2月26日の週刊ベースボールONLINEに、「『30本以上放った生え抜き和製大砲』が最も長く出ていないのは何処?」という記事が載っていた。此の記事によると、12球団の生え抜き選手が“シーズン30本塁打を放った最後の年”は、次の通り。
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=セ・リーグ=
ジャイアンツ:2019年(坂本勇人選手[40本]、岡本和真選手[31本])
スワローズ:2019年(村上宗隆選手[36本]、山田哲人選手[35本])
ベイスターズ:2018年(筒香嘉智選手[38本])
カープ:2018年(丸佳浩選手[39本]、鈴木誠也選手[30本])
ドラゴンズ:2006年(福留孝介選手[31本])
タイガース:1985年(掛布雅之氏[40本]、岡田彰布氏[35本])
=パ・リーグ=
ライオンズ:2019年(山川穂高選手[43本]、中村剛也選手[30本])
ホークス:2019年(松田宣浩選手[30本])
バファローズ:2017年(T-岡田選手[31本])
ファイターズ:2015年(中田翔選手[30本])
マリーンズ:1986年(落合博満氏[50本])
ゴールデンイーグルス:創設(2005年)以来、30本塁打達成者無し。
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生え抜き選手が30本塁打を最も長く記録していないのはタイガースで、最後に記録されたのは35年前の1985年。伝説の“バックスクリーン3連発”が放たれ、タイガースが日本一になった“彼の年”だ。以降、2005年に今岡誠氏が29本塁打を放ったのが、30本塁打に一番近付いた年だとか。
次に長い記録を有しているのはマリーンズで、1986年に落合博満氏が50本塁打を放ってから、34年間現れていない。以降、1995年と1998年に初芝清氏が其れ其れ25本塁打放ったのが、30本塁打に一番近付いた年。
「各チームで最多本塁打のタイトルを最後に獲得した生え抜き選手」というのも紹介されている。
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=セ・リーグ=
ベイスターズ:2016年(筒香嘉智選手[44本])
スワローズ:2015年(山田哲人選手[38本])
カープ:2005年(新井貴浩氏[43本])
ジャイアンツ:2002年(松井秀喜氏[50本])
ドラゴンズ:1996年(山崎武司氏[39本])
タイガース:1984年(掛布雅之氏[37本])
=パ・リーグ=
ライオンズ:2019年(山川穂高選手[43本])
バファローズ:2010年(T-岡田選手[33本])
ファイターズ:2006年(小笠原道大氏[32本])
ホークス:2005年(松中信彦氏[46本])
マリーンズ:1986年(落合博満氏[50本])
ゴールデンイーグルス:創設以来、達成者無し。
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生え抜き選手が最多本塁打のタイトルから最も遠ざかっているのもタイガースで、36年間も現れていない。次に長いのは矢張りマリーンズで、34年間となっている。
「本塁打を多く放つ選手が存在すれば、其のチームは強い。」という訳では必ずしも無いけれど、でも強いチームになれる可能性は高くなるだろう。タイガースとマリーンズに、そういう選手が早く現れる事を、プロ野球ファンの1人として強く望む。