ギラギラと日本人形の視線に見つめられながら、何を話していいのかわからず、とにかく黙って座っていた。
「あなたの背中には犬がいます」
「え?犬?」
犬には思い当たる事が無い…。
犬は好きだが、縁が無い。
「それと、タヌキもいます」
「タヌキ?!」
いよいよ縁が無い…💦
田舎育ちだが、タヌキを見たことも無い💦
大丈夫だろうか…この霊感さん。
私が無反応だったのがいけなかったのか、
霊感さんは、ゆっくり目を閉じた。
鏡みたいなモノを出した。
「う~~ん💦」
さっきまで大事に抱いていた日本人形は横に放り出して、鏡を額に近づける。
…なんだか、コワイ💦