンレース”でつけることになり、ある

夜町はずれの丘の上で実行されることになった。その丘の

先は断崖になっていて、そのふちまで猛スピードで自動車

を走らせ、崖から落ちる寸前に車から脱出するという度胸

試しのゲームだった。ジムは寸前で脱出に成功したが、相

手は何かが足に絡んで脱出できずがけから転落してしまっ

た。

 思春期の少年たちの生態を如実に描いたということで、

この映画は有名になった。

 私はこの映画でそれほど感銘を受けなかったと思う。た

だ暇人が自分を偽って拗ねているとしか見えなかった。も

ちろん映画評論家の考え方とは温度差がありましたね専門

家といわれる人の考え方は映画の内容をいろんな角度から

見るようですが、一般の人たちは映画がおもしろかったか

どうかということが問題になります。

 この映画で私は、初めて「プラネタリウム」を知りまし

た。当時日本にはまだプラネタリウムがなかったと思いま

す。この映画が日本で公開された翌1957年に東急会館屋上

にプラネタリウムが公開されました。天文好きの私にはた

まらなかったですね。当時は季節ごとに替わる天体の話を

聞きに行ったものです。

 度胸試しといえば、日本ではお化け屋敷が中心だったの

ですが、この映画で始めて命を懸けたレースをやるという

ことも知りました。

 主役のジェームス・デイーンは、俳優になって「エデンの

東」、「理由なき反抗」、そして「ジャイアンツ」の3本の

映画に出演しただけで24歳の若さで俳優としての可能性を

惜しまれながら亡くなってしまいました。

 私は映画を通して、それが外国映画であればその国のい

ろいろなことを知るきっかけになると思うし、地図上にそ

の地の場所を特定してどんなところかなどと想像していま

す。もちろんその場所に行くこともありました。映画って

いいですね、これはM氏の言い方でしたかね。

 


寒波襲来

2017年01月16日 09時27分12秒 | 日記・エッセイ・コラム

 この冬一番の寒波が来ました。気象庁の天気図と雲の

写真を見ますとその様子が感じられます。当地でも気温

が-5℃になりました。

  

 夜中に2階へ立ち上がっている水道管が凍結して水が

出ませんでした。水道管が破裂しなくて助かりました。

 さて天気図を見ますと大陸の優勢な高気圧があり、東

の方に台風並みの低気圧があります。その間の等圧線が

縦縞になり、線と線の間が狭くなっています。これは典

型的な西高東低の木ある配置ですね。

 衛星写真を見ますと、北日本の日本海に注目しますと

大陸に近いところは雲がありませんが、日本付近では筋

状の雲が見えます。日本海の途中で大量の水分を吸収し

て日本列島の日本海側に大雪を降らせている様子がよく

分かります。しかし大陸高気圧の南の方を見ると、等圧

線の幅が広くなり膨らんでいますね。これは移動性高気

圧になって日本の南部を太平洋に向かいでしょう。これ

は春を告げる前兆です。北国の方々、雪による被害を出

さないようにくれぐれもご注意ください。

 昭和20年代に私が住んでいた宮城県の山村では、猛

吹雪と寒さの中を18km離れた高校へ通学しました。と

きには軽便列車が普通になり高校まで歩いたこともあり

ました。昔のこんなことも懐かしい思い出話になりました。


三島由紀夫氏について

2017年01月12日 13時34分06秒 | 日記・エッセイ・コラム

 20世紀は劇的な事件が多発した世紀だったと私は思います。

今日の読売新聞朝刊に、三島由紀夫氏の記事が掲載されていま

した。私が三島由紀夫の名前を初めて知ったのは小説「金閣寺」

を読んだときです。その前に映画で「潮騒」というのがありまし

たが原作が三島由紀夫氏とは知りませんでした。この映画は青

春物といわれたもので、私はこの種類の映画をほとんど見

ませんでしたが、騒がれていたので題名だけは知っていました。

三島由紀夫氏の小説の研ぎ澄まされたような文章に私は感動し

たものです。その後遺作(?)と考えられる「豊饒の海」も読

み始めましたが難しい内容と表現でした。最後まで読んだかど

うか忘れてしまいました。

 その三島由紀夫氏が、1970年11月25日突然市ヶ谷の自衛隊

駐屯地に乱入し日本の現状を嘆き、カツを入れると言って激の

ビラを撒いた。その直後、「楯の会」メンバーの介添えの下で

割腹自殺をして果てました。その劇的な人生の結末に恐ろしさ

を感じた方が日本中に沢山いたでしょうね。

 一時はノーベル賞候補に上るのじゃないかと期待されたのに

残念だったですね。

 そんな三島由紀夫氏は見当はずれな表現かもしれないけど、

純粋な性格だったのだと思います。本当に日本の将来を憂えて

いたのだと思います。現今の人から見れば変な人と感じるかも

しれませんね。実行できないにしても三島由紀夫氏に同調した

人も大勢いたと思います。

 いま、報道などで「終活」などという言葉が流行語のように

使われますが、自分に人生の終焉の迎え方を一般化し、それを

金儲けの材料にする。逆に他人に自分の最後の迎え方を指導さ

れなければならないというのも変ですね。私は少なくとも三島

由紀夫のようにいくのは困難ですが、自分なりの考えは持って

いるつもりです。 


「おみくじの結果は?」

2017年01月09日 23時56分44秒 | まち歩き

 私がまだ若い頃のことです。数人の仲間と浅草観音様を

お参りしました。ものは試しと本堂右手にあったおみくじ

を引きました。そうしたら大凶とでてしまいました。私は

少しいやな気分になって、ちょうど本堂の脇を掃除してい

た浅草寺の関係者(その方は青い袴をはき白い着物を着て

いました)に、「こういうくじを引き当ててしまいまし

たがどうしたらよいでしょうか」と相談のような言い方で

くじを見せました。

 その方は少し考えて次のような話をしてくれました。

「大凶というのは、もうこれ以下の悪いことは起きない

ということですから後はよいことが起きるだけと考えま

しょう。それと内緒の話ですがこんなかみきれで自分の

将来がきまるものじゃないでしょう。あたるも籤あたら

ぬも籤といいますから心配しないでいいでしょう。よろ

しければこれはこちらで引き取らせていただきます」

 私は、

「お願いします。有難うございました。安心しました」

といって感心してしまいました。

 


約束を守れない国

2017年01月09日 13時55分33秒 | 日記・エッセイ・コラム

  国同士で何回も会議を重ね結論に達し、それを具体的に

取り決めたことをひっくり返そうと画策する。こんなこと

が許される国があります。K国は国内に何か大きな問題が

発生すると、そのことから目をそらすために国民の意識を

他国を避難することに向けさせる。これはこれまで何回

も行われてきたことで、国民もそれに乗ってしまう。な

んとも不思議な国ですね。幸い我が国では報道のインタ

ビューでも問題の件に関して賛成反対両者の意見を必ず

取り上げることが多い。その間に多少の温度差があるこ

とはありますが、大方の国民は納得していることでしょ

う。昨年、日本と韓国の間で合意に達した事項について

も、日本の国民は自分たちが選んだ国会議員および首相

はじめ閣僚のやることを支持することを厭わないでしょ

う。もし否定的であれば、次回の選挙でその意思を示す

でしょう。それが民主主義の基本だということを知って

いるからそうするのです。

 このように書いたからといって韓国の国民について特

別な意思表示をするものではありません。念のため。


トランプさん こんにちは

2017年01月06日 18時36分26秒 | 日記・エッセイ・コラム

 まずは大統領当選おめでとうございます。もうすぐ大統

領に就任することになりますね。

 当選後のトランプ氏の言動を報道で拝見していると西部

劇に出てくる悪徳牧場主のような印象がだんだん強くなっ

てきました。すべてのことは自分中心に動いており,それに

従わないものは力で押さえつけようとする。まるで昔のガ

キ大将のようですね。アメリカ一国が強く富んでいれば

よいという考え方は、最近強引にいろんなことをやるよ

になったC国と似ています。少なくともアメリカ合衆国

は民主主義の国であるという尊厳を消してしまうので

しょうか。今話題になっているT自動車会社に対する強

圧的な方法はアメリカ合衆国として如何なものでしょう

か。たとえそれがツイッターであれ、その影響は大きな

波乱の原因になる恐れがあるでしょう。思いついたこと

をすぐツブヤキにしろ表に出してしまうというのは、一

国の指導者になる方のやることではないのではないで

しょうか。我が国の元首相経験者のH氏も言葉の重みと

かその影響がどれほどのものかを考えずに口に出してし

まう癖がありました。そのために国民の信用を失い支持

を受けられなくなりました。

 本能のままに行動するのか、理性を持って事を為すの

か将来の国家経営の重要な分岐点になるとおもいます。

ツイッターに書く前に先の先を読んでいただきたいと思

います。