夏の暑さも和らぎ、夜中の虫の音に耳を傾けてみる。秋の到来を予感させる、心地よい風が、吹いている。連日の民主党の報道は、嵐の前の静けさに見える。
民主党の大勝利と言う見出しの付いた新聞が、闊歩し、テレビは連日マスコミの勝利を祝う。自民党に悪しき風習がある限り、復権は無いと、国民の声は言う。
「ネットウヨ」と呼ばれた愛国者達は、沈黙し、民主党を推す、自治労や日教組たち、風見鶏(かざみどり)馬鹿が、2ちゃんねるに勝利の美酒に酔うかのような書き込みを行った。今から4年前の小泉政権時代と全く逆の構図。
4年前、自民党をぶっ壊すと旧自民党と争う姿勢を打ち出した小泉元総理の姿勢が、自民党圧勝の勝利へと導いた。反郵政民政化の議員に、刺客を送り込むと言う脅威を見せつけ、自民党が変わると誰もが期待した。
ところが、1年も経たぬうちに、安倍政権時に反故(ほご)された。自民党を離党させられた議員が復党するという、裏切り行為が、日本人の反感を買い、マスコミどもの策略と朝鮮人、アメリカの政策への不満も、手伝って、安倍元総理は失脚した。
続く福田元総理も舵取りに右往左往し、中国、韓国寄りの発言を繰り返し、朝鮮の犬であるマスコミに尻尾を振る始末。それでも、国家を守るという姿勢だけは、貫いたが、肝心の雇用対策、国内政治に対して手を打てずに、支持率の低下を招き、失脚する。
麻生総理が期待の星だったが、ねじれ国会に加え、党内の調整だの、派閥の関係だのに振り回され、言葉尻を捕えられまくって、今回の敗戦へと導かれた。頑張ることは、頑張ったと思う。
結局、お馬鹿な国民性も手伝って、お馬鹿議員だらけにしたのは、誰でもない、政治を甘く見ていた日本人だろう。そもそも、安倍政権の時に、何とか援護射撃を出来ていれば、今の民主党なんぞに政権をゆだねる事など無かったのだ。
再び14年前の悪夢が過ぎる。自民は駄目だ、と社会党に政権をやったばかりに、韓国へ慰安婦謝罪行脚にいった土井たか子。阪神淡路大震災の際に、自衛隊派遣が遅れ、多大なる犠牲者を出した村山富一。また、周辺諸国(中国、韓国、北朝鮮)に金を毟られるのかね?
おまけに、「人権擁護法」で、自由な発言を奪われ、「外国人参政権」で日本人を踏みつけるような議員を輩出され、乗っ取られることが、そんなに好きなのか?怒ることを忘れた日本人は、自分達をどうしたいのだろうか?
小泉政権時代を、批判するのは、自由だ。だが、あの当時を振り返って、どうやれば、良かったのかということを考え、言う人間はあまりに少ない。派遣法を改正すべきだったのは、日本が景気回復傾向にあった時だったが、既にねじれ国会を産み出し、なし崩しにしたのは、誰だ?
感情優先の馬鹿に成り下ってしまうと、思考は停止する。インフルエンザが流行とマスコミがはやしたてれば、我先にマスクだ、消毒液だ買いに奔走することが、日本人の本質を突いている。今の日本人は、人を出し抜き、自己顕示欲に浸ることが、自らのステイタスなのだ。
教育の賜物だと、言うかもしれない。しかし、自らの経験側から人を助けることが、自らも助けることになると、教わったはずである。上記のような朝鮮人のような行動は、古き日本では見られない行動である。
今こそ冷静になる必要がある。それには、食生活から焼肉を追い出し、日本食をなるべく多く取るようにすれば、心を平穏にすることも可能になるだろう。パチンコも止めて、国内で生産されたものを買うようにすれば、景気回復は、そう遅くなることはないだろう。
民主党は、残念ながら長くは続かない。いや、続かせない。そのためには、日本人の底力を発揮させる必要がある。心を鎮め、日本の大地と海、空へ祈りを捧げ、耳を澄ませる。地球崩壊まで終わりなどない。焦る必要も怖がる必要もない。新たなる政党の産声が聞こえれば、奴らに良い様に利用されることもないのだから。