大寒を過ぎた2月1日
凍てつくような冷たい風が吹き抜ける。
空は厚く黒い雲が流れ、時折、日差しが指していた。
やがて、春に芽吹く新たな新緑を前に、祖国、日本を想い、走り抜けた政治家、小説家 石原慎太郎氏が亡くなった。
謹んでご冥福をお祈りすると共に、感謝したい。
人の人生とは、病に倒れ、それでもなお、燻る火種を燃やしながら、最後の刻まで走り抜けるものだとつくづく思う。
祖国を想い、異国の地で果てた英霊たちへの想いを胸に戦後の日本を立て直そうと、守ろうと志を貫いた人だった。
今の政治家もマスコミも烏合の衆に塗れ、何か大切なことを忘れているんじゃないか、そう思わせるのである。
ああ、石原慎太郎さんのような叩かれても、ぶれない太い幹のような志、精神が今の日本に必要なのではないか。
ただ、それを悠然と示した人がいることが、我々の希望の火種なのだ。
火種はくすぶり、やがて炎に変わる。
我々の心に宿る炎は、ネガティブで否定的で、陰湿なものだろうか?
否
ネガティブはポジティブに変換できることを我々は知っている。
社会情勢は常に変動する。
よりよい社会、日本を造ること。
その炎を常に燃やしていく。
石原慎太郎氏の信念は、聖火の如く、人へと伝播していく。
志を以って生きる事が、今の我々の使命である。