坂元と上手く別れるには、まだ時間が必要なのか…。
無駄に時間ばかりをかけても、必ずしも良い別れ方が出来るかどうかわからない。
それから少しして…、
そういえば、別れ話しをしても、何も変わらないように、すぐにLINEをしてきた坂元が、2、3日LINEが無い…。
会社には来ているようだが、姿も見ない。
さすがに納得してくれたのだろうか…。
その日は、少し仕事が長引いて夕食の買い物もそこそこに急いで帰宅した。
たけるがお腹を空かして待ってるだろう。
「おかえり」
…え?!
声の主は坂元だった。
テーブルにたけると向き合い座っていた。