「そして、2度目の告白は?」
「社会人になってから。飲みに誘って、その勢いで。」
「わりと最近なのね」
「いいえ、もう2年くらい前かな?その時も、『ごめんなさい』だったんだけど。『ごめんなさい』の言葉が出るまで少し間があったの。だから、少し変化があったのかなぁ…なんて。」
彼女は、どこまでも前向き。
「…で、この先は?もうあきらめるの?」
「いいえ、あきらめないです。彼には極力迷惑かけない優しいストーカーですから。」
「優しいストーカー…なんとも不思議な言葉」
「彼が結婚するまで頑張るかな?」
彼女はケラケラと笑った。