ラムタラが9月にイギリスの生産者に売却される事となった。と書いても、競馬に全く興味が無い方にはチンプンカンプンな話かもしれない。ラムタラとは馬名で、アラビア語で「見る事が出来ない(程速い)」という意味。この馬はドバイの王家が嘗て所有していたのだが、史上初めて無敗で"ヨーロッパ三冠を達成したばかりか、4勝4敗の戦績で引退、即ちこれだけの実績を残しながら無敗で現役を終えた凄い馬なのだ。
”奇跡の馬”や”神の馬”等、美名に彩られたラムタラが引退した際、種牡馬としての期待は非常に高かった。「G1馬を大量に輩出しているサンデーサイレンスを凌ぐ種牡馬になるのではないか。」といった声も在った。だからこそ、その競り落としは苛烈さを増し、1996年に北海道新ひだか町の生産者グループが競り落とした金額は、当時の日本競馬史上最高額の3,000万ドル(当時のレートで約33億円)という破格なものだった。
競馬は大好きなものの血統等の詳細は全く判らない自分ですら、このニュースには心を時めかせ、彼の産駒がレースに出始めた頃は期待して買い続けていた。しかし・・・。
サンデーサンレインスがダンスパートナーやバブルガムフェロー、スペシャルウィーク、ゴールドアリュール、スティルインラブ、そして今や”向かう所に敵無し”とさえ言われているディープインパクト等の数多くのG1馬を輩出したのに対し、残念ながら現在の所ラムタラはG1馬を輩出していない。重賞レース優勝馬も僅か2頭だけとか。奇跡の馬も、種牡馬としては奇跡を起こせなかったという事か。父親は凄かったが息子は・・・というのも、どこぞのプロ野球チームで「球団代表特別補佐」なる訳の判らないポジションに居るJr.を思わせる話だ。
産駒の成績が振るわないという事で、競り落としから10年目にしてイギリスの生産者に売却される事となった訳だが、その売却額は24万ドル(約2,730万円)と購入額の100分の1を下回るものだとか。彼に泣かされた競馬ファンは自分を含め結構居るとは思うが、イギリスに渡って何とか名誉挽回を図って貰いたい。
”奇跡の馬”や”神の馬”等、美名に彩られたラムタラが引退した際、種牡馬としての期待は非常に高かった。「G1馬を大量に輩出しているサンデーサイレンスを凌ぐ種牡馬になるのではないか。」といった声も在った。だからこそ、その競り落としは苛烈さを増し、1996年に北海道新ひだか町の生産者グループが競り落とした金額は、当時の日本競馬史上最高額の3,000万ドル(当時のレートで約33億円)という破格なものだった。
競馬は大好きなものの血統等の詳細は全く判らない自分ですら、このニュースには心を時めかせ、彼の産駒がレースに出始めた頃は期待して買い続けていた。しかし・・・。
サンデーサンレインスがダンスパートナーやバブルガムフェロー、スペシャルウィーク、ゴールドアリュール、スティルインラブ、そして今や”向かう所に敵無し”とさえ言われているディープインパクト等の数多くのG1馬を輩出したのに対し、残念ながら現在の所ラムタラはG1馬を輩出していない。重賞レース優勝馬も僅か2頭だけとか。奇跡の馬も、種牡馬としては奇跡を起こせなかったという事か。父親は凄かったが息子は・・・というのも、どこぞのプロ野球チームで「球団代表特別補佐」なる訳の判らないポジションに居るJr.を思わせる話だ。

産駒の成績が振るわないという事で、競り落としから10年目にしてイギリスの生産者に売却される事となった訳だが、その売却額は24万ドル(約2,730万円)と購入額の100分の1を下回るものだとか。彼に泣かされた競馬ファンは自分を含め結構居るとは思うが、イギリスに渡って何とか名誉挽回を図って貰いたい。

3000万ドルで購入して24万ドルで売却ですか・・・競馬界には馬券とは別のところで、こういう生産者サイドの「ギャンブル」が存在してるんですね。
サクラローレルが私のお馬さんだったんですけど、勝ちすぎてオッズ低くなってやめましたね(笑)
ディープインパクトもサンデー産駒とは知らんぐらい疎くなってしまいました。
ラムタラの強さが子供に遺伝しなかったことは残念です。ほんまどこかのJrとかどこかの監督のゲフゲフン
ディープが凱旋門賞行きますが、勝ってほしい希望とその後がどうなるのか楽しみであります。
ラムタラもこれからとんでもない産駒が出てきたら面白いです。
サンデーサイレンス産駒と言えば幾らでも思い浮かぶのに、ラムタラ産駒では本当にパッと浮ばないですよね。
約33億円という破格の購入値で北海道新ひだか町の生産者グループが競り落とした訳ですが、この資金調達として約46億円(1億1,300万円x41株)という、これ又前代未聞のシンジケートが組まれたというのも当時かなり話題になりました。ギャンブルと言うには余りにリスキーだなあと思っていたのですが、やはり・・・。
ラムタラの輸入が決まった当時、大騒ぎのなかでかき消されてしまった観があるのですが、専門家の間では
「ノーザンテースト系の血が濃すぎるのでは」と心配する声がありました。実際に血統が産駒の成績にどう影響するのか、そしてしたのか、詳しいことは分かりませんが、杞憂が当たってしまった点もあったのでしょうか。
ちょっと前までは種牡馬として失敗すると「処分」
された名馬がかなりいたのですが、最近は欧米の競馬関係者も目を光らせているので、欧州で新たな可能性が開けたのはいいことです。今後の産駒に注目したいですね。
懐かしく拝見しました。
当時大ニュースでしたよね。
それでも3000万近くにはなるのですね。
もしかして隔世遺伝ですごいのが出るかもしれない、
なんて思ったりしますが、
33億も出してるのですもの、
そんな余裕はないかもしれないですね。