ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

アメリカ人と日本人の思考差異

2011年05月09日 | 時事ネタ関連

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米国人の4割、原発事故より第3次世界大戦を懸念=調査」(5月5日、ロイター

 

東日本大震災による福島第1原発事故を背景に、原発事故に対する懸念が世界的に高まる中、米国人の4割近くが原発事故よりも第3次世界大戦の勃発を心配している事が、新たに発表された調査結果で明らかになった。

 

調査は米CBSのテレビ番組「60ミニッツ」とバニティ・フェア誌が、10,021人を対象に電話で実施。

 

其れによると、第3次世界大戦の勃発を心配していると答えた人の割合は約40%、一方、原発事故を懸念していると答えた人は28%だった。

 

又、最も「受け取りたくない」手紙としては、約3人に1人が陪審召喚状と答えた他、27%が住宅ローンに関する手紙、22%がクレジット・カードの明細書と答えた。

 

陪審召喚状を受け取りたくないと答えた人の割合は特に高額所得者層で多く、年収10万ドル以上の人で36%、年収5万~10万ドルの人で34%だった。

 

現在21歳と18歳に其れ其れ設定されている飲酒と軍隊入隊の年齢制限に付いては、全体の4割超が現状維持が望ましいと回答。一方、半数以上の人が軍隊に入隊する資格の在る人は飲酒を許可されるべきとの考えを示した他、34%の人は軍隊の入隊年齢を現在の18歳から21歳に引き上げるべきと答えた。

 

飲酒年齢を18歳に引き下げるべきと答えた人は全体の20%に留まったものの、30歳未満の回答者に限ると割合は27%だった。

 

引退後の生活の場としては、殆どの回答者が郊外よりも田舎を選択。都会で引退後の生活を送りたいと答えた人は15%に留まった。

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国が異なれば思考差異顕著になるのは、当然と言えば当然の事。今、日本で「原発事故と第3次世界大戦勃発と、何方に懸念を抱くか?」というアンケートをしたら、恐らく圧倒的に「原発事故」と答える人が多いだろう。同じ「人災」(原発事故が、100%人災とも言えないのだろうけれど。)で在っても、「今」という時間軸で言えば、日本人は「原発事故」の方に強い懸念を抱くだろうし、もっと言えば「天災」で在る「大地震」への懸念の方が大きく勝るかもしれない。

 

「受け取りたくない手紙」に関して言えば、「裁判員としての呼出状を貰いたくない。」とする人が少なくないと聞くので、「陪審召喚状」を多く挙げたアメリカ人と余り変わらない結果となりそう。

 

徴兵制度」の無い我が国では在るけれど、昨今は「少年犯罪を減じる、一定年齢の若者を一定期間、自衛隊での猛訓練を受けさせた方が良い。」といった主張をする方も少なくない様なので、もし徴兵制が我が国に敷かれていたとするならば、「軍隊入隊年齢は、出来るだけ若くした方が良い。」という、アメリカとは異なる結果が出るかも。

 

以前、「成人と見做す年齢を、引き下げてはどうか?」という話が我が国で議論された時期が在ったけれど、諸々のアンケート結果では「現状通り、成人年齢は20歳ので良い。」と答えた人が圧倒的多数だった様に記憶している。そうなると、アメリカ同様に「飲酒年齢の引き下げは必要無し。」とする答えが多くなると予想。

 

「引退後の生活の場」に付いては、日本人はどういう答えが多いだろうか?「少し前ならば『田舎』と答える人が多かったろうけれど、もしかしたら今回の大震災によって『田舎よりも郊外の方が良いかな。』と考える人が増えたかも。」と思ったりもする。


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