平成24年12月16日衆議院議員の選挙が行われた。大方の予想通り、現政権与党の大敗そして前回苦杯をなめた野党第1党の大勝という結果になった。新総理大臣予定者は、硬派と伝えられている。日本再生に向けてどこまでやってくれるのかと期待してしまう。期待に添うように頑張ってほしい。
日本再生の課題は数え切れないほどあり、どこから手を付けるのだろうか。何代か前の総理大臣は、日本の再生のために国民に我慢を要請した。国民はそれを受け入れ苦しい生活に耐えてきた。我慢をいつまで続けるのだろうか。決して贅沢をしたいなどとは思っていないので少し生活にゆとりが持てるようにしてほしいと願う次第である。
前にもこのブログに書いた話であるが、政府発表によると物価変動は少なく生活は安定しているという。デフレ解消のために2%程度の価格上昇をさせたいという。しかし、ごく普通の国民の感覚とは異なるようである。実際の生活はどうであろうか。昼間スーパーへ行ってみるとその実態がよく分かる。買い物に来ているのは高齢の方が多く、価格を比べては少しでも安いものを選んで買っていく。価格の変わりがないものは、中身が少なくなっている。価格が同じであっても菓子類は明らかに内容量が少なくなっている。最近、1斤88円の食パンが売られている。通常の品は130円前後であるので88円のものが売れているという。
家電製品などは、たしかに価格は下がっているように思えるものもある。だからといってそれらを短期間に買い換えるということは先ずないだろう。とくに高齢者は省エネ設計など最新の性能のものなどは必要としないし、使いこなすこともできない場合が多い。したがって現在使っているもので我慢してしまうことが多い。筆者自身も、例えばスマホなどは使っていない。現在使っている携帯電話で十分である。お恥ずかしいことではあるが、それが持っている機能を使いこなせていないのが実情である。
毎日必要な食品などの価格高騰が、一般人とくに高齢者にとって大きな影響を及ぼしていることを新しく国会議員になった方々は心に留め置いていただきたい。