ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

キラー問題

2023年06月30日 | 時事ネタ関連

子供の頃、「ピンキーとキラーズ」なるグループがた。風変わりな格好をした彼女達が歌う「恋の季節」【動画】は大ヒットを記録し、当時の子供達は振り付け真似して歌っていたっけ。自分も其の例外では無く、旅行先で従兄弟達と歌った事が思い出深い。

「ピンキーとキラーズ」というグループ名、何も考えずに記憶していたが、長じてキラー(killer)」が「殺し屋」の意味だと知り、「恐ろしいグループ名だったんだなあ。」と苦笑いしてしまった物。


キラー問題なる用語が在るとか。「殺人問題」とでも訳すのだろうが、要は受験者を篩い落とす目的“だけ”で設けられた超難問という事らしい。

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「難し過ぎる『キラー問題』排除へ 受験競争過熱韓国政府が対策」(6月26日、朝日新聞

学校で習わない様な難問の出題は駄目。受験競争が過熱している韓国で、「尹錫悦大統領が、日本大学入学共通テスト当たる大学修学能力試験(修能)』の出題を、学校で習った範囲に限る様指示。」し、議論を呼んでいる。教育省は26日、難問の出題を無くす等の対策を発表した。

韓国の大学の一般入試は公立私立を問わず、修能の点数を中心に合否が決まる。教育省は26日、過去3年間で出題された「キラー問題」と呼ばれる難解な問題を公開。数学関数等で、「一般的な公教育の学習だけでは、解法を考え出す事は困難。」な問題が存在したと説明した。こうした問題は、今年秋の修能から排除すると言う。

教育省によると、高校生が等に通う「私教育費」は、右肩上がりで増加昨年は1人当たり月41万ウォン(約4万5千、前年11.8%%増)で、過去最高だった。要因挙げられているのが、学校教育では習わない「キラー問題」の存在だ。

尹氏は今月15日、李周浩教育相に「学校の授業に熱心に着いて行けば、問題を解ける様出題し、学校の授業で扱わない内容は、出題から排除する様に。」と指示。歓迎の声も在る一方で、特に今年の受験生を中心に混乱が広がっている。

又、
キラー問題の出題により、受験生等を大手の入試塾に通わせる様、塾側と修能の出題委員が結託した「私教育カルテル」の可能性も取り沙汰されている。李氏は「私教育カルテルと、正面から対決する。」と強調。こうした事例の申告窓口を、新たに設けると言う。
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日本同様に、少子化が進行している韓国。「キラー問題が存在している、『学校だけでは駄目。塾に通わせなければ。』と考える親が多く、結果的に『子供10人中、8人が塾に通っている。』という状況になり、私教育費の負担が馬鹿にならない。だからこそ、『そんな負担は無理。』と子供を儲けない(乃至は複数人の子供を儲けない)親が増えているのでは?」というのが、少子化に悩む韓国政府の考えらしい。

キラー問題という呼称は無かったが、自分が受験生だった頃にも、キラー問題的な超難問は存在した。余りにも酷かったので、国は「そういう出題は駄目。真面目に学校で勉強していれば、解ける問題のみにする事。」という“御達し”を出し、余りにも酷い超難問は少なくなったけれど、でも完全に無くなった訳では無い。「超難関校に入れる“枠”が決まっている以上何等かの形で篩い落とすシステム。」というのは存在し続ける事だろう。其れは韓国も例外では無く、「超難関校に入学&卒業しなければ、真面な働き口が無い。」という現実を、少しでも変えて行く事が肝要


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