謎の。。。41

2021-06-18 12:47:17 | 日記
募集がはじまった。

希望者がなかなか来ない。
 
まぁ、そうだよね。

そうそういないよね。
 
…なんて、お店の子と話をしていた。

「あの…。」

「はい」

…若い女性が現れた。

「募集を見て…」

「あ、はい。少しお待ちください」

お店の女の子が社長を呼びに行った。

「どうぞ、お掛けになってお待ちください」

若い女性は、落ち着かずキョロキョロしている。

「ようこそ!」

社長がラスボス的な雰囲気を漂わせ現れた。

「では、奥へ」

若い女性は、さらにキョロキョロオドオド…かなり挙動不審な雰囲気だ。

「あなたは、いつもそんな風にオドオドしてるの?」

社長は直球を投げた。

「あ、いいえ、そういうワケでは…」

「そういうワケではない…のでしたら、本当の理由を聞かせて貰えますか?

「あの…本当の理由があるワケでも…」

「それじゃ、オドオドしちゃう性格なのね」

社長は笑いながら少しジョークを交えてのやり取りだったが、シビアだ。

「お疲れさまです。後程連絡させていただきます」


女性が帰ると社長は深いため息をついた。

「会話を語尾まできちんと話せないなんて、ダメね。あれじゃ、相談者が不安になる」

…最もだ。