天然石を扱うお店に来てみた。
「いらっしゃいませ」
前回、星影先生に観ていただいたけど…。
確か…霊感占いの先生もいたような…。
「霊感占いの先生はいらっしゃいますか?」
「はい。マリー先生(仮名)がいらっしゃいます」
マリー先生のブースに案内された。
やはり、少し薄暗く、先生はすでに座席に座っていた。
「こんにちは。どうぞ、お掛けください」
笑顔で迎えてくれた。
テーブルには、大きめな水晶がある。
これこれ!これこそ霊感占い!
…と、思いました。
「何を占いますか?」
「あの…霊感占いをしていただくのは初めてで、何をどんな風に聞いたらいいのかわかりません。みなさん、どのような事を聞かれるんですか?」
「…そうですね。例えば、良くない事が続いて『私に何か憑いてますか?』とか、前世とか…。あとは、他の占いと同じように、今悩んでいることを相談されたりとか…。」
せっかく霊感占いをしていただくのだから、前世とか観て貰おう!
「では、あの…、前世を…」
「はい。わかりました。では、ここに、生年月日を。」
…?水晶を覗き込んで何かしらを見るのではなく、生年月日で観るんだ…。