ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

振り付け

2018年05月20日 | 其の他

“自分がファンとなった最初で最後の男性アイドル”の西城秀樹氏が亡くなられて3日が過ぎたけれど、其の喪失感未だ抱えている。ふと気付けば「情熱の嵐」【動画】や「激しい恋」【動画】、「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」【動画】、「ブーメランストリート」【動画】等々、彼の歌を口遊んでいる自分が居る

 

ヒデキの特集を組むテレヴィ番組を見ていて思うのは、「殆どの歌を、今でも諳んじられるなあ。」という事。曲も歌詞も印象深く、だからこそ深く記憶に刻み込まれているのだ。と同時に、歌に合わせた彼の振り付けというのも、強く印象に残っている。子供の頃、休み時間に同級生達とヒデキ振り付けをして遊んでいたっけ。

 

記憶を遡って行くと、自分が初めて“本格的に真似した振り付け”は、金井克子さんの「他人の関係」【動画だったと思う。「パッパッパヤッパー♪」というスキャットに合わせ、(無表情な)金井さんが高く上げた右手を左右に振る独特の振り付けを、当時の子供達の殆どが真似したと思う。「ミュージカルスイート・チャリティー』で、男性ダンサーが煙草を手にし乍ら踊っていた姿をモチーフにした振り付け。」と言われているが、アメリカで交通整理をする警察官の動きを見て、彼の振り付けを思い付いた。という説も在る。「交通整理をする警察官の動きから思い付いた。」という方が、個人的にはピタッと来る。

 

ピンク・レディーの振り付けも、当時の子供達は競って真似したが、男子の場合だと、ヒデキの振り付けの方が頻度は高かったろう。ヒデキの振り付けを多く手掛けたのは振付師一の宮はじめ氏だが、彼が以前“振り付けを思い付いた切っ掛け”に付いて語っていて、「そんな切っ掛けで思い付いたの!?」という意外さに溢れていた。

 

傷だらけのローラ」【動画】では“ヒデキがを振り下ろす振り付け”が印象的だけれど、電気を消す際、ぶら下がったを引っ張る動き。から思い付いたそうだ。

 

「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」の“左右の拳を交互に突き出す振り付け”は、当時、(一の宮氏が)習っていた少林寺拳法の“突き”の動き。から思い付いた。此れは「成る程。」だ。

 

で、大笑いしてしまったのは、「激しい恋」の振り付けに付いて。「『やめろと言われても 今では遅過ぎた♪』という歌詞に合わせ、ヒデキがポンと叩いた右を上げ、両手を引いて、体を後ろに反らす振り付け。」が実に印象的なのだが、此れは一の宮氏がスーパーに買い物に行った際、目にした光景がヒントなのだとか。スーパーに買い物に来たおばちゃんが、知り合いとばったり出会い、『あら、奥さん!』と自分の膝をポンと叩き、驚いていた姿。を目にして、彼の振り付けを思い付いたというのだから、もう天才的としか言い様が無い。


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