① 危機管理
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「ポーランド大統領機墜落 大統領等97人全員死亡」(4月11日、朝日新聞)
ポーランドのカチンスキ大統領(60歳)夫妻が乗った政府専用機(ツポレフ154)が10日午前10時50分(日本時間同日午後3時50分)頃、ロシア西部スモレンスクの空港近くの林に墜落した。ロシア緊急事態省によると、同機には97人が乗っていたが、地元当局は生存者は居ないと発表した。大統領はこの日、旧ソ連によるポーランド人虐殺の「カチンの森事件」70年の追悼式典に、高官や遺族等代表団と共にワルシャワから出席する予定だった。
メドベージェフ大統領は同日、プーチン首相をトップとする事故解明委員会を立ち上げるよう命じた。インタファクス通信によると、事故当時は濃霧で視界が悪い中、4回着陸を試みた後、機体が樹木に接触し、その後炎上したと言う。専用機は約20年間使われ、老朽化していたとの情報も在る。ポーランドからの代表団は88人で、政府高官や下院副議長、国立銀行総裁の他、カチン事件の遺族等約50人が乗っていたと言う。
カチンスキ大統領は1949年ワルシャワ生まれ。1970年代から反共産主義運動に加わり、1980年結成の自主管自主管理労組「連帯」で副議長に就任。2005年の大統領選で当選。
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最初にこのニュースを耳にした時には「テロか?」と思ったのだが、どうやらそうでは無い様だ。それにしても今回の事故では、幾つか「えっ!」と驚かされた事が在った。ブログ「田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)」を運営されている右打ち職人様も全く同じ驚きを感じられた様で、「ポーランド大統領以下国家中枢が飛行機事故で死去」という記事でその辺りを書いておられる。先ずは当該記事を読んで戴きたい。
航空機には全くと言って良い程に知識の無い自分だけれど、流石に「ツポレフ154」は知っている。右打ち職人様も指摘されているが、こんな古い機種をポーランドが大統領専用機として使用していたのはビックリ。
そして国家の要人をこれ程迄一つの機体に乗せてていたというのが、危機管理の面で驚きだ。国家の要人が挙って海外に行ってしまった「岩倉使節団」も自分はどうかと思ったが、「『もしもの事態』を考えて、要人は分散して移動させる。」というのが最低限の危機管理ではないだろうか。(V9時代のジャイアンツが危機管理の観点から、移動時に王貞治選手と長嶋茂雄選手を別々にさせていたというのは結構有名な話だが。)
今回亡くなられた方々の御冥福を祈ると同時に、国家としての危機管理に付いて考えてしまった。
② 感染者を減らす意外な策
週刊新潮の連載コラム「B級重大ニュース」。4月8日号の同コラムには、「悪玉を善玉に」という記事が載っていた。
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「悪玉を善玉に」
毎年100万人が死亡するマラリアを媒介する蚊を使って、逆にマラリアのワクチンを接種させる研究が続いている。自治医科大の准教授等がハマダラカを遺伝的に操作し、唾液腺に別の遺伝子を組み込んで発現させる事に成功。唾液中にワクチン効果の在る成分が出来れば、蚊に刺される事でワクチンを注入出来る。
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「災厄を運んで来る存在を逆利用し、その結果人類に幸福を齎す。」という事か。これでマラリアの感染者を減らす事になれば非常に良い事では在るのだけれど、その一方で遺伝子を操作するという行為には抵抗というか、怖さを感じてしまう自分も居る。
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「ポーランド大統領機墜落 大統領等97人全員死亡」(4月11日、朝日新聞)
ポーランドのカチンスキ大統領(60歳)夫妻が乗った政府専用機(ツポレフ154)が10日午前10時50分(日本時間同日午後3時50分)頃、ロシア西部スモレンスクの空港近くの林に墜落した。ロシア緊急事態省によると、同機には97人が乗っていたが、地元当局は生存者は居ないと発表した。大統領はこの日、旧ソ連によるポーランド人虐殺の「カチンの森事件」70年の追悼式典に、高官や遺族等代表団と共にワルシャワから出席する予定だった。
メドベージェフ大統領は同日、プーチン首相をトップとする事故解明委員会を立ち上げるよう命じた。インタファクス通信によると、事故当時は濃霧で視界が悪い中、4回着陸を試みた後、機体が樹木に接触し、その後炎上したと言う。専用機は約20年間使われ、老朽化していたとの情報も在る。ポーランドからの代表団は88人で、政府高官や下院副議長、国立銀行総裁の他、カチン事件の遺族等約50人が乗っていたと言う。
カチンスキ大統領は1949年ワルシャワ生まれ。1970年代から反共産主義運動に加わり、1980年結成の自主管自主管理労組「連帯」で副議長に就任。2005年の大統領選で当選。
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最初にこのニュースを耳にした時には「テロか?」と思ったのだが、どうやらそうでは無い様だ。それにしても今回の事故では、幾つか「えっ!」と驚かされた事が在った。ブログ「田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)」を運営されている右打ち職人様も全く同じ驚きを感じられた様で、「ポーランド大統領以下国家中枢が飛行機事故で死去」という記事でその辺りを書いておられる。先ずは当該記事を読んで戴きたい。
航空機には全くと言って良い程に知識の無い自分だけれど、流石に「ツポレフ154」は知っている。右打ち職人様も指摘されているが、こんな古い機種をポーランドが大統領専用機として使用していたのはビックリ。
そして国家の要人をこれ程迄一つの機体に乗せてていたというのが、危機管理の面で驚きだ。国家の要人が挙って海外に行ってしまった「岩倉使節団」も自分はどうかと思ったが、「『もしもの事態』を考えて、要人は分散して移動させる。」というのが最低限の危機管理ではないだろうか。(V9時代のジャイアンツが危機管理の観点から、移動時に王貞治選手と長嶋茂雄選手を別々にさせていたというのは結構有名な話だが。)
今回亡くなられた方々の御冥福を祈ると同時に、国家としての危機管理に付いて考えてしまった。
② 感染者を減らす意外な策
週刊新潮の連載コラム「B級重大ニュース」。4月8日号の同コラムには、「悪玉を善玉に」という記事が載っていた。
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「悪玉を善玉に」
毎年100万人が死亡するマラリアを媒介する蚊を使って、逆にマラリアのワクチンを接種させる研究が続いている。自治医科大の准教授等がハマダラカを遺伝的に操作し、唾液腺に別の遺伝子を組み込んで発現させる事に成功。唾液中にワクチン効果の在る成分が出来れば、蚊に刺される事でワクチンを注入出来る。
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「災厄を運んで来る存在を逆利用し、その結果人類に幸福を齎す。」という事か。これでマラリアの感染者を減らす事になれば非常に良い事では在るのだけれど、その一方で遺伝子を操作するという行為には抵抗というか、怖さを感じてしまう自分も居る。
「ロシアでは宇宙船に「ソユーズ」が用いられ続けているのは、この旧式の宇宙船が安全性&経済性に優れているから。」という話が、以前読んだ本に書かれていました。開発に莫大な資金を投じられないという理由も結構在るとは思うのですが、古くても安全な乗り物で在ればそれは在りでしょう。唯、今回のツポレフ154に関しては、ポーランドという国の財政状態が大きく影響していて、大統領専用機と雖も容易に新しい機種を購入出来ないというのは在ったと自分も思います。
国家の要人が大勢命を落としてしまった今回の大惨事が、この国の今後に暗い影を落とさなければ良いのですが・・・。
航空会社は平均機令を公表するのはその為です。
しかし飛行機が更新出来ない財政事情は判りますが、全員一緒と言うのは何とかならなかったものですかね・・・