ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

小皇帝

2014年02月03日 | 政治関連

小皇帝」という用語が在る。「中国に於て一人っ子政策敷かれて以降に生まれた子供達。」を指すのだが、改革開放」の消費社会の中、一人っ子という事で祖父母や両親から、蝶よ花よと甘やかされ放題で育った者が少なく無く、「我が儘堪え性が無く、身勝手。」というのが、彼等の特徴とされる。

 

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橋下市長、出直し選へ・・・『大阪都行き詰まり」(2月1日、読売新聞

 

橋下徹大阪市長(日本維新の会共同代表)は1日、東京都内で開いた大阪維新の会の全体会議で、市長を辞職し、出直し選に踏み切る表明した。

 

大阪府大阪市統合再編する「大阪都構想」の実現に向けた進展が無い、選挙で民意を問い、事態を打開する構えだ。橋下氏と共に出直し選に臨む意向だった松井一郎大阪府知事(維新の会幹事長)は辞職しない。

 

大阪都構想を巡っては、橋下氏等は2015年4月の都制移行を目指していた。制度設計を話し合う法定協議会では、橋下氏等は4つ在る区割り案を同時に議論すると時間が掛かるとして、1つに絞り込んで議論を進める様提案したが、否決された。

 

会議では、大阪府選出国会議員地方議員から出直し選に付いて、「市民の理解を得られるのか?」等の慎重な意見も出た。橋下氏は選挙で勝っても議会構成は変わらないが、(出直し選で当選すれば)大義が勝ったとして、一方的に案を絞り込んで行ける。申し訳ないが、我が儘に遣らせて貰う。と理解を求めた。橋下氏は、出直し選に敗れた場合、松井氏と共に政界を去る意向も表明した。

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選挙には、莫大な費用が発生する。其の費用は結局の所、血税が投入されるのは言うも無い。“行う必然性が在る選挙”ならば、莫大な費用が掛かろうとも行うべきだろう。だがしかし、今回、出直し選挙が行われるとしたら、此れは本当に「必然性が在る。」と言えるのだろうか?

 

「“定期的に”何かに噛み付き、ワアワアと騒ぎ立てては、自身の存在感をアピールする。」という、マッチポンプ手法十八番の橋下市長。「“下”が言う事を聞かないから、今の職を辞して、選挙で民意を問う。」というのを、何度繰り返せば気が済むのだろうか?こんな遣り方餓鬼大将何等変わらず、政治を“玩具”と捉えている様に感じる。大阪市は、唯でさえ財政逼迫しているというのに、必然性が感じられない選挙を行う事で、更に財政を悪化させるのは意味が判らない。

 

逆切れ」、「我が儘」、「堪え性の無さ」、「他者攻撃」、「身勝手」等々、“小皇帝”と同じ特徴を有する人物が、我々の生殺与奪権を握る首相首長といった職に就いているのは、此の国先行きに不安を感じる。


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4 コメント

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この人何をしたいの (AK)
2014-02-03 14:42:18
そんな何回も選挙するカネがあっていいなあーときっと多くの地方都市、議員、候補は思ってると思います^^;。
大阪に何人か知り合いがいるのですが、どうもこの人を好きと言う人が少ない。おそらく私の趣味のカメラの会の関係の人らで、基本的に老人なので合わないのだと思いますが、うち1人は結構な同地域語の「ええし」の出で、もし先祖に面白い女性がいれば大阪局の朝ドラモデルにされてもおかしくない雰囲気の家の人で「上方文化」関係に詳しい人。どうも橋下さん系に違和感ありありで受け入れがたいようです。自身が関わってる文化系の団体も相当やられたそうで。

管理人氏が書いておられた首相のフェースブックの人たちしかり、極右と極左然り、結局は同類項というのは私も同意見です。実際、私の暴力キチガイ先輩といい…。私、あまり後ろ盾だった「たかじん」さんの歌も番組も知らないんですが、学歴の「桃山学院」と「新聞部」、生まれ年を見て、あーなるほどと。妙に権力(=東京とか多分、官僚や大企業、大手マスコミの学歴エリート社会とか)意識するわけだし、ああいう番組作るわけだと。
その方がネトウヨが大絶賛する番組を制作して、橋下らを政界に送ったのだけど、むしろやったのは私の趣味の会の関係者のような「古き『ええし』が作ってきた上方社会」の破壊の完成だったかなあと。それが維新、ある意味そうかな、と。実際にネトウヨだけではなく神社神主のような旧型極右でも政治理論は江戸期頃にいろいろ出てきて、明治期に完成したものを言ってるのだし。

で、吉本テレビ文化や宮根氏のように「新大阪人」が跋扈する文化は隆盛中。それが「維新」だったのか…、もっともその前からそうだったのですが、決定打となったのか。
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>AK様 (giants-55)
2014-02-04 00:39:40
書き込み有難う御座いました。

「『探偵!ナイトスクープ』(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%A2%E5%81%B5!%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%97)やレツゴー三匹(http://www.shochikugeino.co.jp/talents/02/post-22.html)、正司敏江・玲児(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E5%8F%B8%E6%95%8F%E6%B1%9F%E3%83%BB%E7%8E%B2%E5%85%90)の笑いは大好きだけど、『吉本新喜劇』(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E6%9C%AC%E6%96%B0%E5%96%9C%E5%8A%87)が何で大阪では人気が在るのか判らない。」といった具合に、関東圏での生活が長い自分にとっては、関西文化って不思議な部分が在ります。

やしきたかじん氏や橋下市長に関して、「関西では、絶大な人気を得ている。」とメディアでは報じられている。ファンの方には申し訳無いけれど、両氏に対して良いイメージが無い自分からすると「何でだろうなあ?」と思ったりする訳ですが、「関西はズバズバっと物を言ったり、やんちゃ系のキャラクターを愛する気質が在る。」という分析を目にした時には、「そんなもんなのかなあ・・・。」と。

でも、AK様の御話を伺うと、必ずしも彼等を好きな人許りでは無い様で、要は好き嫌いがハッキリするタイプのキャラクターという事なのかもしれませんね。

こういうケースって別に関西だけでは無く、嘗ては「物凄く人気が在る。」と言われていたみのもんた氏も、自分の周りでは「嫌い。」という人が多かった。

個性的で在る事は決して悪くないのだけれど、選挙には莫大な血税が投じられる訳で、とても“大義”が在るとは言い難い、ハッキリ言ってしまえば「橋下市長の我が儘」だけで、不毛な選挙が行われるというのは、悪い先例を残す事になる様な気がしてなりません。
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Unknown (マヌケ)
2014-02-05 12:50:32
人気が落ちてくるとそのたびに周囲を騒がせて注目を得ようとする、子供じみていますね。 子供と違うのはかまってくれる大人や友達や教師がいるわけではなく、しかも権力を握っていて、それが諌められることがなく、ある程度の好き勝手が通ってしまうところが問題です。 他府県の問題ですが、税金は正しい使い方をして欲しいものです。 子供が権力の座についているのと対して変わらない気がします。 そもそも維新などという大げさな政党名が当時の竜馬伝の見過ぎなのかくらいに今では思えてなりません。 何かやってくれそうだということだけで、テレビの人気者を当選させた自分たちの責任を大阪の人が今はどのように考えているのか、東国原みたいになってしまうのか、それとも国政に出るのか、いずれもどうでもいいような感じです。
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>マヌケ様 (giants-55)
2014-02-05 20:27:52
書き込み有難う御座いました。

以前にも書いたのですが、嘗ては「乱世の小沢(一郎)」という言葉に期待した時期が在りました。見た目はとても「善人の風貌」じゃ無いし、自民党の幹事長時代には「剛腕」ならぬ「傲慢さ」を感じたりもしたけれど、「時代が混沌とした時、彼の様な人間じゃないと、世の中を大きく変えられない。」と思ったからです。

しかし、民主党が政権を取り、いざ小沢氏の出番となった時、彼がしたのは「少しでも自身の考えに沿わない時は、数の論理に任せて、悉く反抗する。」という事。世の中を変える為には“主流”に徹底抗戦する事も重要だけれど、「何でも彼んでも、気に食わないからやっつけろ!」では餓鬼大将なだけ。結局、民主党政権が瓦解したのには、小沢氏の狭量さが大きく影響したと思っています。

こう考えると、小沢氏と橋下市長って凄く似ている。此の儘では橋下市長も、近い将来は今の小沢氏の様になってしまうのではないでしょうか。
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