ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“恐怖の大魔王”再降臨

2024年11月07日 | 時事ネタ関連

2ヶ月程前、「近々起こり得る"3つの出来事"に関し、『こう成ったら良いなあ。』という自分の願望。」が、其れ其れ在った。

1つ目は「今季こそ愛するジャイアンツリーグ優勝を果たし、日本一に成って欲しい。」という物で、此れに関しては「何とか彼んとかジャイアンツは4年振りのリーグ優勝を果たしたものの、CSのファイナル・ステージでベイスターズに敗れ、日本シリーズ進出成らず。」という"中途半端"な結果に。

2つ目は「年内にも行われると思われる『第50回衆議院議員総選挙驕り高ぶっ与党自民党公明党)が大きく議席数を減らして過半数(433議席)を下回り、政権交代が起こって欲しい。」という物で、此れに関しては「与党215議席(自民党:191議席、公明党:24議席)と過半数を大きく下回る。」という結果には成ったものの、「政権に入りたくて仕方無く、自民党に秋波を送り続けていた野党日本維新の会国民民主党等。)の内、案の定国民民主党がああだこうだと言い訳をし乍ら、自民党に急接近しているのだから、政権交代は無理だろう。」という、此れ又中途半端な結果に。

そして3つ目は「11月5日に投開票が行われるアメリカ大統領選挙で、ドナルド・トランプ大統領共和党)が選ばれないで欲しい。」という物だったが・・・。

最後の最後"接戦"が指摘されていた今回のアメリカ大統領選挙。だが、蓋を開けてみればドナルド・トランプ前大統領が選挙人の過半数(270人)をあっさりと獲得し(現時点で277人)、300人近くに迫る勢い。だ。一方のカマラ・ハリス副大統領民主党)は現時点で「224人」と、大敗と言って良い結果だろう。

未だ全ての開票が終わっていないので、はっきりとは言えないのだが、恐らくは「総得票数では、其れ其れが獲得した選挙人の総数程の差は無い。」と思われる。アメリカ大統領選挙が"基本的に"「勝者総取り方式」で在り、「各で1票でも多く得票した候補が、其の州に振り分けられた選挙人全数を獲得出来るという、死票が非常に多いシステムと成っている。」事が理由で、実際「2016年のアメリカ大統領選挙では、民主党のヒラリー・クリントン候補が、共和党のドナルド・トランプ候補よりも総投票数で200万以上上回ったものの、勝者総取り方式に、『獲得した選挙人総数では、クリントン候補よりも74人多い306人を獲得したトランプ候補。』が大統領に成った。」という事も。

最後の最後迄、接戦が指摘されていたけれど、トランプ候補が大勝した理由は何なのだろうか?ラジオ番組では出口調査によると、共和党支持者が投票に際して一番重視していたのは『経済対策』で5割以上を超え、次いで移民対策』だった。一方、民主党支持者の場合は『民主主義を守る。』で3割程、次いで『中絶容認』だった。詰まり、多くの有権者は経済対策を重視していた訳だ。現バイデン政権、直近のデータによると失業率は下がり続け、そして経済も好調なのだが、物価の上昇が止まらない。其れなり裕福な人達にとっては"大きな不満"と成り得ないのだろうが、極端な経済格差が付いているアメリカでは、少なからずの貧しき人達の大きな不満が、現政権の中枢居るハリス候補へと向かい、結果としてトランプ候補への投票と繋がったのではないか。という分析がされていた。確かにそういう面は在りそうだけれど、金持ちにしか目が行っていないトランプ候補、そして彼を熱烈バックアップしていたイ―ロン・マスク氏が、"経済弱者へ温かい目"を向けるとは到底思えないのだが。(「女性だから。」とか「アフリカ系だから。」という"差別意識"も、大きく影響していたのではないだろうか?)

CS同様に意味の判らない制度で在る「アメリカ大統領選挙」だが、兎にも角にも「ドナルド・トランプ氏が、第47代アメリカ大統領に就任する事に成った訳で、個人的には"恐怖の大魔王"再降臨!」という不快さしか無い

安倍晋三首相同様に、「自分を少しでも批判したり、裏切ったりした人間は、絶対に許さない!!!」という異常な執念深さ有しているとされるトランプ氏。大統領に返り咲いたら、そういう人達に対する"復讐"を開始する事だろう。民主党関係者だけでは無く、共和党関係者なのに自分を批判した者達や、選挙中にハリス候補への支持を明らかにした著名人達への復讐が考えられるし、逆に自分を支持した人間達、例えば「2021年アメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件」に関与した者達には"恩赦"を下す等の"御褒美"与えるだろうし、自分に不利裁判に"政治介入"するのも間違い無い。

世界的な流れでは在るけれど、前回トランプ氏が大統領に就任して以降、「悪事を働いても一切認めず、誤魔化し続ける。」、「自分にとって都合の良いデマ平然と流す一方で、不都合な事実には悉くフェイクだ!』と言い張る。」事等が"当たり前の世の中"と成りつつ在る憂うべき事で在るが、トランプ氏が返り咲いた事で、其の流れは更に強まるだろう。

戦後、″アメリカべったりの姿勢"を続けて来た我が国。安倍政権でもトランプ大統領に阿り此れでもかと言わん許り尻尾を振り続けた。実際よりも遥かに高額で購入させられたアメリカ製武器もそうだ。又、返り咲きによってトランプ氏が、「防衛費の更なる増額(GDPの3%)を求めて来る。」可能性も高い。なので、もうアメリカへの"無条件な追従"は止め仮令気に食わない相手(中国ロシア等。)で在っても是々非々で、時にはアメリカと対立する事に成ってでも"組む"事を考えるべき。"我が儘ジャイアン"の言い成りに成っていたら、我が国は更に駄目に成ってしまう。

「アメリカ大統領は、最大で2期迄。」と決まっているので、トランプ氏の"3選"は無い事に成る。なので、ケネディ家の様にするべく、"一族"を将来の大統領候補にする事に、トランプ氏は注力する事だろう。そうなると、トランプ氏が最も可愛がっているとされるバロン・トランプ氏(18歳)が有力か?

トランプ氏が再び大統領に就任する事で、我が物顔で出て来そうな2人の人物が思い浮かぶ。共に大嫌いな人物で、1人はジャーナリスト木村太郎氏。"ホリエモン"やテリー伊藤氏等、常に"逆張り"する事で自分をアピールし、其の逆張りがに当たったたら『どうだ、凄いだろ!!』と自画自賛するは少なからず存在するが、木村氏もそんな1人。過去の大統領選(2016年&2020年)では2回共逆張りでトランプ氏当選を主張したが「1勝1敗」で、今回も又「トランプ氏当選。」を主張していた。なので、「どうだ、凄いだろ!!!」と、唯でさえ大きな顔を更に大きくして、出て来る事だろう。

そして、もう1人は自民党の麻生太郎氏。菅義偉元首相との"権力争い"に敗れ、"閑職"に追い遣られた彼だが、今年4月に"もしトラ"に備え、トランプ詣でをした事が報じられた。トランプ氏の返り咲きにより、「(トランプ氏の子分だった)安倍元首相亡き今、トランプ新大統領と直接遣り取り出来、日本政府とのパイプ役に成り得るのは俺だけだぜ!」と、復権を試みるのではないか。

そんな訳で、自分の3つの願望は、儚く砕け散った感が在る。


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