/ 昨日、スーパーへ買い物に行ったとき足の悪い知人
女性(Aさん)に会いました。両手にストックを持っ
て長い坂道を登って自宅へ帰るのは大変だと思って車
でお送りしますよと言いました。
私が買い物をするあいだ待っていてくれるように言
いました。買い物を済ませてレジのところへくるとそ
こにAさんが待っていました。私の買い物をじっとみ
ていましたが、何も言いませんでしたが、何となく違
和感を持ってしまいました。
車の中で先日会ったときと同じように家計が苦しい
とか経済的な話になりました。ご主人は時給いくらで
契約した企業に勤めているが、時給が下げられて収入
が少なくなってしまった。自分の共済年金は退職時と
比べて5万円ほども下がってしまい20万円ほどにな
ってしまった、等々。教員として40年近くも仕事を
してきた方の年金がどれほどかはっきりわかりません
が、私の家の周囲の方々も同じような方がたくさんい
ます。その方々はお話をしても精神的な貧しさを感じ
ることは全くありません。
私は時々高齢者の一人暮らしの方とお話しする機会
を持っていますが原則として、お金の話と宗教の話を
しないことにしています。それはその方の経済事情を
知ることによって相手に余分な精神的負担をおかけし
ないためです。できるだけ旅のお話やいろいろな思い
出話に花を咲かせるようにしてきました。それで相手
の方もリラックスしてくだされば、私の喜びにもなり
ます。
初出の女性に会って話をしていて考えたことがあり
ます。人が”自分の誇りを捨てる”ときはどんなときな
のだろうかと。子供頃食べるものがなく山菜の中にお
米がほんの少ししか入っていないおかゆを食べて過ご
した時期でも両親はじめ家族は全員将来に希望を持っ
て生きてきました。
誇りについてはいろいろな方々がいろんな話を書い
ています。また誇りというのは人それぞれによって考
え方が異なることも事実でしょうね。
Aさんは何故私に自分の家が経済的に困窮している
ことを話すのでしょうか。それも会うたびにです。私
のスーパーでの買い物を見て妬みを持ったからでしょ
うか。とは考えたくありません。それはAさんを侮辱
することになるかもしれませんからね。
生活費は私の家でもAさんの家でもそれほど変わりな
いと思います。私の家では特別な理由で他の家よりも
光熱費や医療介護費用がかなり必要ですが、何とかや
りくりをしています。ちなみに私の衣類(下着を別に
して)などはこの二十年以上新しく購入したことはあ
りません。スマホは格安SIMを使用していますので電
話・ネット代混みで毎月2000円以下です。なんてこと
を書いても仕方ありませんね。
Aさんにお願いします。もっと誇りと自信をもって
生きていってください。
「風の谷のナウシカ」映画を見る前、私はど
うせ子供向きの楽しい漫画動画だと思っていました。
それでも時間に余裕があったので見てしまいました。
かわいいらしい少女が出てきて楽しい映画だと思いま
した。しかし、映画が進むにしたがってこれは単なる
面白いだけでなくいろいろなテーマが隠されているこ
とがわかってきました。
時代設定は1000年後ということになっています。
世界は「火の7日間」と呼ばれるようになった最終戦
争後の話です。現代人から見れば不自由な?(もしか
したら本当の意味での自由な世界かもしれませんね)
不自由というのは物質的なことですが、人々は精神的
にはのびのびとした暮らしを送っていました。ある飛
行機事故が発生するまでは。事故で墜落した飛行機に
は、「火の7日間」で使用された最終兵器が積んであ
りました。この最終兵器を探しに来た軍隊が現れてか
ら人々の平和な暮らしは一変してしまいました。そし
て次々に行われる環境破壊。そしていろいろなことが
原因となって発生したと思われる「王蟲」(オウム)
の子供が軍隊によって殺されていくのを必死になって
阻止しようとした風の谷の住人達、さらに軍隊は風の
谷の秘密の宝物?のことを知り、それまでも奪おうと
風の谷の破壊を辞さない様子を見せてきたとき、王蟲
と意思を通じることができるようになっていたナウシ
カが王蟲の力を借りて軍隊を追い返し、風の谷に再び
平和を呼び戻すことができたという内容です。
これが思想的には子供には難しいと思いましたが、
平和ということは何にも代えがたい大事なものである
ことを子供に伝わったかもしれませんね。
現代のようにTVドラマでも映画でも1本の作品の
中でどれほどの殺人が行われるかを考えると社会の風
潮が殺人について道徳的に鈍感になってきているので
はないかと危惧しています。
私が大学へ入学たころだっと思いますが、友人
の紹介でクラシック音楽に興味を持ち始めました。
前にも書きましたが、サラサーテの”ツゴイネルワイ
ゼン”やサン・サーンスの”序奏とロンドカプリツオ
ーソ” 演奏はヴァイオリン独奏がヤッシャ・ハイフ
ェッツ、スタインベルグ指揮のRCAビクター交響楽
団の演奏のレコードを聴いたのが初めですでした。
ハイフェッツの演奏は私の心を震わせました。
ちょうどその頃に日比谷有楽座(もしかしたら日
比谷劇場かもしれません)という映画館でデイズニー
製作の「ファンタジア」という映画が封切されまし
た。この映画には8曲のクラシック音楽が演奏され
ました。演奏される音楽に合わせてデイズニー得意
の動画が画面いっぱいに動き回るのです。これはも
う私を大学生であることを忘れさせて夢中にさせま
した。悪戯好きの魔法使いの弟子がどんどん増えて
いくそうして手が付けられなくなってしまいます。
この映画で演奏された曲目は下記のとおりです。
1.トッカータとフーガ二短調
2.組曲「くるみ割り人形」
3.魔法使いの弟子
4.春の祭典
5.田園交響曲
6.時の踊り
7.禿山の一夜
8.アヴェ・マリア
この映画は1940年に制作されたということです
が、太平洋戦争が勃発したために日本での公開は終
戦後しばらくたってからということになりました。
1940年当時にこんな映画を製作できたアメリカと
いう国のすごさみたいなものを感じました。
いずれにしても私とクラシック音楽を固く結びつ
けたのはこの映画だったかもしれません。
今日の新聞報道のトップは「重力波を初観測」と大
きな活字で見出しをつけていましたね。各紙とも詳し
く解説を書いていますが、かなり難しいことだと思い
ました。それにしても100年前にアインシュタインが
予測していたことがようやく実証されたというのは素
晴らしいことですね。しかも13億年前に2つのブラッ
クホールが衝突した際に発生した時空のゆがみを観測
できたというのですからすごいですね。
私のやってきた研究でも測定装置の精度が上がると
それまで見えなかったことが見えることがありました。
それにしてもこんなすごいことを予測した一般相対
性理論ではアインシュタインはノーベル賞をもらって
いません。ノーベル賞の対象になった論文は「光電効
果の発見」という論文でした。
アインシュタインの論文はSF小説に使われることが
多いようですね。重力波というものを扱ったものもあ
りましたね。
重力波が実際に観測されたというのは今世紀の大発
見の一つとして語り継がれることでしょうが、それか
らさらにいろいろな発見につながるでしょうね。楽し
みなことです。
一つの希望として、一般人の宇宙旅行は現在のよう
に化学反応を利用する推進力では加速度が大きくそれ
に耐える体を宇蔵なければ不可能です。しかし物理的
な推進力が開発されれば宇宙旅行は容易になるかもし
れません。それにはかなり長い時間が必要になるでし
ょうがね。
世界は2大勢力によって冷戦状態に陥っていた。次
なる戦争のために両陣営は核兵器の生産と貯蔵に明け
暮れていた。映画の筋では、1964年に第3次世界大
戦が勃発した。その戦争では生産備蓄されていた核兵
器が使用された。その結果北半球は放射能のために絶
滅してしまった。そして死の灰は南半球に迫ってきた。
そこへ生き残ったアメリカのタワーズ(グレゴリー・
ペッく)艦長率いる原子力潜水艦(ソーフィッシュ号)
がオーストラリアのメルボルンへ入港した。
ある日、アメリカのサンデイエゴから発信された無
線信号が入電した。もしかしたら生存者がいるかも
しれないとソーフィッシュ号が調査に出港した。途中
サンフランシスコ(ロス・アンジェルス?)に入港し
たがそこは死の静寂が支配している市街が潜望鏡から
見えるだけだった。出身地に戻った乗組員の一人が泳
いで上陸してしまい、もうソーフィッシュ号には戻ら
ないというので、艦長はサンデイゴに向かったが窓の
ブラインドの紐が無線機に引っかかりその紐を風に揺
れるたびに無線機をたたいているのだった。メルボル
ン港へ帰港したが、オーストラリアの都市も次々と居
住できなくなった。ついにメルボルンにも死の灰が迫
り、人々は配られた自殺薬で死んでいった。ソーフィ
ッシュ号はアメリカへ向かって出向していった。タワ
ーズ艦長と恋仲になったモイラ(エバア・ガードナー)
は潜水艦いやタワーズ船長をいつまでも見送った。
この映画を見て戦争のむなしさを改めて深く感じま
した。この映画はフィクションですが、いつどんな事
情で大きな戦争の原因になるかもしれませんね。今、
いわゆる大国は大量の核兵器を保持し、発展途上国の
いくつかの国も核兵器の開発をしています。
私は、人間はもっと賢い生き物だと信じていますが、
この映画が一つの教訓になればいいと思っています。
今日の夕食にワンタンを作ってみました。中華ソバ
店で食べるワンタンは余り美味しくなかったので自分
で作ることにしました。
材料は、
①豚牛合い挽きひき肉200g、生シイタケ中2個、長ネ
ギ白い部分1本がワンタンに入れる具材です。
②だし汁はワンタン用のインスタントだし汁の素、キ
ャベツ2cm角に切ったもの約100g、ニンジン小1本を
千切りにしたもの、生シイタケ中2個を細切りにしたも
のなどですこれに、ダイエットのためシラタキを短く
切って入れました。
作り方は説明するまでもありませんね。でも概略を書
いておきます。①をボールに入れてよく混ぜます。混ぜ
たものを小さじ半分ほどを取ってワンタンの皮に包みこ
んで2辺を水で濡らして合わせて指で圧着します。上の
材料で35個できましたが、少し多すぎましたね。
②の具材を中型の深鍋に入れて、水1200mlを入れ、
ワンタンの素2袋を入れて野菜が柔らかくなるまで煮て
おきます。ワンタンは熱湯に入れて皮が透き通るまで茹
でます。茹で上がったらだし汁に入れます。これを丼に
取り分けて出来上がりです。
家族は美味しいといって食べていましたが、少し量が
多すぎました。残りは明日朝食のお楽しみです。
我が家の周辺には防犯灯と防犯カメラが4台設置
されています。玄関近くに設置してある防犯灯が風
のある日に点灯することがあります。これは給湯装
置の火口の僅かな熱が風に乗って防犯灯のセンサー
に届くとセンサーが反応して点灯していたのです。
したがって防犯カメラには何も映像が残っていなか
ったのですね。
最近になって山側の防犯灯が点灯することがしば
しば見られるようになりました。防犯カメラにも何
も映っていないので、もしかしたら風のいたずらか
と考えましたがはっきりしませんでした。
ある日、防犯灯が点灯したので山側のローカの窓
を静かに開けて外を見てみました。するとまだ若い
三毛猫が裏門の柱の上に乗って丸くなっていました。
さては、防犯灯が点灯するのはこの猫が通るためだ
ったのかと納得しました。しばらくすると防犯灯が
消灯したのにネコはまだジッとしていました。
ネコは山の方を見ていましたので何か野生動物が
出てくるのを見張っていたのでしょうか。写真を撮
ろうとカメラを向けるとネコにはそれがわかるよう
でさっと逃げてしまいました。ちなみにモグラとネ
コの出会いはなさそうです。
モグラの話は3回目になりました。
今回は広くもない庭ですがそこら中にモグラ塚とい
える土が盛り上がっています。盛り上がった土の部
分に乗ると結構沈むので危ないということで、妻が
穴の中に小石のかけらを詰め込みました。ところが
翌朝になるとその小石が盛り上がった土の外側に積
み上げられていました。その量は大きめの丼3杯分ほ
どもあり、モグラも大変な作業を強いられたことで
しょうね。霜が降りないということもモグラが活発に
動き回るのかもしれませんね。
モグラが土を掘り起こしてくれるのは、庭の土がそ
れだけ柔らかくなるので嬉しいことではあるのですが
ね。