人気シリーズ「踊る大捜査線」。その外伝とも言える映画「交渉人 真下正義」を見て来た。私生活に於いて、青島巡査部長と室井管理官が抜き差しならない犬猿の仲い在ると言われているので、従来の様にオールキャストが揃う内容は不可能に近いと思われ、こういった”分け売り”で今後は凌いで行く事になるのだろうか。もしそうで在れば、ずっとこのシリーズを見て来たファンの一人として残念に思う。
さて、何時も胃が悪そうなユースケ・サンタマリア氏演ずる所の真下正義が主役のこの映画。彼の職務は交渉人。映画のサイトに載っている用語集に拠ると、「海外では人質事件の時に必ず登場するが、日本では未だ確立されていない犯罪交渉人(ネゴシエーター)。犯人との交渉はネゴシエーター1人が行ない、その周りを犯罪心理学者やベテラン捜査官が囲んで適切な対処方法を探りつつ、人質の命も犯人の命も守り、臨機応変に対応する役割を果たす。」のが交渉人とされている。
交渉人の真下正義に対して、東京の地下鉄の最新鋭実験車両1両を乗っ取った何者かが、挑戦状を叩き付ける所から物語は始まる。網の目の様に張り巡らされた東京の地下鉄網。其処を神出鬼没に乗っ取った車両を走らせ、乗降客200万人余の命を危険に晒す犯人の目的は何なのか?スピード感溢れる展開は見応え充分だったし、金田龍之介氏や國村隼氏、寺島進氏等、脇を固める役者さんの上手さも光った。特に、古畑任三郎シリーズでも感じたのだが、アリtoキリギリスの石井正則氏は、本業の御笑いに付いては評価出来ない自分も、役者としての彼は実に味が在ると思っている。今回も、細かい部分で良い味を出していた。
で、肝心の映画の総合評価だが、娯楽作品として面白いのは確かだが、点数としては81点(実に微妙な点数(^o^;;;。)という感じか。真下正義の職務である交渉事が、今一つ上手く描き切れていなかった様に思うし、青島巡査部長やスリーアミーゴス等の常連さんの不在も、「踊る捜査線」の世界観をぼやけさせてしまっている様に感じたからだ。(言っても仕方ない事だが、長さんが演じていた和久平八郎の姿が無いのは残念でならない。)
そして、何よりも不満足さを覚えたのが、肝心な犯人が”誰”だったのかが不明なまま(生死も不明。)終わってしまった事だ。映画の後に、次作の「容疑者 室井慎次」の宣伝を入れるというCXに在りがちなあざとい”演出”が在った事を考えると(映画の中でも、室井管理官が本庁に戻る様にとの連絡を受けるシーンも在ったし。)、実は今回の犯人は死んでいなくて、新たな犯罪を犯したという設定(怪人二十面相やアルセーヌ・ルパン等の様な役割?)で次作に繋げようとしているのではないかと勘繰ってもしまったのだが、一作品の中で”或る程度”は完結させるべきと考えている自分にとっては、何とも不満足な終わり方だった。
さて、何時も胃が悪そうなユースケ・サンタマリア氏演ずる所の真下正義が主役のこの映画。彼の職務は交渉人。映画のサイトに載っている用語集に拠ると、「海外では人質事件の時に必ず登場するが、日本では未だ確立されていない犯罪交渉人(ネゴシエーター)。犯人との交渉はネゴシエーター1人が行ない、その周りを犯罪心理学者やベテラン捜査官が囲んで適切な対処方法を探りつつ、人質の命も犯人の命も守り、臨機応変に対応する役割を果たす。」のが交渉人とされている。
交渉人の真下正義に対して、東京の地下鉄の最新鋭実験車両1両を乗っ取った何者かが、挑戦状を叩き付ける所から物語は始まる。網の目の様に張り巡らされた東京の地下鉄網。其処を神出鬼没に乗っ取った車両を走らせ、乗降客200万人余の命を危険に晒す犯人の目的は何なのか?スピード感溢れる展開は見応え充分だったし、金田龍之介氏や國村隼氏、寺島進氏等、脇を固める役者さんの上手さも光った。特に、古畑任三郎シリーズでも感じたのだが、アリtoキリギリスの石井正則氏は、本業の御笑いに付いては評価出来ない自分も、役者としての彼は実に味が在ると思っている。今回も、細かい部分で良い味を出していた。
で、肝心の映画の総合評価だが、娯楽作品として面白いのは確かだが、点数としては81点(実に微妙な点数(^o^;;;。)という感じか。真下正義の職務である交渉事が、今一つ上手く描き切れていなかった様に思うし、青島巡査部長やスリーアミーゴス等の常連さんの不在も、「踊る捜査線」の世界観をぼやけさせてしまっている様に感じたからだ。(言っても仕方ない事だが、長さんが演じていた和久平八郎の姿が無いのは残念でならない。)
そして、何よりも不満足さを覚えたのが、肝心な犯人が”誰”だったのかが不明なまま(生死も不明。)終わってしまった事だ。映画の後に、次作の「容疑者 室井慎次」の宣伝を入れるというCXに在りがちなあざとい”演出”が在った事を考えると(映画の中でも、室井管理官が本庁に戻る様にとの連絡を受けるシーンも在ったし。)、実は今回の犯人は死んでいなくて、新たな犯罪を犯したという設定(怪人二十面相やアルセーヌ・ルパン等の様な役割?)で次作に繋げようとしているのではないかと勘繰ってもしまったのだが、一作品の中で”或る程度”は完結させるべきと考えている自分にとっては、何とも不満足な終わり方だった。
どこら辺がだめかは↓
http://hakaiya.web.infoseek.co.jp/
久しぶりに映画館で見たのに・・・・。キングダム・オブ・へブンも微妙でしたしw。最近当たりの映画に出くわさないです。
水森亜土さんって70歳超えてますか・・。
TVで観ていても年齢不詳でさっぱり分かりませんでした。
交渉術も終盤の方は何だかテキトー感もありましたし…。
ノリもすごく良かったし、やっぱりあのスピード感は最高でしたが…。
犯人は私も気になる点です;
81点ですか(笑。ん、確かに微妙な点数(笑。でもマイナス評価ポイントは、書かれている通り同意です。
私のブログではこれは「刑事ドラマと人間ドラマの共存による弊害か」なんて書いてもみたのですが、案外とこれが次回以降に繋がっていく伏線だったりする?なんて、僅かながらの期待をしていたりもするのです。
「踊る・・・」の遊び心満載の演出には、今回も愉しませていただいたりもしたのですが・・・というわけで、次作「容疑者 室井慎次」を観終わった後に、また再び語り合えますことを願いつつこの辺で(笑。
そうですね。不明確な部分がたくさんありました。
でも真下公開の前から「容疑者~」のハナシは既にありましたし、これは「全部で一個」な映画なんじゃないかな、とほんのり思っていました。
逆に「容疑者」で真下の謎が解けなかったり、完全に離しが違うのであるなら、いやかも。
別物であるなら「容疑者~」につながるように取れる場面をちりばめるべきじゃないですよね。
だからきっと伏線であって、「容疑者~」を含めてひとつの作品なんだと思ってます。
まぁ、なにはともあれ、8月が楽しみ・・・・・w
スピード感があってハラハラしました。
音楽も合っていてその辺も見ていて面白かったです。
結局犯人は分かりませんでしたが8月に公開される『容疑者 室井慎次』で明らかにされるんでしょうかね(そうあってほしいですが^^;)楽しみです☆
スリーアミーゴスも出てほしいなと思います♪