A子ちゃんは、ナゼそうなったのか…。
後で聞いた話しですが…、
実は、A子ちゃんは、始めからこっくりさんには否定的な人だったんです。
友達がこっくりさんに夢中だから、好奇心でやってみただけだったとか…。
だから、こっくりさんをやりながら、馬鹿する言葉を言っていたらしいんです。
こっくりさんが来て、コインが動き出すと、
「嘘だ~❗」
「どうせ狐でしょ。」
否定的な言葉ばかりを口にしていたとか…。
しかも、事件が起きた日は
「私を信じさせるために、何かやって見せてよ❗」
と、随分挑戦的な言葉を発していたらしいんです。
そこまで言っても、こっくりさんに何の変化も無かったので、
「嘘つき~❗」
と言って、コインから手を離してコインを投げたとか…。
さすがにこっくりさんが、怒ったのでしょうか…?
コインを放り投げた直ぐ後に、A子ちゃんに異変が起こりはじめました。
急に黙ると、一点をジーっと見つめて、瞬きしなくなった…。
B子ちゃんとC子ちゃんが異変を感じて、直ぐにこっくりさんをやめると、
「A子ちゃん?どうしたの?」
「A子ちゃん、大丈夫?」
どんなに呼んでも、固まったまま…。
すると、A子ちゃん、バンッ❗と勢いよく机に突っ伏すと、C子ちゃんの手首を掴んだ。
「痛い…。A子ちゃん、離して…」
A子ちゃんは、突っ伏したまま、C子ちゃんを掴んだ手に力を込める。
「痛い…痛い!」
偶然、部活を終えて教室に戻ってきたクラスメートが異変を察して、職員室へ。
B子ちゃんが、私たちのいた隣の教室に助けを求めに来た…ということなんです。
やはり、人知を超えた不思議な現象には、図り知れない力があるかも知れない…と思うんです。
しかし…、
今思うと、A子ちゃんの事があったのにも関わらず、
学校から『こっくりさん禁止令』は発令されなかったので、
現場にいた先生達も、こっくりさんが原因だとは判断しなかったんでしょうね。
私は、それからこっくりさんはしてません。
『こっくりさん』をはじめたばかりの頃の私は、怖いモノ知らずだったので、『こっくりさん』についての不思議な体験談はまだあります。
機会があったら、更なるこっくりさんの不思議な話しを聞いて下さいね。
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