ストーカー4

2022-09-17 07:26:09 | 日記
「そして、2度目の告白は?」

「社会人になってから。飲みに誘って、その勢いで。」

「わりと最近なのね」

「いいえ、もう2年くらい前かな?その時も、『ごめんなさい』だったんだけど。『ごめんなさい』の言葉が出るまで少し間があったの。だから、少し変化があったのかなぁ…なんて。」

彼女は、どこまでも前向き。

「…で、この先は?もうあきらめるの?」

「いいえ、あきらめないです。彼には極力迷惑かけない優しいストーカーですから。」

「優しいストーカー…なんとも不思議な言葉」

「彼が結婚するまで頑張るかな?」

彼女はケラケラと笑った。