ヒトコワ8

2024-04-07 08:06:18 | 日記
さらにある朝、再びゴミが戻って来た。

「え?💦また?!」

きちんと分別していたはずなのに、納得いかなかった。

安子は、そのまま隣りの宮本を訪ねた。

「はい?」

「ゴミ、また戻って来てましたが…、また何か問題でもありましたか?」

穏健派の安子も少し強気の声色だった。

「さぁ…」

「さぁ…って、宮本さんじゃないんですか?」

「違いますよ。」

それだけ言うと、宮本さんは扉を閉めた。

…え?それだけ?
前回と一緒だし!宮本さん以外に無いじゃない!

腹が立って仕方無かった。

やむを得ず、次のゴミの日までベランダに保管した。