保育所って私が資格を取った20年くらい前あたりから、盛んに家族支援、相談支援、保護者支援をしなさい!そういう複雑な家庭事情に居る子どもが増えている社会的状況だから、保育士にもその支援が求められています!と言われてきました。
おそらく、現場を把握している研究者から上がった声だったのでしょう。
でも、だからと言って国の定める保育所最低基準は変わっていないし、複雑な家庭事情を抱えている子どもに個別に対応が出来る体制ではありません!
保育所滞在時間が長かったり、家庭養育に問題を抱えている子どもが居ると知っているのに、20年以上見て見ぬ振りをしています。
即刻そんな環境に居る子どものため、保育士の個別的な保育が出来る体制に変えないと、しんどい子が放置され続けています。
でもあくまでもそれは対処療法で、根本問題は家庭養育を望むご家庭は、それが経済的事情に左右されないで叶う制度を作ることです。
また、子どもを養育するのが苦手な保護者のための支援が制度としてあるということが大切です。
それが児童福祉です。
一見経済成長とか景気対策とかには邪魔で関係ないように見えるので、後回しにされ続けるのが今の児童福祉です。
子どもにとっては、政治家の当選とか官僚方の出世とか、経済をよくするとかには無関係の政策が超大事!
誰かが子どものニーズを代弁しないと、無視され続けてしまいます。。
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