ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

ジャイアンツはゼロ

2006年07月29日 | スポーツ関連
7月26日に行なわれたプロ野球全6試合に関し、”或る条件”に基づいて選手数をカウントしてみたのが下記の数字だ。さて、一体その条件とは何か御判りになられるだろうか?

*****************************
パ・リーグ
ライオンズ        7人
ホークス         4人
ファイターズ       4人
マリーンズ        6人
バファローズ        3人
ゴールデンイーグルス 3人

セ・リーグ
ドラゴンズ        4人
タイガース        2人
スワローズ        3人
カープ           5人
ジャイアンツ      0人
ベイスターズ       7人
*****************************

一番多いのはライオンズとベイスターズの7人。逆に一番少ないのはジャイアンツの0人。これだけで当てるのも難しいかと思われるので幾つかヒントを出すと、「この日のスタメンに起用された選手達の内(DHを含む。)、外国人選手を除いた日本人選手だけを対象として、或る条件でカウントした人数。」という事になる。

これだけの条件で当てたとしたら、かなりのプロ野球通と言えるだろう。答は「26日の試合にスタメン起用された選手の内、高校を卒業して直ぐにプロ入りした選手*1の数」で在る。つまり、この日のジャイアンツのスタメン選手の中に、高卒選手はゼロだったのだ。

実を言えば、この話は一昨日のラジオ番組で聞いたもの。ジャイアンツが此処迄駄目になってしまった要因の一つとして挙げていたのが、ファーム、即ち二軍がきちんと機能していないのではないか?という事だったのだ。

即戦力の選手を求め過ぎる余りに、ドラフトでは高校生よりも大学生や社会人の選手を上位指名し、トレードFA制度ではベテラン選手ばかりを掻き集める。そしてドラフトで獲得した高卒ルーキーは、二軍で上手く育て上げられないのか、又はベテラン選手達が溢れ返っている一軍に空きが無いのか、その理由をこれと決め付ける事が出来ないのだが、兎にも角にも高校から直接入ったジャイアンツ選手で、一軍に定着出来た選手がここずっと居ないのは確かだ。その放送によると、恐らくその最後は松井秀喜選手だろうとしていたが(松井選手の同期でも在る村田善則選手の場合には、完全に一軍に定着出来たとするのは苦しいものが在る。)、何はともあれ高卒選手がゼロというのは余りにも偏ったチーム構成ではないか。

勿論、高卒選手が多く居れば強くて、逆に少なければ弱いという事には必ずしもならない。ファンの方には申し訳無いが、高卒選手がライオンズと並んで7人と最も多かったベイスターズが最下位に在るのを見れば、それは理解して戴けるだろう。でも、プロ入り後の”伸び”が大きいと言われる高卒選手とはいえ、きっちりと育て上げて一軍に多く送り込めているというのは、チームとしての育成&補強システムがしっかり機能しているからとは言えまいか?ジャイアンツのゼロという数字が、育成&補強システムの駄目さ加減を表しているというのには、ジャイアンツ・ファンの自分ですら納得してしまう。

嘗てのジャイアンツは此処迄酷く無かった。過去にジャイアンツが日本一を達成した年から、「V9の初年度で在る1965年」、「藤田元司監督の第一次政権初年度で在る1981年」、「藤田元司監督の第二次政権初年度で在る1989年」、そして現段階では最後の日本一となっている「原辰徳監督の第一次政権初年度で在る2002年」と4つの特徴的な年を選び出し、こちらに記載されている”代表的な”スタメン(投手に関しては、その年最も勝利数が多かった者をエースと位置付け、その1人を対象にカウントした。)から、高卒選手を抽出すると、下記の様になる。

*****************************
① 1965年4人
柴田勲選手、王貞治選手、森昌彦(祇晶)選手、須藤豊選手。

② 1981年3人
河埜和正選手、篠塚利夫(和典)選手、淡口憲治選手。

③ 1989年6人
緒方耕一選手、川相昌弘選手、篠塚利夫(和典)選手、岡崎郁選手、駒田徳広選手、斎藤雅樹投手。

④ 2002年2人
松井秀喜選手、元木大介選手*2。
******************************

補足すると、1981年のエースを上記の理由から江川卓投手(この年20勝。)としてカウントしたが、両エースと言われた西本聖投手(この年18勝。)の場合は高卒選手で在り、又1989年に関しては、斎藤投手と合わせて3エースと呼ばれた桑田真澄投手&槙原寛己投手と全て高卒選手だ。そして、僅か4年前には高卒選手が2人居たのに・・・。

繰り返しになるが、高卒選手を多く獲ればチームが強くなるという様な、安直な話では無い。でも高卒選手がゼロというのは、チーム構成を長期的ヴィジョンで全く考えていなかったのではないかと指摘されても仕方ないと思う。

*1 この記事内で使用している「高卒選手」の概念は、「高校を卒業して”直ぐに”プロ入りした選手。」という意味で在る。つまり大学に進学するも中退したという選手の場合も、経歴上は高卒という事になるのだろうが、今回の記事の趣旨上そういった選手は高卒選手としてカウントしていない。

*2 厳密に言えば元木選手の場合、高校卒業後にハワイへ野球留学をしているので、高校卒業後に直ぐプロ入りした選手とはならないのだが、”諸々の経緯”を考えて今回当該者としてカウントした。

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14 コメント

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Unknown (toshi16)
2006-08-01 05:33:32
巨人の最後の優勝から何年も経っていますが、原監督自体は実質3年目。

なぜ、ここまで神通力が通用しなくなったのでしょう。

かつての、阪神吉田監督を思い出させます。



なぜここ数年で、こんなチームになったのでしょう。

今の巨人をみると、弱かった頃のダイエーや阪神を思い出させます。



先発メンバーは、かつて他の球団でプレイしていた選手ばかり。

ファームの選手供給が機能していない証拠かも知れません。



かつての巨人のファームは凄かったよ。

イースタンの連続優勝記録は、V9以上。



第2次藤田政権、遊撃手は岡崎か鴻野と思われていたけど、勝呂や緒方がでてきて、でも結局レギュラーを獲ったのは、川相だったり。

(確かみんな高卒)

こんな競争がファンはみたいのだと思いますけどね。

トレードやFAで獲った選手を、パッとレギュラーででちゃう。

正直おもしろくないし、結果もでないでしょう。



高卒選手は、おおばけの可能性があります。

中日荒木は、ドラフト1位だけど、はずれのまたはずれ指名なんで、実質3位指名。

レギュラーをとるなんて、思いませんでしたね。



アリアスやキムタクは、これから成長するとは思えませんね。
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>黒部五郎様 (giants-55)
2006-08-01 01:23:15
書き込み有難うございました。



V9戦士の一人で在る柴田勲氏。彼は高校野球のヒーローとして意気揚々とジャイアンツに入団したのですが、プロの壁は想像以上に厚く、二軍で地獄の練習を日々受けたそうです。これ迄野球では味わった事の無い挫折感&練習の厳しさを彼が詩にしたものが、知る人ぞ知る「多摩川ブルース」(http://964.jp/Z3Xt)。



それ以降でも、長嶋監督(第一次政権)の下で行なわれた”地獄の伊東キャンプ”では、篠塚選手や松本選手、中畑選手等の若手選手達が、泥塗れになりながらも一軍への切符を掴み取って行きました。



嘗てのジャイアンツはこの様に、選手を育成するという意識が在ったんですよね。それが余所からの補強によって、そこそこ成果が表れたものですから、安直な補強に走り始め、生え抜き選手育成を怠る様になってしまったと思います。



そのチームの真価を図る基準の一つは、未完成な選手を如何に育成し、一軍レベル迄持って行けるかで在り、その意味では近年のジャイアンツは失格と言えるでしょう。
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もうねぇ (帆印)
2006-07-31 23:23:09
マジで、ジャイアンツ、見放そうかと・・・。

名古屋球場の、竜の叫びが、気になってしまうよ。
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選手育成 (黒部五郎)
2006-07-31 20:36:37
ある紙面でも「2軍の選手育成のまずさ」について同様なコメントが出されていましたが、そこではさらにいわゆる”生え抜き選手”についても言及されていました。



要するに「現在1軍に定着している、いわゆる生え抜き選手について言えば、そのほとんどが逆指名枠で入った選手たちであり、すでに実業団や大学でほぼ完成されていた選手たちである」と。



つまりは「2軍から育成されてきた高卒の若手はもとより、ジャイアンツが球団として育成した選手は現在の主力にほとんど見当たらない」とコメントされていたのです。



かなり乱暴な意見かもしれませんが、「あながち完全否定も出来ない意見だなあ」と思いました。
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ジャイアンツについてこんな企画が ((まめ)たぬき)
2006-07-31 15:14:02
すでにお気づきならごめんなさい。

掲載場所は

http://www.ninomiyasports.com/xoops/modules/news/article.php?storyid=5465

意見募集の〆きりは8月末日だとのことです。

Q1.次のうち、巨人の不調の原因はどこにあると思いますか? (複数回答可)

ア. 首脳陣 イ.選手 ウ.フロント エ.ファン オ.審判 カ.マスコミ キ.そのほか

Q2.Q1.で選んだ理由を詳しく教えてください。

Q3. どうすればその原因を克服できるか、対策はありますか?

メールフォーム

http://www.ninomiyasports.com/xoops/modules/contact/

に上記の答えを記入し、タイトルに「巨人論戦2006」係と明記してご応募下さい。

とのことです。
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>Sango-Q様 (giants-55)
2006-07-30 21:09:30
書き込み有難うございました。



先ず己が戦力の底上げを徹底的に図り、それでも補い切れない部分に付いては、補強に乗り出す。これが真っ当なチームの在り方だと思うのですが、ジャイアンツは安直に補強で急場を凌ぐ事を繰り返し過ぎました。確かに即戦力”と思われる”ベテラン選手の補強で、一時的にはチームを活性化させる事が出来るかもしれませんが、それは所詮カンフル剤に過ぎず、何度も用いる事で結局はチームを駄目にして行ってしまうだけ。



一軍と二軍の連携が悪いというよりも、チーム全体にこれといった方針が無いが故に、育つ者も育たないという面も在る様に思います。



社員を大事にせず、且つ育成を疎かにしている会社は、概して顧客も好い加減に扱っているもの。こういう会社は将来が無いと言っても良いでしょう。ジャイアンツも時間は掛かっても良いので、自前の選手をしっかり育てて欲しい。一軍定着どころか一軍に上がった事も無い様なペーペーのジャイアンツ選手が、さもスター選手然としている環境に在るとしたら、こういった部分からも改めて行かないと、再建への道程は果てしなく遠いと言えるでしょう。
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Unknown (Sango-Q)
2006-07-30 19:54:12
いつからか記憶にないほど長く続く、

「戦力が足りない(

ような気がする)→補強をする→若手の出番がない→若手が育たない→戦力が足りない(ような気がする)

→・・・」の繰り返し。

この悪い連鎖をそろそろやめて欲しいと願っています。

移籍されてきた個々の選手に問題があるわけではありません。

巨人のユニフォームを着た全ての選手を応援したい気持ちはもちろんあります。

けれど自分のチームの戦力は自分達で育てるのが基本であると思います。

高卒、大卒に係わらず丁寧に期待と愛情を込めた育成をして欲しい。むろん2軍のスタッフの方たちはそういった意識で力を尽くされていると思いますが、巨人全体として長期の構想が足りないように感じます。

自チームの選手を育てることはファンを育てることでもあるのではないでしょうか。
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>葉桜様 (giants-55)
2006-07-30 18:39:39
書き込み有難うございました。



ここ数年、ジャイアンツ関連の話には苛立たしさを覚える事ばかりですが、特に今年はその傾向が強いというのも全く困ったものです。



同じ負けでも将来性を感じさせるもので在れば良いのですが、選手起用一つとっても一貫性の感じられない有様では、来季も同じ様な展開になるのではと不安を感じてしまいます。



西村投手、頑張って欲しいですね。緊急登板すると、あれ程迄にパーフェクトなピッチングをする彼が、先発に回るとここぞという場面で打たれてしまうのはどうしたものか。彼には先発投手として大成して貰いたいです。他にも真田投手や辻内投手等、期待している選手は多いんですけどね。
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高卒 (菜桜)
2006-07-30 17:09:29
お久しぶりです。

訪問したくても、あの状態では、書く気にもなりませんでした。おっしゃるとおり、生えぬけ選手も、少なく、育てる事はしないんでしょうか?

広島広陵高校から、入った、西村が、少しやってくれるかなと、期待はしていますが、まず打たなくては、勝ちようが、ないですよね。昨夜の試合などは、やる気あるのと、いいたいですよ~
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チーム方針でしょうが (ハムぞー)
2006-07-30 07:39:33
たしかにご指摘のとおり巨人は高卒選手が少ないですね。



一時期真田投手が先発で投げていた時期がありましたが

「ウチはFAが多いといっても、こうやって高校出生え抜きも活躍できるよ」というメッセージをアマ選手に送っているのかとさえ思っていました。

(その後あまり先発するのを見ませんね)



前々から巨人はF1でいう「フェラーリ」のようなチームではないかと思っています。

「最後に行くチーム」であり「最初から行くチーム」でないような気がします。

もし巨人に入って主力になりたいと思う選手がいたら、まず他球団に入って活躍しFAで行くほうが確実だし大事にしてくれる、そういう理由です。



また他球団からどんどん主力を取ってくるので若手の出番があまりないというのも、その理由です。



「勝たねばならぬ」という呪縛から、即戦力中心に指名するのでしょうが、「生え抜きでファームで鍛えられて、一軍でに上がって主力に」という選手がいないと応援する楽しみも少ないですからね。
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>野球狂様&ハニスポ様 (giants-55)
2006-07-30 02:43:05
書き込み有難うございました。



先ず最初に記述の間違いを御詫び申し上げます。ハニスポ様の御指摘の通り、「ドラゴンズは4名、タイガースは2名、ベイスターズは7名」が正しいです。ドラゴンズに関しては完璧に人数の書き間違い(タイガースも3名とカウントしていたのですが、4名と書き間違いをしていましたが。)で、タイガースに関しては藤本敦士選手(亜大中退)を、ベイスターズに関しては金城龍彦選手(住友金属)を勘違いしてカウントしておりました(^o^;;;。早速訂正させて貰います。御指摘有難うございました。又、誤記が在りましたら、どんどん御指摘下さい。



あくまでも私見ですが、ジャイアンツの歴史を紐解いて行くと、強かった時代には高卒選手がそれなりに主力で頑張っていた様に思うんです。勿論、時代も違いますし、高卒選手だから良いという訳では在りませんが、高卒選手は大卒&社会人選手に比べると概して伸び代と言いますか、未知数の力を秘めている事”も”在り、それが”爆発”した時にはチームにかなりの貢献をして来たというのは、ジャイアンツに限らず他のチームでもまま見られて来た事ではないでしょうか。



”逆指名”の出来ない高卒選手を獲り逃したリスクを恐れる余り、ジャイアンツは大卒&社会人選手中心に獲得する方向に変わって行きました。個人的には同レベルの力を持っていると踏んでいるならば、大卒&社会人選手よりも、伸び代を期待して高卒選手を獲って欲しいのですが、ジャイアンツのフロントも育成下手を自覚しているのかもしれません(苦笑)。



何故かは判りませんが、ジャイアンツ入団から一度たりともジャイアンツを離れずに居続ける末次利光氏。V9戦士の一人では在りますが、この方がスカウト部門に入った頃より、”保守的”な獲得戦略が際立って来た様に感じるのは偶然でしょうか?



幼児から小学生迄を対象にした野球スクール「ジャイアンツアカデミー」が今年発足しましたが、その校長に末次氏が就任しました。と言う事は、昨年には実質的にドラフトには余り関与していなかったのかなあと。だからこそ、高卒の辻内選手を果敢に獲りに行ったのだとしたら、今後のドラフト戦略が変わって行くのではないかと少し期待をしています。
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チーム編成 (ハニスポ)
2006-07-30 01:18:23
お久しぶりです。



ところで、タイガースとドラゴンズとベイスターズの”対象者”の人数についてですが、タイガースは関本内野手(天理高)、浜中内野手(南部高)の計2人、ドラゴンズは荒木内野手(熊本工高)、森野内野手(東海大相模高)、谷繁捕手(江の川高)、山本昌投手(日大藤沢高)の計4人、ベイスターズは金城外野手(住友金属)と村田内野手(日本大)を除く計7人のはずだと思うのですが。



さて、ジャイアンツの”対象者”0についてですが、気になったのでジャイアンツの「移籍選手、外国人選手を除く、高校卒業即入団した選手」を調べてみた所、以下のような結果となりました。(敬称略)

投手(11人)

辻内、桑田、西村、林、真田、酒井、鴨志田、加登脇、木村(正)、東野、平岡(育成枠)

(米独立リーグでプレー経験のある山口(鉄)(育成枠)は除外)

捕手(5人)

村田善、加藤健、原俊、佐藤弘、横川

内野手(1人)

長田

外野手(4人)

斉藤(宜)、山本(光)、鈴木(尚)、十川(雄)

正直、内野手が1人という時点で鬱になりました・・・。



ジャイアンツの高卒選手の少なさについては、1998年秋のドラフト会議で上原投手および二岡内野手の獲得に成功したもの、松坂投手を獲りに行かなかった時にようやく気にし始めました。かつての先発3本柱が3人とも高卒選手だった事もあり、将来のエースとして松坂投手を獲りに行って欲しいと言う思いがあったからです。

この時から「何か讀賣は、(ジャイアンツの新人獲得を)自分とこの新聞の新卒採用と勘違いしてんぢゃねーのか?」と毎年毒づくようになりました。



ただ、ジャイアンツの低迷の元凶は高卒選手の少なさが全てではありません。

それに加え、小久保内野手の離脱およびアリアス内野手の緊急補強で露呈した「(左右とも)大砲タイプの若手の不足(まだ吉川内野手と山本(光)外野手がいるから”不在”ではありません)」に見る、「ドラフトやトレード等、(チームを負けさせるためにやっているとしか思えないような)チーム編成のダメっぷり」こそが低迷の本当の元凶ではないかと思うのです。

確かに讀賣の御上がちょくちょく横槍を入れますが、ジャイアンツのチーム編成スタッフがその事を自らのダメっぷりの言い訳にしているのではないかと思えてなりません。



ドラフト会議(高校生の部)まであと約1ヶ月となりました。ジャイアンツのチーム編成スタッフにはチーム再建のために”まともな”仕事をして欲しいものです。

そして讀賣の御上も、老舗の一流企業らしい”懐の深さ”でジャイアンツの再建を見守ってもらいたいものです。

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Unknown (テルテル)
2006-07-29 23:31:40
おっしゃるとおり、ジャイアンツは、長期的ビジョンに基づくチーム作りができていないと言えるでしょうね。

ただ、この高卒レギュラー0人という状態そのものは、ファームの選手育成能力とスカウティングの問題ももちろんありますが、それよりも巨人のドラフト戦略の方が大きな理由であるように思います。

93年に大学・社会人にのみ逆指名制度(自由枠)ができて以降、ジャイアンツのドラフト1位と2位は、大部分が即戦力と目されるその年の目玉選手を自由枠で獲得しています。

高校生を指名したケースは、95年の原と、寺原を抽選で外した01年の真田・鴨志田だけだと思います。

これは、ジャイアンツというブランド力と経済力(裏金という意味ではなく)、そしてスカウトの方々の努力によって可能となるものです。

やや即戦力に偏りすぎた嫌いはあるものの、仁志・高橋由・上原・二岡・高橋尚・阿部など、自由枠で獲得した選手の多くが現在主力として活躍している事実をみれば、これ自体が間違いだったとは言い切れないと思います。

やはり、今の低迷を招いている最大の原因は、FAとトレードによる無計画な補強の弊害といえるのではないでしょうか?

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その通りです (野球狂)
2006-07-29 21:01:21
 こんばんは!巨人にはビジョンも何もあったもんじゃないですよね。あれだけ高齢化が進んでいるのに、小関やキムタク、終いにはアリアスまで獲得しましたからね。これで、また若手の実戦経験の場がなくなりました。完全に負のスパイラルですよね。



 育成もホントに下手ですよね。固定されているといえば聞こえはいいですけど、野手なんか02年の優勝時と主力メンバーがほとんど変わってませんよね。これで、上原とスンチャンらがメジャーにいったらどうなっちゃうんでしょうか…
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