「偽善だ。」とか「感動の押し付けだ。」等、とかく批判される事が多いチャリティー番組「24時間テレビ 『愛は地球を救う』」【動画】。確かに“感動の押し付け”という面は感じるし、自分も真面に見なくなって久しい番組では在る。
でも、当ブログで過去に何度か書いている様に、偽善だろうが売名行為だろうが、“実際にチャリティーに参加している行為”は評価出来るし、何よりも「偽善だ売名行為だと批判するだけで、何もしない連中。」よりは、余程凄いと思っている。
1978年に始まった「24時間テレビ 『愛は地球を救う』」も、今年で第40回を迎え、すっかり夏の風物詩となった。主なコーナーは幾つか在るけれど、1992年の第15回から始まった「チャリティー・マラソン」は、同番組を代表するコーナーと言って良いだろう。此れ迄に29人がランナーとして走り、1回当たりの走行距離は63.2km~600km。100km前後を走るのが、此処数年の傾向。
「其の年のチャリティー・マラソン・ランナーは大体5月に発表され、8月末に放送される番組に向けて、トレーニングを積む。」というのが、此れ迄のスタイル。然し、今年に関してはチャリティー・マラソン・ランナーがずっと発表されない儘、7月に突入。7月30日になって漸く“今年のチャリティー・マラソン・ランナーに関する発表”がされたものの、「24時間テレビが放送される8月26日に、誰が走るのかを発表する。当日迄、走る本人にも知らせない。ヒントとしては、走る人は、当日に武道館に居る人。」という驚きの内容だった。又、「何故、其の人が選ばれたかという理由も、当日発表する。」との事。
マンネリ化していた同番組なので、新機軸を打ち出したという事だろう。ネット等で今回の発表は大きく取り上げられている事を思えば、制作者サイドの思惑は成功したと言える。
で、どうでも良い事だけれど、与えられた情報を元に、今回のチャリティー・マラソン・ランナーを予測してみる。
「飽く迄も、制作者サイドの“仕込み”が全く無い。」という大前提で言えば、「放送当日迄何も知らされていない“1人の”人間が、100km前後を走る。」というのは余りに無茶。現実的な話で言えば、「走る人間は“複数”で、分担して走る。」という事になるだろう。走行距離も、100kmより大分少なくなるかもしれない。
では、「具体的に“誰”が走るのか?」だが、「当日、武道館に居る人。」で、尚且つ「何故、其の人が選ばれたかという理由も、当日発表する。」というのが大きなヒントとなる。第40回という節目の年を考えると、(同番組の)初期の頃に出演していた有名人達、例えば萩本欽一氏や大竹しのぶさん、竹下景子さん、沢田亜矢子さん等が武道館に集まり、彼等がランナーとして走るという可能性は零じゃ無いけれど、分担して走ったとしても、年齢的に厳しいだろう。
そうなると、「24時間テレビは、応援してくれる視聴者全員で作って来た番組だから。」という理由から、「当日に武道館に集まった一般人の中から、何人かを選抜し、彼等を走らせる。」という事になるのではないだろうか?色んな意味で“危ない人”を選んでしまうと、放送事故を起こしてしまう可能性も懸念されるけれど、其の辺さえクリアされれば、斬新では在ると思うのだが・・・。