ロシア軍がウクライナに侵入した、と世界のメデイアが伝えている。ウクライナにいるロシア人を保護するためだという理由を掲げている。最近の報道によると、ウクライナの政治情勢が不安定になっていて、革命とか紛争に発展する様相を示していたのは事実だろう。これまでにもいろんな国で同じようなことがあった。そのときは国連の決議として多数の国から軍隊を出して治安を維持してきた。ロシア軍の侵入は冬季オリンピックの終了を待っていたように実施された。
強大な軍事力を持っている国はいろんな理由を付けて他の国に圧力をかけている。それはその国が圧力をかけている国にとって何らかの利益をもたらすと考えられるからである。
増大を続ける人口、現在地球上に存在する人間の数は世界人口時計によると71億5千万人を越えている。1秒間ごとにほぼ10人の割合で増加を続けている。
地球のあらゆる資源はどれほどの生物を養えるのだろうか。といっても人間以外の生物はほぼ自然のサイクルの中で生存しているので対象となるのは主として人間である。したがって資源のほとんどは人間に使われていると考えて間違いではないだろう。人間の総質量が大きくなればそれだけ多くの資源が必要になる。地球上の資源には限界がある。資源は年間使用量で除すれば今後何年間供給可能かが明らかになる。資源はその種類によって限定された地域に偏在することが多い。ある国で必要な資源を自国でまかなえなけれは゛他国から適切な方法で入手しなければならない。適切な方法が無い場合には力によって入手することになる。それが紛争発生に繋がる。
さて資源以外の紛争の原因を考えてみよう。人間は死に対する恐怖から信仰を生み出しそれが発展して宗教なった。宗教は人間を死の恐怖から救い平穏をもたらすはずであった。しかしある宗教を信じる人の数が多くなるといろいろなことが出来るようになる。それがいわゆる力になる。そして力をさらに大きくしようとして他のグループを吸収していく。それに従わないと力で従わせようとする。そして紛争になる。
以上の紛争の原因を推定するものであるが他にもいろいろな原因があるだろう。
さらに原因を掘り下げると、人間の果てしない欲望に到達するのではないだろうか。短絡とは思うが、世界から紛争や戦争を無くすためには人間の欲望をコントロールする教育が必要のなのではないだろうか。教育とはそれほどの力を持っているはずである。