何とか難を逃れることができたようです。受験生にとってはまだまだ入学試
験が続きますが頑張ってください。私の受験時は国公立大学受験者には五教
科八科目(国語、英語、数学(二科目)、理科(二科目)および社会(二科目
))で入学試験が実施されました。さらに国語の中には現代文、古文、漢文
が入っていました。当時、大学進学適性検査から名称の違う共通試験に移行
されることになり、その準備期間として昭和30年から三年間ほど共通試験は
実施されませんでした。
時代は移って、現在は私立大学でも共通試験を利用するところが増えてき
ましたね。しかしいろんな方式が大学によって考えられるようになり、大学
独自の方針で共通試験の受験科目を選択することができるようになりました。
そういう方法に関していろんな意見がありますが過渡期としては仕方の無い
ことかもしれませんね。
大学受験に関してだけで無く、初等中等学校教育のカリキュラムもしょっ
ちゅう変わるのは困ったものですね。国の基本となる教育方針が頻繁に変わ
ることに少なからず危惧の念を持ってしまいます。
国の教育方針が変われば、それに従って教育を実践する立場の方々は、勉
強会を開き議論をしているようです。頻繁にそういう会議を開くと時間をそ
のことにとられ実際の教育に関わる時間が減少していきます。それだけ現場
の教員の負担が増加することになり、極端な場合にはいろいろな弊害が発生
することになるでしょう。立案する事務方はそれでもいいでしょうが、現場
の教員は負担が増え実際の教育に影響が出ることもあるでしょう。
毎年少々の変更だけで済むような教育方針を確定してほしいと思います。