ダイエットはとても簡単です。プロボクシングの選手のよ
うに過激な減量を必要とする人は少ないでしょうね。彼らは
仕事のためにものすごい減量をしているのです。
昔、私が学生の頃英語の授業で使った中編小説を思い出し
ました。登場人物の名前はもう失念してしまいましたので、
仮にXとします。Xは若い頃プロボクシングの選手でした。彼
の住んでいる町であるときボクシングの試合が行われること
になりました。出場者を募集?しているという広告をみて彼は
早速申し込みました。ボクシングの試合は契約体重以内でなけ
ればなりませんので、Xは減量をしながら練習に励みました。
計量の後は何を食べてもよいというので、彼はステーキ屋へ
いって今はステーキ代を払えないがボクシングの試合は必ず勝
つ、それでもらえる賞金でステーキ代を払うから食べさせてほ
しいと言いましたが願いは叶えられませんでした。
試合は壮絶な戦いになり判定で勝負がつきました。空腹状態
で戦ったXは、最後に力尽きて僅差で負けてしまいました。ステ
ーキを食べていたら絶対に負けなかったというお話です。原作
者はうろ覚えですが、"ジャック・ロンドン”だったと思いますが、
間違っているかもしれません。
ボクシング選手の減量作戦からみれば、我々がやる減量なんて
優しいものですね。口から入れるエネルギー量と運動で外へ出す
エネルギー量のバランスを少しだけ前者を少なく、後者を多くす
ればよいだけのことです。例えばシンクロナイズドスイミングの
選手は1日あたり4000Kcalくらい食べるそうです。それでもあ
の体型を保っているのですから大変な運動量ですね。
和菓子やケーキの美味しさは砂糖の量によって決まるそうです。
最近甘さ控えめという食べ物が出回っていますが、それでも相当
な量の砂糖をつかっています。それは自分で作ってみると分かり
ますよ。アルコールも体内に入ればカロリー計算の対象になるで
しょう。要するにエネルギー量の収支が少しマイナスになるよう
にすればいつの間にか減量につながっていくこと間違いないでし
ょう。初めは難しいこともありますが、減量をしようと決めたら
強い意志で頑張りましょう。