今年の日本シリーズも、昨日で閉幕。先ずは、ジャイアンツ及びファイターズの首脳陣&選手達に一言。
3月30日から昨日迄の約7ヶ月間、本当に御疲れ様!
そしてジャイアンツの首脳陣&選手達に対し、改めて一言。
3年振りの日本一達成、本当に有難う!!!
日本シリーズが開幕する前、「ジャイアンツが日本一になる場合は4勝1敗、ファイターズが日本一になる場合は4勝2敗。『4勝0敗』は在り得ても、『4勝3敗』という接戦は無い。」と自分は予想した。結果的にはジャイアンツの「4勝2敗」で終わった訳だが、正直に言えば「ジャイアンツが4勝1敗で日本一になるだろう。」という思いが強かった。「両チーム共に投打のバランスが取れていて、非常に似通ったチームで在り、こういうケースは得てして接戦にはならず、一方的な結果になる事が過去には結構在る。「其れならばクライマックスシリーズのファイナル・ステージを苦しみ抜いて勝ち上がり、勢いの付いた状態でシリーズに突入したジャイアンツが、一方的に勝ち抜くのではないか。」と思ったからだ。第1戦&第2戦をジャイアンツが連勝した際には、「此れは、4勝0敗で日本一かな。」とも。しかし・・・。
レギュラー・シーズンで、ジャイアンツが最も苦しまされたチームはドラゴンズだったと思っている。投手陣の素晴らしさも然る事乍ら、最後の最後迄勝負を捨てない、実に粘っこい打線は本当に脅威だった。「少しでも隙を見せたら、猛反撃して来る。」という恐怖心を何度も何度も味わわされたが、第3戦以降のファイターズは、正にドラゴンズ其の物に感じた自分。
第5戦はファイターズのみならず、ジャイアンツにも後味の悪さが残る試合だった。明らかな「誤審」には憤りを覚えたし、ファイターズの選手達や其のファンの気持ちを思うと、ジャイアンツの勝利を素直に喜べなかった。だがしかし、「諸々の情報から判断して、ジャイアンツに非が在る誤審では無い。」と思っているし、スーパーサウスポーあさちゃん。様が記事で書かれた様に「誤審が無かったとしても、ジャイアンツの勝利という流れは変わっていなかった。」と自分も判断している。「何でも彼んでも、ジャイアンツがする事全て悪い!」といった理屈無き人達からは、「インチキして得た日本一。」なんぞという批判も上がるだろうけれど、そんな批判は一切気にする必要無し。ジャイアンツもファイターズも必死で闘い抜き、其の結果として勝ち取った日本一で在り、何等恥じる事は無い。堂々と胸を張って、日本一達成を誇って良い。そうじゃないと、逆に日本一になれなかったファイターズに失礼だとも思うし。
昨日の第6戦、ジャイアンツの先発・澤村拓一投手は、初回から好投を見せていた。一方、ファイターズの先発は武田勝投手。第2戦では敗戦投手になったものの、6回を投げ抜いて1失点という好投だったので、昨日の先発を自分は恐れていた。だから、2回で3失点という乱調は非常に意外な結果。
澤村投手がスイスイと投げ続けていたので、「今日で日本一だな。」と左団扇で中継を見ていた。3回以降、ずっとジャイアンツが加点出来なかったのは気になっていたが・・・。
6回表のファイターズの攻撃、2死1&3塁から中田翔選手が(澤村投手から)同点3ランを放った際、背筋がぞっとした。「流れが変わったな・・・。」と思ったからだ。
死球の影響が残るで在ろう中、そして自チームが追い込まれた中、同点3ランを放てる中田選手というのは凄い。又、そんな彼を使い続け、一流選手に育て上げた栗山英樹監督も立派。タイガースの監督時に「何であんな奴を使うんだ!」と非難を浴び続け乍ら、鳥谷敬選手を一流選手に育て上げた岡田彰布氏とオーヴァーラップする。
レギュラー・シーズンでは、「14勝5敗、防御率1.71。」という素晴らしい成績を残した(ファイターズの)吉川光夫投手。しかし今回の日本シリーズでは、「0勝2敗、防御率12.15」と散々な結果に終わってしまった。ファイターズ・ファンもそうだろうが、何よりも吉川投手自身が一番悔しい思いだろうけれど、此の悔しさを発条にして、更に凄い投手になって欲しい。「『シーズン中は良い結果を残すも、此処一番では勝てない、非常に勝負弱い投手。』と自分が何年も批判し続けて来たが、今シリーズではMVPに輝く迄になった成長した内海哲也投手。」という良い御手本も居るのだし。頑張れ!!
私は阪神ファンですが、決してアンチジャイアンツではありません。こころから、祝福します。
セリーグは巨人、中日の2強にヤクルトがからむ、という構造がしばらく続きそうですね。
わが阪神タイガースは、あまり希望が持てそうにありません。アメリカで夢破れた選手をあてにするようではいけません。藤浪をとりましたが、はたして阪神に育てられるかです。
祝福の御言葉、感謝に堪えません。又、雫石様は何事も是々非々で判断して下さる方と十二分に判っておりますので、御安心下さい。
ジャイアンツ、今季は上手く嵌りましたが、「来季以降も安泰か?」となると、少なくとも「今季程上手く嵌るのは難しいだろうなあ。」と感じています。他の5チームのマークも相当厳しくなるだろうし、チームの軸たる阿部選手の成績も今季よりは可成り落ちると思われますので。
以前にも記事で書いたのですがジャイアンツは、1軍の試合で使えそうなキャッチャーの平均年齢が高く、阿部選手の後というのが見受けられない状況で、「阿部選手こけたら、チームもこける。」という危うさを有している。キャッチャーの育成は多くのチームが抱えている課題ですが、ジャイアンツは特にそうでしょうね。
又、菅野投手の扱いを原監督が誤った際、チームに不協和音を生じる可能性も懸念されます。兎にも角にも、今季のジャイアンツは上手く行き過ぎた嫌いは否定出来ません。
逆にタイガースの場合は、余りにも悪い目が出過ぎた気がしています。前任者の真弓監督に比べると、和田監督の采配自体にはそんなに問題が在ったとは感じておらず、“血の入れ替え”さえ上手く行けば(雫石様が指摘されている様に、“昔の名前”だけに頼った選手の獲得は止めた方が良いと自分も思っています。)、今季の様な事は無いのではないかと思っています。
何と言っても、藤浪投手の獲得は大きい。プロで1年間遣って行くには、もう少しガッシリした方が良い様には思うけれど、非常に良い素材で在るのは確か。先ずは2軍で徹底的に鍛え上げ、オールスター明け位を目安に、1軍で投げさせてみたい。彼と菅野投手が伝統の一戦で投げ合う・・・凄く楽しみです。
ところで、今朝のスポーツ紙に(ジャイアンツの)東野投手がトレード要員となっているとの報道が在りました。此の2年間の成績を考えると、トレード要員として名前が上がるのも判らなくは無いけれど、素材を高く買っているし、出来るだけ多くの生え抜き選手でチーム構成して欲しいという思いからも、何とかもう1年様子を見て欲しいです。
私も阪神ファンですが、雫石さんほど心が広くないので、ちょっぴりアンチ・ジャイアンツです(笑)。
でも、日本一強い巨人軍だからこそ、余計に闘志が湧くというもの。
来年こそ打倒巨人! 阪神はじめセリーグ各チームも、日ハムもそう思っていることでしょう。今のうちにせいぜい美酒を味わっておいてくださいね。
ちなみに今、「だとうきょじん」で変換したら、第一候補に妥当巨人と出ました。ワードよお前も巨人ファンか!
傲慢さを感じさせるジャイアンツの数々の行いを思えば、アンチ・ジャイアンツと称される人達の怒りの深さも理解出来ます。傲慢さを具現化した様な爺さんが、ジャイアンツには君臨していますしね。
「ジャイアンツだけが強ければ良い。」とは全く思わないけれど、「強いジャイアンツが在った上で、他のチームが其のジャイアンツを遮二無二なって倒しに掛かる。」という構図は、良くも悪くも球界を活性化させるとは思っています。そんな中でジャイアンツが負ければ、ジャイアンツ・ファンとしては悔しいけれど、逆に勝てば喜びは倍増。
来季、ジャイアンツが連覇を果たすのは、非常に困難さを伴うと覚悟しています。何はともあれ、良い試合を多く見たいですね。
なにはともあれ、逆境に強かった原巨人に「ありがとう」。日曜日はチョット頭がガンガンしましたが、心地よい二日酔いでした(笑)。
終わってみれば、「逆境に強かった。」と言えるジャイアンツ。日本一になってくれたから良かったものの、ファンとしては胃が痛かった。
レギュラー・シーズンでは今一つだった澤村投手も、CS&日本シリーズでは頑張りましたね。矢野選手もそうですが、何か賞を上げたかった。
「何でスタメン!?」と疑問在り在りだったけれど、結果としてスタメン起用がドンピシャと当たったボウカー選手とエドガー選手。共に活躍したのは日本シリーズだけだったと言える状況だったけれど、報道によるとボウカー選手は残留の可能性が在りそうだけれど、エドガー選手とは契約を結ばないとか。東野選手のトレード報道と言い、勝負の世界は厳しいですね・・・。