「妖怪人間ベム」が実写化されるそうだが

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「『仮面ライダーＶ３』（動画）等ＹｏｕＴｕｂｅで無料配信　東映が公式チャンネル開設」（８月１日、ＩＴｍｅｄｉａニュース）

 

東映は８月１日、動画共有サイト「ＹｏｕＴｕｂｅ」内に公式チャンネル「東映特撮ＹｏｕＴｕｂｅ　Ｏｆｆｉｃｉａｌ」を開設したと発表した。特撮ジャンルに限定し、過去のテレビ作品や劇場版作品等を国内ユーザー向けに順次配信して行く。視聴は無料。

 

サービス開始時には「仮面ライダーＶ３」、「仮面ライダーアギト」（動画）、「仮面ライダー響鬼」（動画）、「秘密戦隊ゴレンジャー」（動画）等のテレビ作品１４シリーズ、「宇宙からのメッセージ」（動画）等劇場版作品１５シリーズの他、ネット限定配信ムービーや予告編ムービー等合計１２０本の動画を配信する。テレビ・シリーズは毎週２話ずつ入れ替える。今後は「宇宙刑事シャリバン」（動画）、「キカイダー０１」（動画）、「イナズマン」（動画）、「魔法少女ちゅうかないぱねま！」（曲）等のテレビ・シリーズ作品を順次追加する予定。

 

東映特撮ＹｏｕＴｕｂｅ　Ｏｆｆｉｃｉａｌは、テレビや劇場での放映から３～５年以上経過して放映権が切れた同社のコンテンツを、ＹｏｕＴｕｂｅ上で無料配信して行く。同社は（１）過去のコンテンツを活用した広告収益、（２）無料配信プロモーションを通じた劇場への集客効果、（３）Ｗｅｂ上に違法アップロードされたコンテンツの排除効果を見込む。

 

同社の折坂哲郎・映像版権営業部長は、「配信するコンテンツは順次入れ替え、最終的には当社の全ての特撮コンテンツのＷｅｂ配信を目指す。より多くの人に当社の特撮コンテンツを見て貰う切っ掛けにしたい。」と話している。

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元記事でも触れている様に、東映としてのメリットが在るのは判っているけれど、其れでも同社の決断には「太っ腹だなあ。」と拍手を送りたい。配信初日から「仮面ライダーＶ３」と「人造人間キカイダー」（動画）を視聴しているが、幼少期にリアル・タイムで見ていた番組なので、兎に角懐かしくて堪らない。「仮面ライダー」（動画）や「変身忍者　嵐」（動画）、「ロボット刑事」（動画）等の配信が待ち遠しい。

 

「懐かしい。」と言えば、アニメ「妖怪人間ベム」が実写化されるとか。「妖怪人間ベム」（動画）は「黄金バット」（動画）と並び、絵のタッチが実にバタ臭く、子供の頃に良く見ていたアニメ。（「妖怪人間ベム」というタイトルの割には、子供の姿をした妖怪人間「ベロ」が主役だったのは不思議でならなかったっけ。）「早く人間になりたーい！」という彼等の台詞は、当時の子供達が１度は真似した程。最近ではＣＭでパロディー化されたし、「怪物くん」の実写化で成功した日本テレビとしては、「妖怪人間ベム」の実写化で二匹目の泥鰌を狙ったという事だろう。

 

【「妖怪人間ベム」：左からベラ、ベロ、ベム。】

 

肝心のキャスティングだが、「ベム＝亀梨和也氏、ベラ＝杏さん、ベロ＝鈴木福君」なのだそうだ。「亀梨氏がベム！？」と非常にミスマッチな感は否めないけれど、抑は「亀梨氏の主役が先ず在りき。」の企画なのだろう。野球を愛する彼には頑張って貰いたいけれど、何しろ「主役を張った番組が、悉く低視聴率に終わる。」という嫌なジンクスが彼には在るだけに、心配は心配。

 

今が旬の鈴木福君をベロ役にというのは判らないでも無いし、ベラ役を杏さんというのも亀梨氏のベム役よりは抵抗が無い感じがする。でも「もっと良いキャスティングが在るんじゃないかなあ？」という思いは、正直在る。其処で２年前の記事「『マジンガーＺ』を実写化した場合　Ｐａｒｔ１＆Ｐａｒｔ２」に倣って、「自分が考える実写版『妖怪人間ベム』のキャスティング」を“御遊び”で考えてみた。

 

先ずはベムだが、一昔前ならばオスマン・サンコン氏（真顔だと、結構凄みが在るので。）に此の役をオファーしたい所だが、今ならばダンテ・カーヴァー氏が適任か。

 

ベラ役に関しては、一昔前なら誰しもが五輪真弓さんを思い浮かべたろうが、今だとりょうさんが似合いそうな気がする。

 

そしてベロだが、鈴木福君で無ければ加藤清史郎君を推したい所だが、敢えて奇を衒えば「子役」では無い、「大人の役者」の阿部サダヲ氏が演じるベロを見てみたい。目の感じがベロそっくりだし、芸達者な彼ならば難無くベロを演じ切ってしまいそうだから。