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「演歌盛り上げます・・・『国会議員の会』発足」(3月23日、読売新聞)
演歌や歌謡曲の人気復活に一役買おうと、超党派の国会議員が23日、「演歌・歌謡曲を応援する国会議員の会」を発足させた。
今後、具体的な支援策を検討して行く。
此の日、国会内で開かれた設立総会には自民や民主、共産等の各党から約40人が参加。会長に自民党の二階総務会長が選出された。歌手の瀬川瑛子さんやタレントのコロッケさん等も駆け付け、俳優で歌手の杉良太郎さんは「演歌を楽しみにしている人は多いが、(テレヴィ)番組が減っている。少しでも活性化される様、御願いしたい。」と協力を訴えた。
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自分は、演歌が大好きな人間だ。だから、演歌人気が低迷している事には、非常に残念な思いが在る。でも、政治の力で演歌人気を高め様というのは、凄く違和感を覚える。
「演歌を扱うTV番組が減っているから、少しでも活性化される様に何とかして欲しい。」という事だが、政治的な圧力を掛けて、そういうTV番組を増やせとでも言うのか?「演歌人気を復活させるには、若者を含めた多くの人を魅了する作品作りを、演歌に携わる人達が知恵を絞って行う事しか無い。」と思うのだが。
「景気刺激の為に編成する平成28年度補正予算案の目玉として政府は、若年層の低所得者対策を盛り込む方針。」とのニュースが在った。1月には低所得の高齢者向けに臨時給付金が支払われる事が決まったが、一回金を渡したからと言って、何が変わるというのだろうか?何方も、今夏に行われる参院選を意識した人気取り策でしか無い。
今回の「演歌・歌謡曲を応援する国会議員の会」発足も、「歌手達に恩を売り、自分の選挙応援にでも来て貰えれば。」という国会議員達の思いが透けて見える。こういった事に政治が関与する必要性を感じないし、国会議員はもっと他にする事が、幾らでも在ると思う。