グリフォンの日記

時事のニュースについて書いていきます

民主党の駄目さ加減

2007-06-30 01:43:48 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日は、久しぶりにTVを付けていた。というか、普通にコラムを書く自分がいる。実は、日本テレビの「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中」とやらを見ようと思ったからである。番組紹介を見て、カンニング竹山氏が、「少年法に物申す!久々に激ギレ!」・・・本当かよ、っとまあそんな”ブチ切れ全開状態”を見たさに、惹かれたのが真実である。
 
 番組が始まり、個人的にどうでもいい、「ベスト~」をやり出す。逐一、コメンテータ気取りの連中(一部除く)が、訳知り顔で喋っているのと、ランキング形式にする必要すら感じられない偏ったアンケートと報道内容が、嫌いなのだ。特にグラビアアイドルと目立ちたがり屋の議員達。知性、教養の欠片もない言動を控えて貰いたい。
 
 そして、ようやく今日の本題だ。お題は、「少年法の撤廃(廃止)」だ。偶(たま)にしか見ない番組ではあるが、何故かいつも反対席に西川女史がいる。自分の中では、この人の事を”ただの目立ちたがり屋”だと勝手に決めております。
 
 それはさておき、何かのマンガにでも出てきそうな、自民党 大村議員が、「少年法は更生のためにある」と抜かせば、民主の原口議員もほぼ同じ事を繰り返す。「オウム返しして如何(どう)する!少しぐらい違うこと言えよ!」、と自分。そして、ここから自分のアドレナリン放出過多、激怒状態にさせる議員が、いることに気づく。民主党の山口第2区選出 平岡英夫 と 宮城第1区選出 群 和子の両名である。(あえて敬省略!)
 
 まあ、この両名の発言は、特筆したくもない内容であるが、端的に纏めれば、「加害者を更生させるのが、少年法の目的。自分の家族が、加害者側になる可能性もある。加害者側にも諸事情がある。」寝言は寝てから言う戯言(ざれごと)の事だろう?頭の思考回廊が、加害者重視なのは、山口県光市の母子強姦・強盗・殺人事件の犯人と同じく、ドラえもんが実在していることを前提にしているのか?特に平岡議員に言いたい。「何が、”ネクスト法務大臣”だ!旧社会党の残党や反日議員どもが居る限り、民主党なんぞに政権を執らせてたまるか!それと”ネクスト”ぐらい英語で書け!」(ついでに山口県民は、この議員に入れることをよーく考えて欲しい)
 
 そして、それから、被害者家族の方が現れ、お話を拝聴する一同。(一応、両名とも神妙な顔つき)しかし、よほど目立ちたかったのか、平岡議員はまた要らぬ口火を切る。
 
<2chより拝借しました:7月3日訂正>
(注:7月3日番組を録画したものを再確認した結果、6月30日に貼り付けた内容と番組内のやり取りが異なると判断致しました。よって、以前読んで頂いた方には、訂正してお詫び申し上げます。)
 
被害者の母親(遺族):
 「意識不明続が続いていた。亡くなる前の日、『助けられなくてごめん』と何度も声をかけていたら涙を流してくれた。加害者たちは弁護士から『1~2年で出られる』と聞いていたと知った。少年院送致というのは保護処分で、罰でもなんでない。税金で3食食べられるし、テレビもあり、プールのある少年院もある。息子は骨壺になったのに、なぜ加害者は太陽を浴びているんだろうと思った。少年院で講演するとき、(そこにいる彼らには)頑張って生きてほしいとは思うが、自分の(息子を死なせた)加害者には死んでほしいぐらいの気持がある。矛盾はしているが…」
 
民主党・ネクスト法務大臣 平岡秀夫氏:
 「加害者の人に死の恐怖を味わわせるという気持ちで遺族が本当に幸せになるというか、納得されるとは思わない。むしろ、悪いことをした子どもたちはそれなりの事情があって、そういうことになったと思う。」
 
母親(遺族):「事情って何ですか?」
 
民主党・ネクスト法務大臣 平岡秀夫氏:
 「事情と言うのは、彼らがどういう環境の中で育ってきたかとか、どういう風な親とか大人とかとの関係であったとか、まあいろんなことが…それは置いておいて…その加害者であった子どもたちにどうなってもらいたいのか? その子供たちが反省し、これからの人生を歩んでくれるなど、そういうことはもういいから、とにかく死の恐怖を味わわせてやりたいということですか。」
 
                                                               <拝借終了>
 
 所詮、他人事で、お花畑脳内イメージを膨らますしかないのが、今の野党(民主、社民、共産)だと実感しましたよ。自分は、宗教分離しない公明党も嫌いですが、真面目に生きる人間が”損”をする社会を作ろうとする政党には絶対投票なんかしない。被害者の心を理解さえしない社会は、荒んで当然。今の社会は身勝手な連中が幅を利かせ、”ゴネ得”容認をしてしまっていることに問題が有りすぎるのだ。そう考えれば、昔のような道徳を尊ぶ時代からかけ離れた以上、少年法は撤廃すべきだろう。
 
 ・余談1:肝心のカンニング 竹山氏、あんまり激ギレしなかったんだけど。編集段階でカットされたのか。日テレ、騙しやがったな。
 
 ・余談2:正直ムカつくので、民主党の2人のページは載せません。ご自分で探して下さい。
 
 ・余談3:この被害者の方のご冥福をお祈りすると共に、以下に事件の概要のリンクを貼っておきます。
 
http://yabusaka.moo.jp/outu01.htm


二つの対比

2007-06-29 23:29:10 | 電車内での犯罪

<特急列車サンダーバード強姦事件続報:izaβ版より抜粋> 
 
 JR西日本の特急「サンダーバード」内で乗客の20歳代の女性に暴行したとして、強姦罪などに問われた滋賀県湖南市石部南の解体業、植園貴光被告(36)の公判が29日、大津地裁(長井秀典裁判長)であり、植園被告は起訴事実を大筋で認めた。検察側は、植園被告が暴力団関係者を装い、おびえる女性に対し車内で2度にわたって暴行に及んだ卑劣な犯行の実態を明らかにした。
 
 検察側の冒頭陳述によると、植園被告は昨年8月3日、乗用車の運転免許取得合宿からの帰りに、金沢駅から大阪行きのサンダーバード50号に乗車。乗客がまばらな自由席6号車内で、前から3列目の女性の隣に座った。福井駅を出た午後9時20分ごろから、服役を終えたばかりの暴力団関係者を装って「大声出すな。殺すぞ」と脅しながら女性の体を触り、通路を通りかかった他の乗客には「何見とるんじゃ」と怒鳴りつけた。
 
 その後、女性を車内のトイレに連れていき暴行。いったん京都駅で降りようとしたが、間に合わずドアが閉まったため、再び同じ女性を車内の洗面所で暴行した。
 
 この日の公判では被告人質問も行われ、植園被告は「仕事がうまくいかず酒に逃げ、同じ犯行を繰り返してしまった。世間の人には迷惑をかけた」と述べた。弁護側は「植園被告が、16歳のときのバイク事故で負った脳挫傷(のうざしょう)が原因で欲望を抑えられなくなり、犯行につながった可能性がある」と情状鑑定を請求し、採用された。
 
 植園被告は、走行中のJR湖西線の電車内やJR雄琴駅(大津市)構内のトイレで別々の女性に暴行した罪にも問われ、今年4月の初公判で起訴事実を認めている。
 
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/59701/
 
<甲府市連続強姦事件:ZAKZAKより引用> 
  
 甲府市で複数の女性に乱暴を繰り返し強姦(ごうかん)罪などに問われた無職(27)に対し、甲府地裁は28日、懲役18年(求刑懲役20年)の判決を言い渡した。
 
 判決理由で渡辺康裁判長は「性欲の赴くまま陵辱の限りを尽くした鬼畜の所業」と厳しく批判。捜査段階で被告が「コンビニに行くような感覚だった」と供述したことにも触れ、「常習性は顕著で悪質極まりない」と述べた。
 
 判決によると、被告は昨年2―8月、甲府市で20―30歳の女性6人の部屋に侵入、うち5人に乱暴するなどした。
 
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_06/t2007062826.html
 
  特急サンダーバード内で起こった強姦事件は、以前もお伝えした通りですが、山口県光市で起きた母子強姦・強盗・殺人事件の福○被告と同じような、見苦しい言い訳をしております。反省・謝罪と言う言葉をこうした連中は知っているのでしょうか。それとも刑を軽くする為の弁護士の入れ知恵ですかね。
 
 それと下段に張った甲府市の連続強姦魔は、名前が伏せてありますね。前回もお伝えしたように、こうした場合は、在○、部○、障○者が多数です。無論、判決が出ているということは、障○者では無いということですね。通名報道といい、日本人はもう馬鹿ではないですよ、マスコミ諸氏。いい加減、書くべきことを書いて欲しいですよ。
 
 前々からこのブログでも発言しているように、強姦を連続で行うような連中は、また再犯する可能性は高い。にも拘らず、裁判官の裁量だかなんだか知らないが、刑期が短い場合があるわけで、被害者に対する人権蹂躙以外の何者でもない。それと、日弁連か何かが行(おこな)っている過度な加害者擁護も大概(たいがい)にするべきだろう。最大50年くらい牢獄にぶち込めるのなら、被害者もまだ納得できると思う。少々過激な発言かもしれないが、安倍総理に、「強姦魔は、死刑にする」ぐらい言って貰いたい。(実際には、通らないかもしれないけど)


アメリカの思惑

2007-06-27 23:38:28 | 国際・政治
 <Asahi.comより抜粋>
 26日、従軍慰安婦問題に関する決議案が大差で可決された米下院外交委員会。元慰安婦を支援する人々が詰めかけた委員会室で、議員らは次々に日本政府の明確な謝罪を求めた。
 
 ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の生存者であるラントス外交委員長は「国家の真の力は、その歴史のなかの最も暗い一幕を突きつけられた時に試される」と語った。戦後、謝罪を繰り返したドイツを「正しい選択だ」と評価。一方で日本は「歴史の記憶喪失」を進めていると嘆いた。
 
 ラントス氏は、14日付の米紙ワシントン・ポストに掲載された日本の国会議員らによる全面広告にも言及。「強制性を示す文書はない」とした内容を「慰安婦の生存者をけがすものだ」と批判し、下院が立ち上がるべきだ、と呼びかけた。
 
 議員からは「ただ、アイム・ソーリー(ごめんなさい)と言うことが、なぜそれほど難しいのか」(民主党のスコット氏)といぶかしむ声も。一方、決議案に反対した共和党のタンクレド議員は「日本の過去の過ちについて今の政府に何度謝罪を求めるのか」と疑問を投げかけた。 決議案を提出した民主党で日系のマイク・ホンダ議員は記者団に、7月の第2週か第3週に本会議で採決にかけられるとの見通しを示した。
 
 http://www.asahi.com/international/update/0627/TKY200706270090.html
 
<izaβ版より抜粋> 
 
安倍晋三首相は27日夕、米下院外交委員会が従軍慰安婦問題で日本政府に公式謝罪を求めた決議案を可決したことについて「米議会の決議だからコメントするつもりはない」と述べるにとどめた。
 
 その上で「(4月の)訪米の際、私の考えは説明している」として、「おわびと反省」を表明した平成5年の河野洋平官房長官談話を継承する立場を重ねて強調した。同時に「米議会ではたくさんの決議がされている。そういう中の1つだ」と指摘した。
 
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/59372/
 
 今年に入りアメリカの方向転換には目覚しいものがある。それは、北朝鮮への資金凍結解除に始まり、そして従軍慰安婦(売春婦)へと日本への攻撃は激しさを増してきている。しかし、これらの事柄をよく観察して見ると、アメリカサイドの思惑が見え隠れする。
 
 それは、既にイラク戦争が終了し、アメリカ介入の今後の紛争・戦争予定は、日本の周辺アジアへとシフトしつつあるということだ。北朝鮮の弱体化を進めないのは、あと5年~10年先の戦争を見据えた行動に見える。北朝鮮を生かすことによって、日本、韓国の軍事費を上げる作戦。それらは、武器を販売する国ならではの考え方だ。「危険な隣国がありますよ、さあ、武器を沢山買いなさい。」、とね。
 
 そして、もう一つの慰安婦や南京事件、靖国神社についてアメリカが、中国や朝鮮人の尻馬に乗ったかのように、騒いでいるが、これも何かに似ていないだろか。それは、今から66年前、中国の情報戦をうまく使い、アメリカ国民の世論を日本との開戦に持っていったフランクリン・ルーズベルトのように見えないだろうか。日本近海には、ちょうどお誂(あつら)え向きな反日国家が3カ国もあるのだから、それを利用しない手はない。日本から戦争を仕掛けることはないと思うが、日本の軍事費用の拡大、近隣諸国との戦争になる事を望むアメリカにとって、「アメとムチ」を使い分ける手法によって、日本国民を揺さぶる陽動作戦のようにも見える。 
 
 軍事大国アメリカ。軍事産業を儲けさせるために、10年の周期で戦争が必要なアメリカ。何れにせよ、アメリカは次ターゲットを絞りつつある。中近東近辺の戦争が無くなりつつある現状を考えて見ると良い。次は何処に絞るだろうか。つまり今後、日本が戦争に巻き込まれない可能性は、0では無くなったといえる。
  
 そろそろ、5年先10年先を見据え、日本は核武装も踏まえて、本気で考え、行動しないと、アメリカの手のひらで、また転がされることになるだろう。そして、万が一戦争が起きた時に、悲劇を見るのは、あなた、もしくはあなたの大事な人であるかもしれないのである。外交手腕に頼るのも一つだが、現状において、その脆弱性は言うまでもない。仮に有益な情報が手に入ろうとしても阻むものが、そうした戦争金亡者国家の連中なのである。
 
 先日も日本は情報戦に疎いと書いたが、今後は先手、先手でいかなければならない。無論、隠し玉、切り札というのは最後まで持っておくべきだが、それらのオプションが用意できるかは、如何にして正確な情報を持てるに掛かってくるだろう。そのために必要は法案を早急に決めるべきだ。年金、税金とお祭り騒ぎで、政府叩きをしている暇などないのである。考えすぎとの感もあるが、現実に事が起こってからでは、取り返しはつかない。後悔は先に立たないのである。我々、日本国民も早急にそのことを肝に銘じておくべきであると考える次第である。



暇人どもの夢の跡

2007-06-27 00:41:59 | 売国奴

 日本が誇る文化の一つに神道がある。神道は、八百万の神々と言われるように、森羅万象、あらゆる物に感謝することから始まる。雨を降らせて欲しいと天に祈り、海の荒れを鎮める為に祈りを捧げる。ちなみに今年2007年は、神武暦に直すと2667年にあたる。神武暦とは、日本書紀の編年から遡(さかのぼ)り、初代 天皇として、神武天皇が即位された年を紀元とする暦である。しかし、その文化を卑下するような暇な御仁がいるのも事実だ。

 今も尚、戦争に敗北したという心の傷跡が残留し、体内を駆け巡っているように見受けられる。しかし、日本の精神に繋がる神道を侮辱し、天皇制を廃止しようと画策している連中が、背後で暗躍している可能性を考えた時、果たしてそれらの行動は未来の日本国の為になるであろうか。中国で捕虜となり、洗脳をされた元日本兵が、現在に至っても反日行動を取っている現状を、同じ戦場で亡くなられた戦友達の御霊は、どのような思いで見ておられるのであろうか。考えてみて欲しい。
 
 多くの旧日本軍の兵士、当時を生きた人々が、戦争について、口を噤(つぐ)んだまま亡くなっていく昨今。当時の政府や旧日本軍だけを悪者にでっち上げ、当時の日本の美の部分を伝えようとしない人間は、尊敬になど値しない。この神社は、1970年に建設されて以来、祭り事や各種参拝が行われてきたのではないだろうか。にも拘(かかわ)らず、その37年という歳月の記憶を、破壊という行為によって、消し去ろうとしている。
 
 鳥居を壊し、祭りという伝統を壊し、一体、何を自分達の子孫達に残すつもりなのだろうか。伝統を重んじない人間は、今まで自分まで続いてきた系統、その祖先を侮辱する行為以外のなにものでもない。破壊した物は、修復することができるが、伝統は一旦破壊したら取り返しがつかない遺恨を残すことになるだろう。伝統という記憶は継承していくものなのだから。

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<北海道新聞より抜粋>
 
砂川市が市有地を神社に無償で使用させているのは憲法の「政教分離の原則」に反するとして、市民二人が「菊谷勝利市長が、神社を所有する地元町内会に撤去を求めないのは違法」との確認を求めた住民訴訟の控訴審判決が二十六日午後、札幌高裁であった。伊藤紘基裁判長は、政教分離違反を認めた一審札幌地裁判決を支持、市長側の控訴を棄却した。
 
 判決理由で伊藤裁判長は「市有地内の施設は明らかに宗教施設。ほこらや鳥居などの撤去を求めない市長の行為は、政教分離原則に違反する」などと述べた。
 
 訴えていたのは砂川市の無職谷内栄さん(76)と同高橋政義さん(84)。
 
 判決によると、神社は砂川市の空知太神社。神社の建物は、地元町内会が一九七○年に市の補助金を受け、町内会館を併設する形で市有地に建設。内部に天照大神を祭ったほこらがあるほか、屋外には鳥居も設置されている。
 
 この土地の一部が住民から市に寄付されていたため、市は町内会に対し土地の無償使用を認めていた。
 
 昨年三月の札幌地裁判決は「建物の『神社』の表示を外し、鳥居などを撤去すれば、違憲状態は解消される」と指摘したが、一審判決後も市側は町内会に鳥居の撤去などを要請していない。
 
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/34435.html

 
<ウィキベディアより神武暦のページ> 
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9A%87%E7%B4%80


腐敗の進んだ社会保険庁

2007-06-25 22:48:25 | 国内政治

2日ほどお休みしてしまいました。ここ最近暑い日が続いて、気力の減退、体調不良だったわけで...。
 
 さて、相変わらずネタの尽きない社会保険庁。解体する以外に国民を説得できる要素が、無くなった社会保険庁。政府は一体どのような判断を下すのか。ここからが、現行内閣の手腕が試されることになる。

 民主党、そして、それに癒着し続ける自治労に対して、何故、多くの国民は反感の意を伝えようとしないのか。現行政府を叩く連中と一緒になって、揶揄する卑怯者に付ける薬は無い。今回の件といい、今までの腐敗体質といい、社会保険庁の解体は、免れないことであるが、今後どのように管理運営するかが焦点となる。様々な方向性が模索されているだろうが、日本国民の生活に即した決断が必要である。いっそうの事、郵政公社に吸収されてしまえ!、と言ったら些(いささ)か暴論になるだろうか。
 
<余談>
izaの記事は政治評論家の屋山太郎さんの書かれたものです。非常に的を得た正論を書かれる、と敬服致す次第です。

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<日本経済新聞社より抜粋>
 
年金保険料の一部を収納担当の職員が横領している事例があるとして、社会保険庁は全国の実態調査を始めた。保険料横領は発覚している分だけで2002年までに1億1000万円を超すと判明、未発覚のケースもあると見られる。社保庁は市区町村職員を調査する方針だが、同庁の地方出先機関も対象になる可能性がある。保険料横領は、払ったはずの保険料納付記録がなくなっている「消えた年金」などの一因とみられる。調査と情報公開を急ぐ必要がありそうだ。
 
 会計検査院の調査資料によると、1989―02年までの公的保険料の横領額は発覚した分だけで約1億1000万円。4年間にわたり加入者から受け取った保険料を国庫に納付せずに着服していたケース(東京・蒲田)、架空の被保険者記録を職員が作り自ら開設した金融機関口座に年金を振り込ませていたケース(愛知県・半田)など計7件。
 
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070624AT3S2301223062007.html

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<izaイザβ版より抜粋>
 
国会で毎日のように激しく論争されている年金5000万件記録洩れ問題は、完全に焦点がずれている。社保庁問題はかつての国鉄問題そっくりだと認識すべきだ。調べれば調べるほど2つの問題は同根同種であり、きのうきょう腐敗したというものではない。
 
 組織腐敗の根源は70年代にまで遡(さかのぼ)る。社保庁の自治労国費評議会(今年4月「全国社会保険職員労働組合」と改称=組合員1万1000人)は72年から79年まで合理化反対のための(1)オンライン化反対と(2)身分を国家公務員から地方公務員に移せという闘争を激しく行っている。75年、国鉄では国労・動労が「スト権奪回スト」を行い違法のストを8日間ぶち抜いた。自治労と国労・動労は共に総評の傘下で運動に参加した。73年、国労の富塚三夫書記長は順法ストやストをうつ覚悟を披瀝してこう述べたものだ。「国鉄が円滑に機能しないことは国の力を弱め、資本主義を崩壊させるのに役立つ」この倒錯した論理には耳を疑ったが、総評はこれで社会党をバックアップできると信じていた。傘下の社保庁自治労が同じ動機で仕事をサボっていたのは想像に難くない。
 
 違ったのは、違法闘争のあと、国鉄が毎年赤字を2兆円たれ流し、借金が37兆円も溜まっていることが顕在化し、改革に着手されたことだ。一方の社保庁の内臓疾患は外部に全く見えなかった。国鉄は87年に分割・民営化によって蘇生したが、社保庁は20年経ってようやく同様の手術を受けざるを得なくなった。
 
 国鉄が腐敗したのは国鉄官僚が国労・動労に迎合したからである。国労とさえうまく付き合えば出世は保証された。労働省の労政担当でさえ国労の機嫌をとった。内部の事情は高木文雄総裁(当時)にさえ報告されず、高木氏は国会や土光臨調の場で「国鉄は徐々に良くなっております」と答えていた。
 
 ≪社保庁の3層構造≫
 
 社保庁は(1)長官と厚労省キャリア(2)社保庁採用のプロパー(3)各地方事務所の現地採用-の3層構造になっている。長官は1年在任してハクをつけて天下る。キャリアはことなく済めば2年で本省に帰れる。プロパーもこれらの“お客さん”をうまくあしらう。この状況の中で(3)はますます過激な運動に走った。
 
 公企体労組の運動に共通しているのは、賃金は人事院や公労委で決まるから必ず労働密度をスカスカにする運動に走ることだ。国労は機関車、客車の定期検修の時間まで労使協定で決めさせたが、これを真っ正直にやっても1日の実働は4時間かからなかった。新幹線の窓ガラス取り替えは8人×4時間で1枚と決められていたが、民間委託にしたら3人×1時間で済んだ。
 
 自治労国費評議会が79年当局と結んだ「覚書」は窓口装置を操作するのは「1日最高300分、キータッチ1万回」というのだが、これは国鉄の労使協定を上回るずっこけ勤労体制だ。基礎年金番号は96年度菅直人厚生相の時にシステム化し、小泉純一郎厚相時代に導入した。菅氏に責任があるとか小泉氏だとかいっているが、国鉄の破産前、歴代運輸大臣の責任が問われたことがあったか。菅も小泉も関係ない。
 
 国鉄といい社保庁といい“外局”の責任は総裁や長官が負うべきもので、高木総裁は時々、国会に呼ばれていた。社保庁長官が呼ばれなかったのは、与野党の責任ではないのか。各長官はほぼ1年務めて天下っている。その無責任体制は国鉄を上回る。
 
 国家公務員退職手当法では禁固以上の刑以外は退職金の返還を求めることができない。公務員が民間以上に保護されるいわれはない。即刻、手当法を改正して没収すべきだ。またずっこけ職員の給与も最低3割カットすべきだ。カットの理由付けが困難という意見があるが、民間会社が大損失した時、全職員が連帯して責任をとるのは当たり前だ。民間並みに責任をとらせる公務員法の改正を求める。
 
 ≪民主党がやるべきこと≫
 
 社保庁改革法は非公務員型の「日本年金機構」を作って、6分割する主旨だ。国鉄の7分割・民営化をなぞった解決法だ。民主党の国税庁と一緒にして「歳入庁」を作れというのは米国式の発想だが、現実問題として大学に中学生を入学させるようなもので無理だ。民主党がやるべきことはまず支持母体の自治労に世間一般の常識を教育してやることだ。小沢一郎氏はこの自治労を選挙の手足にしているが、これではさながら「小沢自治労」だ。
 
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/58327/
  


化けの皮を剥いだ悪魔

2007-06-22 23:47:40 | 犯罪

今日も気まぐれ天気。梅雨に入ったはずが、降ったり止んだりの雨の気まぐれにお付き合い。四国では節水制限が出たところもあるとか。その割に気温は高めで、湿度はさらに上昇。おまけにこんな事件が起こり、自分の不快指数は最高潮に達するのである。

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<SankeiWebより抜粋>
  
 大阪府泉佐野市で帰宅中の女性が車で拉致、乱暴された連続強姦(ごうかん)事件で、大阪府警は22日、逮捕監禁や強盗強姦未遂容疑で同府岬町深日のサッシ加工業、小木剣太容疑者(28)を逮捕した。小木容疑者は容疑を認めているという。同市内で起きた別の2件の現場で見つかった遺留物のDNA型がいずれも小木容疑者と一致しており、府警は余罪を追及する。

 調べでは、小木容疑者は5月8日午後11時ごろ、泉佐野市の路上で、帰宅中の30歳代の女性を車で拉致。粘着テープやポリ製ロープで目や両手を縛って連れ回し、暴行を加えた上、現金が入ったハンドバッグなどを奪った疑い。「抵抗したら殺すぞ」などと脅し、犯行後は拉致現場から約20キロ離れた岬町の山中に女性を放置したという。

 同市内では3月から6月にかけて、同様の手口の事件が少なくとも3件発生。拉致現場はいずれも半径約50メートル以内に集中していたことから府警は現場周辺に土地勘のある人物の犯行とみて現場付近を通行する不審車両を捜査。被害女性の1人が目撃したスライド式のワンボックスカーと小木容疑者の車が酷似していたことから関与が浮上した。

 さらに3件の現場で採取された遺留物のDNA型が小木容疑者と一致し、逮捕に踏み切った。現場周辺では他にも手口のよく似た強姦未遂事件や強制わいせつ事件などが数件確認されており、関連についても調べる。

あいさつを欠かさない礼儀正しい人だと思っていた」。小木容疑者の自宅近くに住む男性(78)は、近所の子供たちに熱心に空手の指導をする同容疑者の「表」の顔との違いに驚きを隠せない。

 小木容疑者は妻と子供3人の5人暮らし。約半年前に両親の隣の家に転居してきた。愛想が良く近所でも慕われていたという。
 
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070622/jkn070622010.htm

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 やり切れない事件。性的快感の虜となった小木容疑者に、更生を促すのはおそらく無理だろう。家族と言う本来、自らの身を挺して守るべき存在がありながら、その性欲を自制し、抑圧出来ない人間に付ける薬はない。きっと、女性を陵辱し、強姦する事がこの男のアドレナリン放出条件になってしまっているからだ。
 
 いつまでも、加害者保護の法律を続けていても、こうした事件のように、多くの犠牲者を出すだけだ。加害者の保護は、やたらと連呼されるが、被害者本人や被害者家族に対する保護の薄さは、ティッシュペーパー1枚並だ。法律は、国内情勢と時代の流れとともに、その要求も変化させなければならない。左巻きの連中が先進国を盾にやたらと日本の孤立を叫ぶが、ここは日本だ。自国の法律を他国の暇人どもに言われたから、変えるなんて持っての他だ。いい加減に、こうした快楽事件に対して、もっと重い罰を課すべきだと思う。
 
 山口県光市の母子強姦・強盗・殺人の如く、犯罪者に、「人権がある」「更生出来る」というのなら、もし再犯を犯した時には、その時の裁判官、弁護士、取り巻きにも責任を取って貰う制度を導入すべきだ。口で言うだけなら只だ。冤罪事件ならいざ知らず、DNA鑑定結果や物的証拠のある確定事件において、刑を軽くしようだなんて自分が犯した罪を反省なんぞしていないのと一緒だ。さらに言えば、再犯した場合は刑を”前回の刑期”+”今回の刑期”に合算した方が良いだろう。前の刑期がまた追加される事になれば、再犯は減ると考えるからだ。
 
 被害者の無念や心の痛みを考えない司法制度、今こそ見直して貰いたい、と切に願う。
【6月23日一部修正しました】


終わらない疑念

2007-06-20 22:06:27 | 犯罪

 この事件を取り上げるのも4回目。新たなる事実も出て来ぬままの展開に、多くの一般市民の不安を払拭するに至らず、殊更(ことさら)事件に疑念を感じるのである。事件当初、”不二家叩き”と打って変わり、報道をほとんどしないマスコミ。警察からの情報の少なさ。ペッパーランチ自体の対応。何れも世に出せない何かを隠匿するが如くと、ネット上で様々な憶測が飛び交った。それらのお陰というべきか、ネットの存在、携帯電話でのメールやネット接続により、幸いにしてこの事件のことを多くの女性が知り、警鐘を鳴らすことができたようだ。
  
<日経レストランONLINEより抜粋>
 
 先月、ステーキ店「ペッパーランチ」大阪心斎橋店の店長と友人のアルバイトが、閉店間際に来店した女性客に睡眠薬を飲ませたうえ、拉致、監禁、暴行を加え、財布からお金まで盗んだとして逮捕された事件をうけ、「日経レストラン」は一般消費者にアンケート調査を実施した。その結果によると、事件の影響で女性客の外食意識・行動に変化が現れていることが分かった。
 
Q.「ペッパーランチ事件を知っていましたか?」
まず、この事件を「知っている」と答えた人は76.7%。常識では考えられない事件だっただけに、認知率はかなり高かった。
 
 また、「ペッパーランチ」の店舗の利用動向にも当然、影響を与えた。これまで同チェーンの利用経験がある人のうち、40.3%は「全店舗利用しなくなった(利用しないつもり)」と答え、さらに「1人では行かなくなった(行かないつもり)」も36.1%あった。事件の責任については、「事件を起こしたのは個人なので、個人の責任が大きいが、会社にも責任がある」という受け止め方が最も多かった(62.2%)。
 
Q.「事件後、あなたの外食行動に変化がありましたか?」
事件による外食産業全体のイメージダウンも深刻で、「外食産業全体のイメージや信頼感がかなり悪化した」との答えは42.6%、「やや悪化した」も48.9%に上った。
 
事件の後、「自分の外食行動に変化があったか?」の問いに対しては、「あった」が20.4%。年代別に見ると、20代女性が17.7%だったのに比べ、30代女性は23.1%に達した。
 
行動変化のうち、最も多かったのは「夜、1人で飲食店に行くことを避けるようになった」(55.3%)。以下、「夜、初めての飲食店に行くことを避けるようになった」(51.1%)、「夜、ほかにお客がいない飲食店に入ることを避けるようになった」(同)などが続いた。
 
 http://nr.nikkeibp.co.jp/topics/20070618_1/
 
とはいえ、再び起こらないとも限らない犯罪の一つであり、油断は禁物である。 いくつかの疑念が払拭されない限り、決して風化させてはならない事件として、心に留めておいて頂きたい。
  
<以下は、自分の関連ブログへのリンクです。>
 
<これで終結?胡椒昼飯事件の続報>
 
http://blog.goo.ne.jp/genroh2014/d/20070531
 
<ステーキハウス強姦事件2>
 
http://blog.goo.ne.jp/genroh2014/d/20070526
 
<またこんな事件が発生>
 
http://blog.goo.ne.jp/genroh2014/d/20070516


情に流されるべからず

2007-06-20 21:36:12 | 国内政治

<日経ネット関西版より抜粋> 
 
母親が前夫との離婚成立前に出産し、出生届を出していないため戸籍がない滋賀県の高校2年の女子生徒(16)とその家族らが、現在の氏名でのパスポート(旅券)の発券を求めた問題で、生徒らが19日に大津市で記者会見し、今月に出発予定の海外への修学旅行を断念したことなど、心境を語った。
 
 生徒は12日に外務省で陳情した際、麻生太郎外相が「君が言う名前で作ると偽造パスポートになる」と話したことに触れ「私の名前は偽造なのか。とても悲しく、今も立ち直れない。旅行はあきらめざるを得ない」とうつむき加減で話した。外務省は母親の前夫の姓での発券方針を示していた。
 
 生徒の母親も「テーブルを挟んで外相がとても遠くにいるように感じた」と無念そうに話した。支援者らは今後、日弁連への人権救済の申し立てをする予定という。(共同)
 
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/40590.html

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 今まで傍観してきたが、戸籍が無い女子高生のパスポート発券について触れてみたい。ネット上でも活発に言われているように、この発券には、どうもある意図を感じる。それは、戸籍の無い日本に住んでいる特定外国人に対して、日本国のパスポートを発券するための布石としての可能性だ。今回の如く、支援者がいることや、日弁連が後ろにいることを匂わせるなど、俗に言われるプロ市民風味のような様相を呈してきている。
 
 女子高生、本人にはそのような意図が無いにせよ、今の名前の記載を頑なに死守する姿勢(周りに言い包められているのか?)を見る限り、とても同情できない。日本国憲法の定めるところの、戸籍が無い状態を続け、さらにパスポートを寄越せと言うのは、この母親、そしてその支援者達が何らかの目的を持っていると思われても仕方あるまい。
 
 近年のネット普及を背景に言えば、もう”情”で世論を動かすことはできないだろう。”情”で憲法を捻じ曲げようとしていることは、日本国民にとって、自らを危険に晒すことでもあるからだ。海外からの留学や就労で、やって来た外国人が、日本人のフリ(なりすまし)をして、戸籍無しに日本のパスポートを作れるようになれば、次は市民権、次は選挙権、次は年金というように要求を増す可能性がある。そして、当然、スパイ(諜報)活動・強盗・強姦・放火・殺人などの犯罪の増加だ。
 
 特定アジアの人間が、日本を狙い、不法入国を繰り返している昨今。偽造パスポート、偽装結婚など日本国籍取得に燃える連中が、この件に絡んできているとは考えすぎだろうか。一部の”情”と言う事柄に弱い人に言いたい。”今回だけ”という一時の情に流されて、ゴネ得を許すことは、長期的に見れば、結局、自分達の首を絞めることになることに、気づいて頂きたいと切に思う。


日本海は国際的名称

2007-06-20 01:02:49 | 韓国

この話題も、このブログでお伝えするのも今回で3回目です。紆余曲折の道のりでしたが、ようやく決着へ向かいそうです。電話、メール等で「日本海」の表記をするように、鳥取県琴浦町へ抗議を行った方々に感謝です。
 
<asahi.comより抜粋> 
 鳥取県琴浦町が市民団体の指摘を受け、町内の日韓交流記念碑の碑文から韓国で日本海を表す「東海」の文字を削除した問題で、町は18日、碑文の文面を日本語で「日本海」とだけ表記した新しい碑文に張り替えることを決めた。

 町は碑文の文字削除で在日本大韓民国民団鳥取県地方本部から抗議を受けたことなどから5月20日、日本語で「日本海」、ハングルで「東海」と表記することを発表。同30日には、どちらの表記も使わない碑文にすると方針転換していた。

 その後、「日本海」を使わないことに対する抗議が多かったことから外務省に照会し、「『日本海』が国際的に確立した唯一の呼称」とする回答を得て決めたという。

http://www.asahi.com/national/update/0619/OSK200706190016.html
 
 結局、外務省が泥をかぶることになり、記念碑そのものを撤去するわけではないので、自分としては些(いささ)か不満もあるが、これで良かったと思う。「相手に一歩下がって譲(ゆず)る」というのは、日本の伝統や文化に即して言えば美徳と考えられる。しかし、今回の如く、何の見返りもない事柄に執着し、自国の利益を阻害され、まして強請(ゆす)り国家のために譲る必要など何もない。強気で突っ撥ねる強さが欲しいところではあるが、今回のように政府に確認(相談)し、決定を行ったことは評価できる。
 
 日本側の好意に対して、敵意でしか返せない韓国。まるで駄々っ子が、何でも大人におんぶにダッコと強請(ねだ)っているように見える。しかし、駄々っ子の言い分なんぞ所詮は戯言だ。結果、大人側には何の見返りもあるはずもなく、そろそろ大人側の堪忍袋の緒も切れ掛かっていることに気づいた方が良いのではないだろうか。
 
余談:ねだるとゆする、いずれも”強請”という同じ漢字だったのですね。勉強不足な自分に反省。


風林火山の精神

2007-06-19 00:22:45 | 国内政治

 全ての万物は、常に移り変わり、一瞬たりとも動くことを止めることはない。”諸行無常”を悟った釈迦の境地は如何なるものだったのだろうか。
 
 人の心ほど移り変わりの激しいものはないだろうが、情報の氾濫により、混沌の渦に巻き込まれ、飲み込まれそうになる自分と葛藤するほど、力を使うことはないだろう。現在の内閣支持率発表も各紙の調査内容は散乱し、的確とは到底言えず、言い知れぬもどかしさを感じるのである。
 
 安倍内閣の発足後、中国、韓国へのお伺いを立てにいくかのような訪問劇に始まり、今は空中浮遊する年金問題と住民税。安倍総理について言えば、小泉元総理の手腕をそのまま継承できなかったのは、何故なのだろうか。小泉元総理の上手なところは、細かい説明を官房長官にやらせ、自分は淡々と感想のようなことを言うだけであるところだ。しかし、その淡々とし、凛とした姿勢(に見える事)こそが、国家元首としての品格、風格を日本国民に安心感をもたらし、勇気づけていく原動力になるのである。(要は、パフォーマンス上手であり、その場の空気を読む力に長けているということ)
 
 安倍総理も今の時期下手に動けば動くほど、醜態を晒すことに早く気づくべきだ。安倍総理は自分の口から国民に伝えるべきだ、と考えているようだが、嵐が来た時には、避難し通り過ぎるのを待つのも首相としての役目だ。そのための盾としての官房長官なのだから、十分に活用したらよい。マスコミが騒ごうが、野党が騒ごうが、武田信玄の如く、「風林火山」の精神で行けば、道は開けてくるだろう。
 
 年金や税金について言えば、これは60年間、先の歴代の内閣が自分達の保身を謀らんとする為に、今まで放置してきたツケを今日になってようやく払い始めたに過ぎない。この先10年、20年後には高齢化がさらに加速する。さらに加えて、無駄な生活保護、在○特権、年寄りだけの優遇制度。何れもこの先ずっと均衡を保ったまま、続けられると思うだろうか。結局、誰かが、そのケリをつけなければならない。
 
 自分は、内閣がコロコロ変わる国では、海外にも悪影響を与えるだけでなく、今まで行ってきた政策が全て泡沫に消されることは避けるべきだと思っている。また、現在の内閣下ろしは、「北朝鮮に対する制裁措置」「朝鮮総連に対する、賠償請求」を見れば、反日国家、反日分子による陽動作戦の一つともとれなくもない。我々、日本国民も、先人に学び、「風林火山の精神」に則り、生きていく術を身に付けるべきだと思う今日この頃なのである。