11年前の記事「阿部四郎リターンズ」でも触れた様に、1980年代辺り迄はプロレスが大好きで、TVで放送される試合を良く見ていた。不適切な表現かもしれないが、プロレスに内包されている“胡散臭さ”が、自分にとっては大きな魅力でも在ったのだ。
胡散臭さの表れの1つが、禍々しさやおどろおどろしさに溢れたギミックや必殺技の名称で、前者では「幼少時に罹患した猩紅熱が原因で体毛の全てを失い、其の特異な容貌を理由に自分を差別した社会に復讐を果たすべく、プロレスラーになったとされる、“海坊主”ことスカル・マーフィー氏。」や「エジプトの遺跡から発掘され、現代に蘇ったとされる“ミイラ男”のザ・マミー氏。」等、後者では「ギロチン・ドロップ」や「脳天唐竹割り」、「毒針エルボー・ドロップ」等が挙げられる。
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「必殺技っぽい経済用語ランキング」(3月10日、gooランキング)
1位: 神の見えざる手[12.8%]
2位: デッドマンズ・トリガー[11.2%]
3位: サーキット・ブレーカー[7.9%]
4位: ポイズン・ピル[7.3%]
5位: ビルト・イン・スタビライザー / 勝者の呪い[6.8%]
7位: デフレ・スパイラル[6.0%]
8位: キャピタル・ゲイン[5.3%]
9位: シャドウ・プライス[5.1%]
10位:アカウンタビリティー[4.8%]
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以前にも書いた事だけれど、自分は経済関係の知識に乏しい。なので、10位内には初めて目にする用語が3つ在った。
「必殺技っぽい経済用語」という観点からすると、「キャピタル・ゲイン」や「シャドウ・プライス」、「アカウンタビリティー」なんていうのは、「そうかなあ?」という気がする。
其の一方、(ランキングを確認する前に)パッと頭に思い浮かんだのが「神の見えざる手」だったので、1位という結果は納得。学生時代、授業で初めて此の用語を知った際には、「フリッツ・フォン・エリック氏の必殺技で在る“鉄の爪”みたい。」と思ったし。
又、今回初めて知った経済用語「勝者の呪い」には、「アブドーラ・ザ・ブッチャー氏に似合う必殺技って感じだなあ。」とも。