まつみ商会

昨日は野球好きの友人達と「ベイスターズv.s.カープ」のデイ・ゲームを観戦。日差しはかなり強かったが、頬を打つ風が非常に心地良く、「やはり野球は太陽の下で観戦するのが一番だなあ。」と感じた。三浦大輔投手（ベイスターズ）＆長谷川昌幸投手（カープ）という先発で始まったこの試合、７回表を終えて０対０という展開。スコアだけ見れば投手戦という感じだが、両チーム共ボール球に手を出して相手投手を助けており、貧打線という様相だった。ところが７回裏から状況は一変。結局６対３でベイスターズが勝利を収めるも、両チーム共にエラー（記録上はエラーにならなかった物も含め。）が連発し、それが失点に繋がってしまうという内容。両チームのファンには申し訳無いが、「こういったプレーが多いからこそ、今この位置に居るんだろうな。」と思ってしまった。ベイスターズは若手選手が着実に育っているチームだし、カープは独自のアイデア＆努力で頑張っている事に経緯を覚えるチームなので、共にもっと上位を目指して頑張って欲しい。それにしても愛するジャイアンツの試合で無いと、その勝ち負けにイライラしないで済むし、純粋にプレーの一つ一つを堪能出来るのが良い。

その後、友人達と飲み会を開くも、気になるのは甲子園で行われている「タイガースv.s.ジャイアンツ」戦の事。御開きとなってから携帯電話で試合速報を聞くと、「１対０」でジャイアンツが負けていた。この３連戦に関しては「２勝１敗でジャイアンツが勝ち越すだろう。」という”霊感ヤマ感第六感”（ＯＰ曲）が在ったのだが、帰宅してＧ＋にて観戦＆応援するも、結局４対１でタイガースの勝利。やはり自分の場合、良い予感は外れる事が多い。３連敗は無いと信じるが、ジャイアンツの１勝２敗が良い所だろう。ジャイアンツは優勝争いから脱落する気配濃厚で在る。

閑話休題。「ビリーズ・ブート・キャンプ」の様に、ＴＶショッピングや通信販売で取り上げられた商品が馬鹿売れするのは最早珍しい事では無い。それだけＴＶショッピングや通信販売が、我々の生活の中で身近な存在になったという事だろう。ＴＶショッピングでは無いものの、大昔でも「スタイリー」の様にＣＭで取り上げられた商品が爆発的に売れたケースは在ったが、自分が幼少時の頃は通信販売（ＴＶショッピングというのは在ったかもしれないが、少なくともそれ程メジャーな存在では無かったと思う。）に対して何か胡散臭いイメージが少なからず在ったのは確かだろう。

自分が中学生になったばかりの頃、父親が購入していたエロ雑誌を良く盗み読みしていた。エロ漫画のみならず、宇能鴻一郎先生（「あたし～なんです。」という文体が印象的。）や川上宗薫先生等の著した所謂”官能小説”をドキドキし乍らも夢中になって読むのが常。そしてこの手のエロ雑誌には必ずと言って良い程、怪しげな通信販売の広告が載っていた。「私の恥ずかしい写真を売ります。切手○○円分をＸＸに送って下さい。」という広告に目が留まり、父親が収集していた記念切手の中から当該する額面の切手を”拝借”して速攻で申し込み、送り人の名前の無い封筒が自宅に届いたのは１週間程してからだったろうか。興奮し乍ら封を切った自分が目にしたのは、「セーラー服を着込んだおばちゃん（恐らく５０過ぎ。）がニッコリと微笑む写真。」が３枚。確かに、”或る意味”恥ずかしい写真なのは間違い無い。この手の通販に引っ掛かったのは自分の友人にも居り、彼の場合は「裸で組んず解れつの過激な写真。」というのに申し込み、届いたのは「相撲取りの写真」というギャグの様なケースも。

そして通信販売と言えば思い出すのは、週刊少年誌の裏表紙等に良く掲載されていた「まつみ商会」の商品。「トムボーイ」や「地球ゴマ」、「ドラキュラバンク」（「骸骨バンク」というヴァージョンも。）、「ブーブークッション」、「ゴリラマスク」、「シーモンキー」等の”定番商品”から、「スパイ隠しマイク」や「宝石加工セット」、「予言の玉」、「不思議な湯沸かし器」、「忍者用煙幕」の様にかなり胡散臭い乍らも、当時の子供達の心を鷲摑みする商品で溢れていた。「購入する際には郵便為替や現金書留封筒を使用するのでは無く、当該する額面の切手を送るスタイル。」というのもそうだが、今回改めてその広告（今回使用した画像。）を見ると「琉球の方は切手返信券を送って下さい。」という表示に時代を感じてしまう。

まつみ商会って今でも在るのだろうか？検索してみた所、同名の会社は拾うものの、あのまつみ商会には行き当たらなかった。そう言えば「マノク商事」というのも通信販売で在ったっけ・・・。