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或る日突然、アメリカ全土から蜜蜂が消え始める。*1この異常現象に端を発して、ニューヨークでは自らの命を絶つ者で溢れ返る事に。死ぬ直前の彼等には、「言葉の錯乱」や「方向感覚の喪失」といった奇妙な兆候が表出。やがて“自殺者の波”は、アメリカ東部全域に迄達する。当初は「テロリストによる大規模な攻撃か?」と思われたが、時間の経過と共に人々は「テロ行為等では無い、とてつもなく恐ろしい事が起こっている。」事に気付き始める。
そんな地球危機の中、科学教師のエリオット(マーク・ウォールバーグ氏)は家族を守るべく安全な土地を目指し、迫り来る何かに追い込まれ乍らも、希望を捨てずに原因究明と家族の為に逃避行を続けるが・・・。
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「シックス・センス」や「サイン」を撮り上げたM・ナイト・シャマラン監督の新作「ハプニング」は、兎に角怖い作品だ。人が次々に飛び降り自殺を図ったり、銃で頭を撃ち抜いたりといったシーンが、これでもかと言わんばかりに登場する。心臓には、かなり良くない。
宇宙人や不気味な生物、“ジェイソン”の様な殺人鬼が襲って来るのも怖いが、何と言っても“姿の見えない敵”からの襲撃程怖い物は無いだろう。ネタバレになってしまうが、姿の見えない敵とは「自然(=植物)」。彼等にとって最大の外敵・人間を、「(人間)自らが命を奪う」という形で排除し始めた訳だ。「植物は(外敵から)逃げられない。故に、外敵を自殺行為に走らせる成分をばら撒いている。」というのは、なかなか面白い発想。
最後の最後迄、恐怖が支配している世界。救いを感じさせないストーリーも、この作品に関しては良い方向に働いている。原因究明に到る過程に安直さを感じないでは無いが、総合評価は星3.5個としたい。
*1 この辺の話は、以前の記事「ハチのムサシは死んだのさ♪」でも触れている。
或る日突然、アメリカ全土から蜜蜂が消え始める。*1この異常現象に端を発して、ニューヨークでは自らの命を絶つ者で溢れ返る事に。死ぬ直前の彼等には、「言葉の錯乱」や「方向感覚の喪失」といった奇妙な兆候が表出。やがて“自殺者の波”は、アメリカ東部全域に迄達する。当初は「テロリストによる大規模な攻撃か?」と思われたが、時間の経過と共に人々は「テロ行為等では無い、とてつもなく恐ろしい事が起こっている。」事に気付き始める。
そんな地球危機の中、科学教師のエリオット(マーク・ウォールバーグ氏)は家族を守るべく安全な土地を目指し、迫り来る何かに追い込まれ乍らも、希望を捨てずに原因究明と家族の為に逃避行を続けるが・・・。
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「シックス・センス」や「サイン」を撮り上げたM・ナイト・シャマラン監督の新作「ハプニング」は、兎に角怖い作品だ。人が次々に飛び降り自殺を図ったり、銃で頭を撃ち抜いたりといったシーンが、これでもかと言わんばかりに登場する。心臓には、かなり良くない。

宇宙人や不気味な生物、“ジェイソン”の様な殺人鬼が襲って来るのも怖いが、何と言っても“姿の見えない敵”からの襲撃程怖い物は無いだろう。ネタバレになってしまうが、姿の見えない敵とは「自然(=植物)」。彼等にとって最大の外敵・人間を、「(人間)自らが命を奪う」という形で排除し始めた訳だ。「植物は(外敵から)逃げられない。故に、外敵を自殺行為に走らせる成分をばら撒いている。」というのは、なかなか面白い発想。
最後の最後迄、恐怖が支配している世界。救いを感じさせないストーリーも、この作品に関しては良い方向に働いている。原因究明に到る過程に安直さを感じないでは無いが、総合評価は星3.5個としたい。

*1 この辺の話は、以前の記事「ハチのムサシは死んだのさ♪」でも触れている。

近いうちに行ってきます
「崖の上のポニョ」以上に、賛否がハッキリする作品かもしれません。
間違え易い名称って在りますよね。大昔、ラマ法典の事をマラ法典と呼んだ友人が、皆から大爆笑されて赤面していたのを思い出します。
「スギ花粉が多く飛散するのは、森林伐採を遣り過ぎた人間に対する攻撃。」というのは、そんな感じがしますね。「全ての生き物の中で、人間が一番偉い。」というのは人間の奢りで在り、そういった考えを改めていかない限り、最終的には人間自身が自らの首を絞める事態になりかねない気がします。
あの予告編を見たら絶対に本編を見たくなります。で、実際の本編はというと・・・まぁ評価は人それぞれでしょう。私は嫌いじゃなかったですけど。
「ハプニング」は見てないですけど、良くも悪くも独特の感性を持った監督ですよね。
記事では「『シックス・センス』や『サイン』を撮り上げたM・ナイト・シャマラン監督」と記しましたが、実はこの監督の作品を実際に観たのは今回が初めてなんです。
これからもよろしくです。