徹弥がボソッとつぶやく。
「やっぱり、あの箱のせいだよな…」
皆、言葉に詰まってしまう。
「どうしたらいいんだろう…。」
「どうしたら…って?」
「箱…どうにかしないと」
「どうにか…って、どうにもならないよ。私たちまで呪われて病院送りにされちゃう…💦」
「だけど、このままではまずいよね…。何か手立てがあるなら、やらないと…。」
「オレ、衣栄ばあちゃんに、もう一度箱の事、聞いてみる。夕美の親父さんも、箱のこと知ってるんだろ?」
「うん。」
「何か知ってるかも知れないから、聞いてみてくれ」
「うん…。」