ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

彼の母娘のイメージが重なる

2021年12月20日 | 其の他

今日の記事は、“嘗て松田聖子さんの大ファンだった自分”の立場から書いた内容で、今も彼女のファンで在る方々からすると、不快に感じられる部分も在ると思う。だから、彼女のファンで在る人達は、此の記事を読まない方が良いだろう。

山口百恵さんと松田聖子さん、共に一時代を築いた大スターだ。自分は2人の大ファンだったし、彼女達に対する思い出は山程在る。「人気絶頂期に結婚した。」、「結婚相手は、映画共演したスター。」、「子供も、芸能界に進んだ。」等、幾つかの共通点を持つ2人。「彼女達の子供が生まれた際、其の姿を公開した。」というのも、共通点と言える。

赤ちゃんの時の姿を知っていると、他人の子供で在ったとしても、成長した姿を見て「大きくなったなあ。」と感慨深い思いを持つ事が在る。山口百恵さんと三浦友和氏との間に生まれた息子達、そして松田聖子さんと神田正輝氏との間に生まれた娘が成長し、芸能界入りした際、彼等の姿を目にして、彼の時の赤ちゃんが、こんなにも大きくなったのか。」と感慨深い思いを持った。百恵さんも聖子さんも大ファンだったので、彼等に対しては「頑張って欲しいな。」という思いが強かった。

松田聖子さんと神田正輝さんの間に生まれた神田沙也加さんが、35歳で亡くなった。一昨日札幌市内のホテル14階屋外に在るスペースで倒れている彼女が発見され、意識不明の状態で市内の病院に搬送されたが、同日21時40分に死亡が確認。事件性は無く、自殺の疑いが強いと言う。

「神田沙也加さんがホテルから落下し、意識不明の重体の様だ。」というニュースを目にしたのは、昨日の未明の事。ネット・ニュースで知ったのだが、「嘘だろ!?」という驚きしか無かった。1ヶ月程前に、元気な姿をネット上で目にしていたからだ。本当に自殺なのかどうかは不明なれど、若し事実ならば、相当苦しい思いを抱えていたのだろう。個人的には“自殺”という行為を肯定出来ないけれど、だからと言って、自殺した人を非難する気も無い。唯々どんなに苦しくても、生き続けて欲しかった。残念だ。という思いだ。

嘗て、自分は松田聖子さんの大ファンだった。でも、先日の記事「生まれ変わったら」でも触れた様に、「彼女が神田正輝氏との交際宣言を行った。」事で、気持ちが一気に離れて行った。交際宣言をした事自体では無く、「其の僅か10日前に、ずっと付き合っていた郷ひろみ氏との破局を、嗚咽交じりで語り、『好きで愛し合って別れるんだから、今度生まれ変わって来た時には、屹度一緒になろうね。』と(彼に)言いました。」と言い切っていた事とのギャップ唖然としてしまい、「此の人の“感性”は、普通の人と全く違うんだな。」と思い知らされたからだ。以降、彼女の辿って来た道を思うと、「何よりも、“女性”で在る事を最優先して来た人。」という印象が強い。

父で在る神田正輝氏とは、良好な関係を続けて来たと言われる神田沙也加さん。其の一方、母で在る松田聖子さんとの関係は、必ずしも良好では無かった。漏れ伝わって来る話では、確執が結構在った様だ。此の2人を思う時、自分は“彼の母娘のイメージ”が重なり続けていた。彼の母娘とは、山田五十鈴さんと瑳峨三智子さんの事だ。

山田五十鈴さんや瑳峨三智子さんといっても、一定年齢以下の人は知らないだろう。「自分の世代は、ぎりぎり知っている。」という感じだと思う。大女優と言われた山田五十鈴さんは、「4度の結婚離婚を繰り返し、恋に生きた女性。」だ。最初の夫との間に生まれたのが瑳峨三智子さん。彼女も母と同じ女優の道に進むも、金銭トラブルや薬物中毒等、トラブルを度々起こし、芸能界復帰と失踪を何度も繰り返した挙句最期は滞在先のバンコクで57歳にて病死する。」という人生。嵯峨さんが口にして来た言葉からは、「母としてでは無く、女性として生きる事を最優先して来た山田さん。」への恨みの様な物が窺えたし、“母親からの愛情の飢え”の様な物も感じられた。

松田聖子さんに“母性”が全く無かったとは言わないし、娘に対する愛情も在ったとは思う。でも、「母としてでは無く、女性として生きる事を最優先していた様な彼女。」に対し、沙也加さんが複雑な思いを持っていたで在ろう事は想像するに難くない。だからこそ、何度も確執が伝えられたのだろうし。

合掌


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