”巨人の星”を育成

こんな記事が載っていました。星選手が投手ではなく、捕手というのが御愛嬌だが、ジャイアンツ入りしたら話題になるだろう。この星捕手、もしジャイアンツがドラフト指名するとしても、上位３番目以降になりそう。

そこで、ジャイアンツの歴代ドラフト指名選手を調べてみたのだが、過去１０年を見た場合、上位３番目以降でレギュラークラスの活躍をしているのは、「１９９５年の清水隆行選手（３位）」と「２００１年の林昌範投手（７位）」位か。「１９９４年の斉藤宜之選手（４位）」や「１９９７年の小田幸平捕手（４位）」等も居るが、レギュラークラスというには程遠い。

他チームに目を転じると、古くは掛布雅之選手は６位（１９７４年）、落合博満選手は３位（１９７９年）、近年で言えば、中村紀洋選手は４位（１９９１年）、三浦大輔投手は６位（１９９１年）、そして今注目の的のイチロー選手は４位指名なのである。

近年、金銭補強を推し進め、批判を浴びているジャイアンツ。私見として、球団も”会社組織”であるのだから、”資本投資”する事自体は問題ないと思っている。批判されるべきは、投資に見合った結果が出ていないという事だろう。

とは言え、生え抜き選手がレギュラーを獲るのは嬉しいもの。特に、それがドラフト下位選手であれば、嬉しさも増す。ジャイアンツでも、過去にはドラフト外（１９７４年）で入団し、江川卓投手と並んでエースの座を掴み取った西本聖投手の様な存在も居たのだ。自前選手から、将来の”巨人の星”を育成して欲しいものである。