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地方創生特区に指定されている秋田県仙北市で13日、国内で初めて公道で自動運転バスを走行させる実証実験が行われた。電気自動車「ロボットシャトル」に住民等が乗り、田沢湖畔の県道約400mを往復した。
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今夏、「自動運転」という記事を書いた。日産自動車が、「行き先を設定するだけで、ドライヴァーが運転しなくても、目的地迄辿り着ける自動運転カーの技術開発に成功した。」という事、そして「2020年迄に実用化し、発売する計画。」で在る事を紹介した内容だ。
過疎地では公共交通機関の維持が困難となり、赤字のバスや鉄道が次々に廃止されている。“公共の足”を失った過疎地の人々は、必然的にマイカーでの移動に頼らざるを得なくなる訳だが、過疎地に住み続けているのは概して高齢者が多く、連日の様に高齢ドライヴァーによる事故が報じられている事を考えても、過疎地を中心に自動運転車が必要になって来る事は理解出来るのだが、「自動運転によって避けた方向に、障害物や車が在ったり、人が居たりしたら、どうするんだろう?」とか「機械が異常を来し、何でも無いのに高速道路で急ブレーキを掛けたら、非常に危険なんじゃないかなあ?」等の懸念はどうしても在る。
DeNAが「今年8月から商業施設や工場、大学構内等の“私道”で、無人の自動運転バスを運行させる。」という話は以前聞いていたが、今回の自動運転バスの走行実験は秋田市の公道で行われたそうだ。約400mという短い距離の往復にせよ、こんなにも早く公道で走行実験が行われるとは思わなかった。
今後、距離をどんどん延ばして行くのだろうけれど、秋田と言えば冬は雪深い場所。「スリップした際、自動運転車が適切な対応を取れるのか?」等、不安は大きい。