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「<秘密保護法>嫌だ!U-20デモ 渋谷や原宿で400人」(1月26日、毎日新聞)
特定秘密保護法の廃止を求める10代の若者が呼び掛けた「秘密は嫌だ!U−20デモ」が26日、東京都内で在った。参加者約400人が渋谷や原宿の繁華街を歩き乍ら、「選挙権は無くても、10代が政治を動かそう。」、「秘密保護法の危険性を身近に感じて。」と訴えた。
毎週金曜日に首相官邸前で開かれている脱原発の抗議行動で知り合った練馬区の大学1年・長島可純さん(19歳)と武蔵野市の高校2年・柴野風花さん(17歳)等が企画。昨年12月の同法成立翌日、安倍晋三首相が「嵐が過ぎ去った。」と述べたと聞き、「もっと嵐を起こそう。」と立ち上がった。
長島さんは「少しでも関心を持って欲しい。」と、特定秘密の範囲が広過ぎる事等、問題点を紹介した片を用意。高校の制服姿の柴野さん等が「街の皆さん、皆の声で秘密保護法を無くそう。」と声を張り上げ、買い物客達の注目を集めていた。
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以前、高校生の孫を持つ方(女性)が「自分は何方かと言えば自民党を支持している人間だけれど、そんな自分でも統制社会を理想に思っている様な安倍首相の強引な手法には、怖さを感じている。孫に『戦争が起これば、戦地に送り込まれるのは貴方の様な若い人達なのだから、政治には注意を払わなければ駄目よ。』と言うんだけど、『御婆ちゃん、考え過ぎだよ。』と一笑に付されてしまう。過去の戦争を振り返れば、多くが『戦争なんて起こる訳が無い。』と“無根拠”に思っていたのに、戦争は起こってしまったのにね。」と、呆れ果てた表情で話してくれた。
昨年末、其の方に会う機会が在ったのだが、流石に件の御孫さんも安倍首相の暴走振りには危うさを感じ始めた様で、最近では「戦争が起こったら、日本から脱出して、海外に移住する。」と、冗談めかしてでは在るが、言っているそうだ。
冗談にせよ、「戦争が起こったら、日本から脱出して、海外に移住する。」というのは、実に安直な考えだと思う。「安直」と言っても、「母国を捨てて逃げるなんて、何と好い加減な!」といった意味では無く、「『戦争が起こったら(又は起こりそうになったら)、日本から脱出して、海外に移住する。』というのは、そんな容易に出来る事では無いのに。」という、即ち「現実を判ってないんだなあ。」という思いが在るからだ。
「日本政府が“戦う駒”を、易々と“逃がす”訳が無い。」し、何よりも「受け容れる側(海外の国)だって、『誰でもウエルカム!』というスタンスでは無い。」のだから。世界各地で移民問題が勃発している現実を知っていれば、「受け容れてメリットが在る人間(特殊技能を有していたり、多額の納税が期待出来る人等。)以外は、一切御断り。」という事に思い至る筈。
真剣に考え抜いた結果ならば、どういう主張を持とうが構わないと思う。特定秘密保護法に関しても、真剣に考え抜いた結果で在れば、賛成だろうと反対だろうと、其れは構わない。しかし、真剣に考え抜く事無く、感覚的にのみで主張するのは宜しく無い。
戦争が起こった場合、自分の様な“ロートル”が戦地に送り込まれるのは、優先順位としては低いだろう。そんな自分でも特定秘密保護法に危うさを感じている*1というのに、真っ先に送り込まれるで在ろう若い人達が、概して同法に無関心なのが不思議でならない。
“御友達人事”でNHK会長に据えられたとされる人物が、其の就任会見で「特定秘密保護法は成立したのだから、(どうこう)言っても仕様が無い。」と発言したそうだが、(同法に)無関心な若い人達も同様に「仕様が無い。」と思っているのだろうか。真剣に考え抜いた結果として、「同法は必要。」と思っているのなら構わないが・・・。
*1 「特定秘密保護法が実際に施行されたら、“直ぐに”戦争が起こる。」なんて思っている訳では無い。「時の権力者が同法を“拡大解釈”し、言論統制を敷く可能性は充分に在り得る以上、“将来的には”戦争が起こる土壌が出来てしまうのではないか。」と、過去の歴史を鑑みて、懸念しているのだ。
現実に中東、アフリカで戦争に関わっている国(米英仏北欧諸国等)を見れば分かりますが、北欧諸国以外は既に兵役が廃止されていること、マニアのイシバ氏が指摘するように徴兵制はむしろ現在では無駄になる。専門家を育てたほうが良いという。実際米英仏はそうだと思う。北欧諸国はスウェーデンは廃止になったがノルウェーは女性にも兵役を課すことになったとまちまち(ただしデンマークにしてもノルウェー、あと北欧ではないスイスにしても半年にも満たない期間しか兵役が無い。実質意味があるのか分からない。デンマーク軍、ノルウェー軍は強いらしいがプロが強いのであっていやいや兵役で来る圧倒的多数派はどうなんだろうか)。
このように先進国の趨勢を見るとあまりに1940年を想定した物言いが「老人の脅し」にしか感じられず、現実味を感じられない。これが全てと思うのですが。とくに都市部に住んでいて大学を出ている両親の子で、自身も大学を出られる見込みがあれば、ですよ。南九州・西九州や北海道のいくつかの地域に特に顕著ですが中卒後の進学先兼就職先に自衛隊を選ぶ人が「フツーに多い」(逆に管理人氏にお聞きしますが、あなたの大東京の中学にそんな子いましたか)エリアであればもともとそういう職につくし、親も覚悟決めてますし(というか強要する親もいるんだよね。「入れ」と)、そもそも管理人氏やお知り合いのご老人と話がかみ合わないと思うのです。
理学部の学生だったわけですが
大学の先生が「これはヤバすぎる。研究について話していただけで、国家機密に降れる、として逮捕される危険があるので」と
言っていたことを覚えています。
確かにそうだなあ、と納得したのですが
今の大学の先生方は、表立って反対活動はされていないような気がしちゃいます。
「世界の軍隊の実情」や「石破氏の指摘」等は存じており、特に石破氏の指摘に関しては、「そういう面は確かに在る。」とも思っています。又、自分は関東圏で青春期をメインに過ごして来ましたが、同級生で自衛隊に入った人間は、恐らく極めて少数派だったと思います。ですので、「都会」と「地方」との温度差は、間違い無く在るでしょうね。
唯、「現時点での常識」が「戦時での常識」と全て一致するという訳でも無いと思うのです。第二次大戦、と言うよりも大東亜戦争が始まった当初は、「大学生が徴兵される。」とか「中高年が徴兵される。」なんていうのは、“恐らく”多くの国民が「そんな事在り得ない。」という“常識”だったのではないでしょうか。そんな常識が、戦争が長期に亘り、兵力が大幅に減少した結果、“常識”では無くなった。
以前にも何度か書いている事ですが、個人的には「戦争というのは、平穏時の“常識”が通じない“異常”な世界。」だと考えています。(「人を如何に多く殺したかが評価される。」様な世界でも在るのですから、今の常識を持ち出してどうこう言うのは、必ずしも正しく無い。慰安婦問題も同様。難癖を付けるかの様な韓国の姿勢は、自分も不快。でも、度在る毎に「“どういう形で在れ”、慰安婦なんて存在しなかった。」とか、其れなりの立場の人間が言い出すのも不快。そういう人間が出て来るからこそ、話が縺れてしまうのだから。)だから、今の常識では「世界の軍隊の実情」や「石破氏の指摘」が常識足り得る面も在るけれど、実際に戦争に突入したら、そういった常識が同様に常識で在り続けられるは判らないと思うんです。況や戦争が長期化し、兵力が激減したら、どんどん兵隊として駆り出されるのは自明の理ではないかと。
此れも何度か書いている事ですが、自分は所謂「右」にも「左」にもシンパシーを感じ得ない人間です。世の中が良い方向に向かうので在れば、自民党だろうが民主党だろうが、共産党だろうが、何処の政党が与党になろうと構わない。
歴史から学ぶ事は重要だけれど、時には歴史から学んだ事が、状況に合致しない事も在るでしょう。其れは臨機応変に対応していかなければいけないとは思うのですが、「今の常識」と合わないからと言って、戦争に突入したら「昔と同じ様な事」になり、其の結果として「今の常識」が合わなくなるという事も、可能性として考えておくというのは、決して古臭い事では無いと、個人的には考えています。
長文&乱文になってしまって済みません。
AK様へのレスでも触れたのですが、個人的には所謂「慰安婦問題」は解決済みだと思っているし、難癖を付けるかの様な韓国のスタンスも気分が良い物では無い。唯、同時に「解決済みの話なのに、事在る毎に『“どういう形で在れ”、慰安婦なんて存在しなかった。』みたいな事を其れなりの立場の人間が態々口にする。」のも不快。彼等の言動は、マッチポンプ(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%97)としか思えないからです。
今回のNHKの会長の発言、「慰安婦問題」に付いては(仮令、何度も記者から質問されたとしても)「会長の立場としてはノーコメント。」とすれば良かっただけの話で、得意気に語った事は「アホだなあ。」と思うだけ。
其れよりも問題なのは(橋下市長を始めとして、何故か此方の発言を問題視する人は少ない様ですが。)、「政府が『右』と言っている物を、我々が『左』と言う訳にはいかない。国際放送には、そういうニュアンスが在る。」という発言ではないかと。領土問題に付いて“のみ”の発言かもしれませんが、一連の発言を聞く限りでは「政府が言っている事は絶対。政府が『A』と言ったら、仮令『B』が正しいと思ったとしても、『A』で在ると従うのが筋。」と主張している“様に”聞こえました。
社民党等の様に、体制に対して何でも彼んでも反対というのはおかしいと思っています。メディアも同様で、「何でも彼んでも、政府に対して反対する。」というのは良く無い。でも、「おかしい。」と思う部分が少しでも在れば、徹底的に疑問を呈するのがメディアの役目の筈。「御尤も、御尤も。」と政府に従う報道許りをするので在れば、政府のプロパガンダに加担し、戦争に突入させた責任の多くが在る嘗ての新聞やラジオ等と一緒。
「個人情報保護法案」が持ち出された際、様々な問題点が指摘されました。「国家が、国民を監視下に置く。」というのも、問題点の1つだった訳ですが、「個人情報保護法が余りに厳格に適用されてしまった為、同級生に年賀状を書くにも、住所等が判らない。」といった問題は起きたものの、今の所は大きな問題となっていない。
唯、飽く迄も「今の所」で在り、時の権力者が悪用(拡大解釈)しようとすれば、出来ないという訳では無い。「特定秘密保護法」が施行されても、直ぐにどうこうなるなんて思ってはいません。時の権力者だって馬鹿じゃないのだから、直ぐに変化、其れも国民にとって悪い変化が起きれば、猛反発を食らうのは明々白々だから。
「独裁国家」が成立する過程で良く言われるのは、「気付いた時には、身動きが取れなくなっていた。」という表現。時の権力者が法律を悪用し、徐々に国民を縛って行き、気付いたら身動きが取れなくなっていたというのが、良く在るパターン。
或る人間を「人間的に信頼出来る。」と判断したとしても、彼(乃至は彼女)が我々に見せている“顔”が“本当の顔”なのか判らないし、又、彼(乃至は彼女)が人間的に本当に信頼出来る人間で在ったとしても、周りの人間が彼の権威を借りて悪事を働く事だって在る。時の権力者も同様で、「彼(乃至は彼女)は信じられるからと、悪用出来る可能性を秘めた法律を与えてしまう。」というのは、非常に危うい事だと思います。
ところでお聞きしたのは昭和50年代や60年代に於いて東京の中学に進路に自衛隊や自衛隊の少年学校に進むような子、あるいは親が強制するような子はいたか?ということですが。
私の地域にはいませんでしたが、高卒の時点で「防衛大学か競艇学校」を選ばせる親はいました。その子は就職を選びました。
もし徴兵制が復活したら天皇の二人の小学生の孫も軍隊に行くでしょうね。戦前も男性皇族は軍に属していましたし、女性は赤十字でしたが、今なら軍もありでしょう。欧州の王族はそうです。徴兵制廃止の英国、スウェーデンがその例です。ただしスウェーデンは王太子のヴィクトリア王女は女子なので軍に入っていませんが。ノルウェーの場合は王太子(予定)の王女も軍に行くと思われます。女性に兵役がありますから。
世の中には様々な考えが在って当然だと思うし、当ブログでは「そういった様々な意見を出し合って行き、其の結果として自分も含めて多くの人が学んで行けたら良いなあ。」という気持ちが在ります。ですので、仮にAK様と御意見が異なった場合でも、其れを批判したり、「自身の意見だけが正しい。」と強要する積りも無く、又、AK様も同じ思いだと思っています。ですので皆様には、自身の思うが儘の事を、今後もどんどん書いて戴きたいし、又、今回の自分のレスで御不快な思いをさせてしまったとしたら、本当に申し訳無く思っております。
「韓国」の件に関しては、誤解を与える様な書き方になってしまい、此の件も済みませんでした。記事の中でNHK会長の発言を批判したのですが、個人的にはメディアで問題視されている「慰安婦」の件には「公の場で、態々持ち出さなくても良いのに。」とは思ったけれど、発言の内容自体は特に問題に感じませんでした。
寧ろ問題なのは「政府の言い成りになる。」様なスタンスで、記事だけでは「慰安婦の件も問題に考えている。」様に読んでいる方々に誤解されてしまうかなあと思いましたので、AK様のレスの中で書かせて貰いましたが、別途記せば良かったですね。
戦時下の強姦、強奪、殺戮等、強者の支配は当たり前。 慰安婦も間諜も何でもかんでも。 有史以来、人類界では確かにどこの国の誰にでも起こる。 そんなのはちょっと知恵がありゃ分る。 その問題を発展途上国や三流国と同じ土俵に上がってわいわいやるのが無教養この上ない。
毎日見ているわけではないのだが、さっきのNHKの夜9時のニュースは酷かった。 オープニングが、中国国内での鶏輸送トラックの横転事故。 約900羽の鶏が逃げたということで、半ば強引に鳥インフルエンザのニュースへ。 更に「韓国でも・・・」と付け加え、中韓の対応の悪さを煽る煽る。 確かに中国は発展途上国、韓国は三流国ではあるが、日本国内にはもっと大切なニュースがあるだろう!と呆れた。 NHKは、都知事選のニュースは殆どやらない。 さすが日本の朝鮮中央放送かタス通信か。 受信料、とるなよ。
翻ってフジテレビの『Mrサンデー』。 これも毎週見ているわけではないのだが、宮根は近頃、謙虚でなくなった。 かつては「私のような者が・・・」と云う態度が見られたが、所詮、視聴率に踊らされているんだろうな。
冒頭の農薬入り冷凍食品の容疑者が捕まったニュースが40分間近く放送。 容疑者の年収は約200万円。 新聞配達もしていた。 記者会見で食品会社の幹部が「何に不満があったのか分らない」と。 ばかか、お前。 社会の底辺にいる人間の不満がわからないから経営の近くにいる人間だけが何億も報酬をもらっている後ろめたさも欠片もない。 「何に不満があったのか分からない」というコメントはこの会社の他の従業員にも響いたろうな。 居酒屋の従業員にとかもムカッとくるコメントだっただろうな。 時給800円で過労死した店員とかどこかの居酒屋チェーンであったな。 大事な人生を利用されとるだけやな。 勤労とか美徳とかと違うもんな。 利益出すためにダシにされとるに過ぎんのにな。 この国は程度が低い。 こんな感じでたまにくだまいて、大声出してお店の大将からもあきれられたりしています。 私的には、NHKは政府広報くらいな位置づけになるのかなと思います。