本年度の野球殿堂入り者が昨日発表された。競技者表彰のエキスパート部門(監督、コーチ、審判が対象。)は該当者が無かったものの、プレーヤー部門(選手経験者限定。)では”ミスター赤ヘル”こと山本浩二氏(61歳)と”悪太郎”こと堀内恒夫氏(59歳)が、そして特別表彰は戦前の学生野球で活躍し戦争で命を落とした嶋清一氏(享年:24歳)が選出。嶋氏に関しては全く知識が無いのでコメントする事が出来ないが、山本&堀内両氏の選出は実績を考えれば当然の事と言える。
競技者表彰の対象者は「現役を引退した競技者(選手、監督、コーチ、審判)で引退後5年以上経過し、且つ引退後15年以内の者。但し満65歳以上の者や故人は5年経過していなくても良い。」となっている。(「引退後15年以内の者」という取り決めが在る事から、この期間内に選出されなかった為に再び指導者としてユニフォームを着て、”リセット”を図った様な人も過去に何人か居た。)野球報道に関して15年以上の経験を持つ者(約300人)が選出委員となり、選出委員1人当たり10名以内の候補者を記入。その結果、有効投票数の75%以上を得た者が”当選”、即ち競技者表彰として選出されるシステム。今年の場合、有効投票数の75%は231票だった。
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【競技者表彰(プレーヤー部門)の得票上位者】
山本浩二氏 284
堀内恒夫氏 239
田淵幸一氏 211
若松勉氏 205
落合博満氏 194
東尾修氏 130
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山本&堀内両氏以外の4名は何れも競技者表彰に選出されてもおかしくない人物ばかりだが、特に落合博満氏なぞは(規約改正により)対象者初年度の今年に断トツで選出されて然る可き人物だったと思う。選出委員の多くに「彼よりも年配の人物を先に選ぶ。」という”年功序列”意識が在ったのだろうか?否、1人当たり10名も記入できるのだから、それも違う様に思う。在るとすれば「あいつは生意気な奴だから記入するもんか。」とか、「気に食わないから、取り敢えず今回は記入を見送ろう。」といった意識ではなかろうか。もしそうならば、プロ野球を取材する者としては実に狭量だ。
以前にも書いたが、MVP等の記者投票で選出される表彰で、その得票数の詳細に唖然とさせられる事がまま在る。別に皆が皆、同じ人間を選ぶ必要は全く無い。人それぞれの判断基準が在るのだから、その判断基準に基づいて選ぶのは自由だ。でも明らかに「贔屓選手だから選んだ。」としか思えないケースも結構見受けられ、こういうのは本当にゲンナリしてしまう。表彰の価値を下げ、延いては心から野球を愛する者達の関心をプロ野球から遠ざけるだけではないか。
異論&反論も在ろうが、「落合博満氏は”一発で”競技者表彰に選出されるべきだった。」というのが私見で在る。
競技者表彰の対象者は「現役を引退した競技者(選手、監督、コーチ、審判)で引退後5年以上経過し、且つ引退後15年以内の者。但し満65歳以上の者や故人は5年経過していなくても良い。」となっている。(「引退後15年以内の者」という取り決めが在る事から、この期間内に選出されなかった為に再び指導者としてユニフォームを着て、”リセット”を図った様な人も過去に何人か居た。)野球報道に関して15年以上の経験を持つ者(約300人)が選出委員となり、選出委員1人当たり10名以内の候補者を記入。その結果、有効投票数の75%以上を得た者が”当選”、即ち競技者表彰として選出されるシステム。今年の場合、有効投票数の75%は231票だった。
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【競技者表彰(プレーヤー部門)の得票上位者】
山本浩二氏 284
堀内恒夫氏 239
田淵幸一氏 211
若松勉氏 205
落合博満氏 194
東尾修氏 130
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山本&堀内両氏以外の4名は何れも競技者表彰に選出されてもおかしくない人物ばかりだが、特に落合博満氏なぞは(規約改正により)対象者初年度の今年に断トツで選出されて然る可き人物だったと思う。選出委員の多くに「彼よりも年配の人物を先に選ぶ。」という”年功序列”意識が在ったのだろうか?否、1人当たり10名も記入できるのだから、それも違う様に思う。在るとすれば「あいつは生意気な奴だから記入するもんか。」とか、「気に食わないから、取り敢えず今回は記入を見送ろう。」といった意識ではなかろうか。もしそうならば、プロ野球を取材する者としては実に狭量だ。
以前にも書いたが、MVP等の記者投票で選出される表彰で、その得票数の詳細に唖然とさせられる事がまま在る。別に皆が皆、同じ人間を選ぶ必要は全く無い。人それぞれの判断基準が在るのだから、その判断基準に基づいて選ぶのは自由だ。でも明らかに「贔屓選手だから選んだ。」としか思えないケースも結構見受けられ、こういうのは本当にゲンナリしてしまう。表彰の価値を下げ、延いては心から野球を愛する者達の関心をプロ野球から遠ざけるだけではないか。
異論&反論も在ろうが、「落合博満氏は”一発で”競技者表彰に選出されるべきだった。」というのが私見で在る。

ただ惜しむらくは落合氏の場合、抜群の打撃成績に反して選手時代の優勝経験の少なさ(日本シリーズ出場3回・日本一1回)が一発選出の決め手を欠いたのではないでしょうか。。
通りすがりですが、失礼致しますm(_ _)m
落合と同時期も、いまとなっては伝説の選手がたくさんいますから残念な結果となってしましましたが、15年以内には選出されることでしょう。
落合が初年度選出されることによって、15年目ぎりぎりの人が落選され永久にチャンスがなくなる可能性があるわけですから、僕としてはよかったのではと思ってしまいます。
いずれにしても、今年の得票上位者はいずれ、選出されると思います。
話がそれてしまいますが、野球殿堂ももっと注目されても良いとおもうんですよ。
名球会の方が、入会が困難で会員も少ないことからこちらの方が注目されがちではないでしょうか。
でも、
タイトルを獲得したことがない名球会員より、
3割を打ったことがない名球会員より、
サブマリン杉浦忠
豪打中西太
巨人軍エース藤田元治
のほうがよっぽど素晴らしいと思うのですけど。
もっとも僕は、彼等の現役時代を知らないのですけどね(笑)。
「贔屓選手だから記入した。」という”だけ”ならば全くの論外ですが、記者自身の判断基準がしっかり在って、それに基づいて選手を選んでいるので在れば、それはそれで評価しなければならないでしょうね。「打撃は物凄いが、守備が駄目。総合力で言えば、この選手は推せない。」、「個人プレーに過ぎ、チームプレーが出来ないから駄目。」等の理由から”選ばれてもおかしくない選手”を選らばない記者が居るかもしれないし、葦の葉様が記されている様に「優勝経験が少ない。(→チームへの貢献度が低い。)」という理由から落合博満氏を推さなかった記者が居るというのも考えられなくはないかも。唯、個人的には選手個々の成績で選んで欲しいという気持ちが在りますので、やっぱり落合氏は今年当選して欲しかったです。
今後とも何卒宜しく御願い致します。