「はなバルーンblog」というブログに、「ジェッターマルス #01『2015年 マルス誕生』感想」という記事が載っていた。「ジェッターマルス【動画】って何?」という方も居られるだろうから簡単に説明すると、「手塚治虫氏のTVアニメ『鉄腕アトム』【動画】の続編として企画されたTVアニメ(鉄腕アトムの設定と要素を取り入れつつも、鉄腕アトムとは異なる世界を描いた作品。)で、1977年に放送された作品。」で在る。何方かと言えば低年齢層をターゲットにした作風だったので、当時思春期に在った自分は数話位しか見なかった。
「はなバルーンblog」の管理人・おおはた様は記事の中で「冒頭のナレーションの『20世紀もあと20年ちょっとで終わりです。」と言う部分に、思いっきり時代を感じてしまった。この作品が始まった当時は、21世紀もまだまだ未来だったのだなと思うと、今本当に21世紀になって本作を観ていることに感慨を覚える。現在はマルス誕生までもうあと4年まで迫ってしまっているのだから、実に不思議な気分だ。」と書いておられるが、全く同感。当時は自分も「21世紀を迎える2001年には、自分も中年になっているのかあ。考えられないなあ。」等と考えたりはしたけれど、「21世紀」という時代に対して薄ぼんやりとしたイメージしか無かった。四半世紀に満たない、僅か24年後の事なのに。
「ノストラダムスの大予言」の影響が大きかったのかもしれない。「1999年7月に人類は滅びる。」という解釈を「アホらしい。」とは思いつつ、心の何処かで「もしかしたら・・・。」と不安に感じていたのは、当時未だ米ソが緊張状態に在った「冷戦時代」で、核戦争の危機が叫ばれており、「21世紀を迎える前に、人類は滅びてしまうのではないか?」という思いを少なからずの人間が持っていた様に感じるから。だからこそ、21世紀という時代に具体的なイメージを持てなかったのかもしれない。
鉄腕アトムが生まれたのは「2003年4月7日」という設定だから、「未来」だった筈のアトムの生誕日は、既に8年前に「過去」となってしまった。ジェッターマルスの生誕日は知らないけれど、少なくとも活躍している時代は「2015年」となっており、もう4年後の事になる。幼き頃、遠い未来の様に感じていた時代が過去になっていたり、数年先の事になっていたりする現実。時は確実に過ぎ去っている。
22世紀を迎えるのは2101年で、丁度90年後の事になる。自分を含め、今を生きている殆どの人々は残念乍ら鬼籍に入っている事だろう。そんな先の未来に、10代の若者達はどんな世界を夢想するのだろうか?一寸聞いてみたい気がする。
22世紀を迎える2101年にはアトムやマル
スのようなロボットが本当に活躍しているので
はないでしょうか。
福島原発の事故も、放射能の影響を受けないア
トムやマルスが実在していたらすでに収束して
いたかもしれないですね。
>ジェッターマルスの生誕日は知らないけれど
2015年2月3日がマルスの誕生日です。
>。「ジェッターマルス【動画】って何?」という方も居られるだろうから簡単に説明すると・・・
http://www.dmm.com/digital/anime/toei/jetterm/page03_html/=/ch_navi=/
説明するより(動画配信を)見たほうが早いと思いますよ。
第1話 2015年マルス誕生(無料です。)
ジェッターマルスの誕生日は、2015年2月3日だったのですね。初めて知りました。情報有り難う御座います。ジェッターマルスが最初に放送されたのが1977年2月3日という事ですから、同じ「2月3日」を誕生日に設定したのかもしれませんね。手塚先生は、そういう遊び心が在りましたので。
22世紀を迎えた時、人間は相変わらず同じ過ちを繰り返している様にも思いますが、せめてロボット達は「邪な心」を持たない存在で在って欲しいものです。
今後とも何卒宜しく御願い致します。