旅館33

2023-12-11 09:58:10 | 日記
3人は高熱を出したという幹太の家に向かった。


その日の夕方には、幹太の熱も下がり、落ち着いて見えた。

「いやぁ~!ありがとう!久しぶりに高熱出したよ~」

「元気になって良かった!」

「ね、ところで幹太…、物置小屋の事、本当に覚えてないの?」

「…え?」

「熱が出たのって…、あの箱のせいなんじゃないの?」

「…うん。実は高熱を出して唸って寝ている間、何度も何度もあの箱の夢を見るんだ」